「トレーニング」と一致するもの

ルーズショルダーはインナリングで防ごう

ルーズショルダーはインナリングによって防げる!

野球肩になってしまう原因はいくつもあるわけですが、その中の一つとしてルーズショルダーというものがあります。ルーズショルダーとはその名の通り、肩関節が緩くなってしまっている状態のことです。

ルーズショルダーになると野球肩になりやすいのはもちろん、最悪の場合投球中に脱臼してしまうことも稀にあります。ですので肩が痛くてルーズショルダーだと診断された場合は酷くなる前に、肩のコンディショニングを丁寧に行っていく必要があります。

野球肩と走り込み

スポーツ科学を学ぶという意欲さえ見せない野球指導者たち

先日、僕が監修する『よくわかる!投球障害予防改善法-徹底解説ビデオ』をご購入いただいた親御さんからこんなLINEをいただきました。

「中二の息子がクラブチームで肩が痛いと訴えたら、走り込みが足りないからだと言われ、2時間ほど延々と走り込みをさせられました。そして翌日になるとそのせいで膝の痛みまで訴えるようになりました」

TeamKazオンライン野球塾

世の中には胡散臭いイップス治療もあるので御用心!

僕がレッスンをするオンライン野球塾では、イップスの改善も行っています。2010年以降たくさんの選手のイップスを改善させてきましたが、レッスンによってイップスがまったく改善しなかった方はこれまで1人もいらっしゃいませんでした。

ではなぜ僕のレッスンではイップスを着実に改善させていくことができるのか?その理由は決して難しいものではありません。イップスをメンタルの問題ではなく、技術的問題だと捉えているためです。

年々増え続けて行く盗撮被害

女子競技だけでなく、甲子園でもよく問題になるのが悪質なカメラマンによる盗撮です。甲子園であればチアリーダー、オリンピックであればビキニのようなウェアを着た女子アスリートが盗撮され、それを性的な目的としてインターネットなどにアップロードされる被害は減らないどころか、年々増え続けています。そしてその手口も年々巧妙になっているようです。盗撮は本当に卑劣な行為でしかありません。

盗撮を楽しむ人間からすれば「性的対象となりうるウェアを着るのが悪いし、客席から写真を撮ることは犯罪ではない」という言い分なのでしょう。しかしこれは当人たちの性格同様に捻くれた論理です。

チアリーダーたちは毎日練習やトレーニングを頑張って、甲子園などで選手たちを応援する旗振り役を務めています。このチアリーダーたちの努力は球児同様です。ちなみにアメリカなどではチアリーディングはものすごくアクロバティックで、全国大会ともなると本当にアスリートとまったく変わりません。

ビキニのようなウェアを着ている女子アスリートにしても、少しでも良い数字を出すためにそのような限りなく空気抵抗が小さいウェアを着ているんです。何も盗撮してもらいたいから短いウェアを着ているわけではありません。彼女たちは肌の露出が多いウェアを着ることによって誰にも迷惑をかけていないし、誰かを不快にしているわけでもありません。しかし盗撮カメラマンはただただ迷惑でしかありません。

チアにしてもアスリートにしても弛まぬ努力を続け、パフォーマンスによって人々に勇気や希望を与えています。僕自身ダーリャ・クリシナという選手の大ファンで、昔から彼女のジャンプに魅了されています。彼女のジャンプを見るためだけに競技場に行ったことだって何度もあります。そして最近発売されたばかりの彼女の本も読みました。

例えばファンからしたら、大好きな女子選手の写真が性的な目的で使われることは本当に許せません。でもこれは変態カメラマンだけに限ったことではありません。スポーツ紙やテレビカメラだって、「そんなアングルから撮る必要はない!」というショットを頻繁に出して来ます。さすがにNHKの甲子園中継ではそんなショットはないとは思いますが、僕が寝ずに見てしまう世陸の中継などでは、けっこうそのような悪質なショットがあります。

甲子園で汗を流しながら一糸乱れぬ振り付けを見せて選手たちに勇気を与えているのは、当然ですが全員高校生です。大の大人が何十万円もするような高価な望遠レンズを使って彼女たちを盗撮するという行為には、本当に怒りしか感じません。盗撮されているのが自分の娘さんだったらどうでしょうか?

僕は野球場で、実際にチアを盗撮しているカメラマンに注意をしたことがあります。デジタル一眼レフなので、ちょっとモニターを覗けばどんな写真を撮っているのかが分かります。「そういうの撮るのやめろよ」と言うと、逆ギレされました。ですのでスマホで盗撮犯の顔写真を撮り、警備員に確認してもらい追い出してもらいました。

もしかしたら僕が関係者として球場にいたからだったかもしれないのですが、でも警備員も追い出すのに慣れているようでした。恐らく地方大会であっても、そういう変態カメラマンが後を断たないのでしょう。

盗撮の心配をしながら本領を発揮することなんてできない!

例えばお酒を買う時はIDの提示を求められることがあるわけですが、競技場でも「撮影したデータを確認させていただくことがあります」という内容に強制的に同意させた上で入場してもらう、という対処も必要なのではないでしょうか。

僕が大好きな陸上でも、女子アスリートの盗撮被害は大きな問題になっています。アマチュアカメラマンだけではなく、テレビ局のカメラにも選手たちから苦情が入っているほどです。

果たして「今盗撮されているかもしれない」と心配ながら、女子アスリートたちは実力を発揮することができるでしょうか?中にはそれが大きなストレスになって、実力を発揮できないまま敗退してしまった選手だっていたはずです。

女子野球の場合は肌が露出するようなユニフォームではないため、そのような盗撮被害はほとんどないとは思います。ですがチアリーダーに関しては、野球場ではもう長い間被害者となり続けています。高野連はこれに対してもしっかりと対処して行く必要があるのではないでしょうか。しかしここまでのところ、何らかの対処がなされたという話は聞きません。

僕の生徒さんの多くの方はご存知の通り、僕は野球肩経験があるため自分で野球をプレーすることはありません。というよりは、やりたくでもできません。そのため自分では幅跳び選手としてスポーツを楽しんでいるのですが、そこで知り合った女子アスリートたちと話していると、やはり盗撮被害を実感している選手は多いようでした。

甲子園のチアリーダーと話したことはほとんどないのですが、しかし高校生では被害にまったく気付くことができないというケースも多いのではないかと考えられます。16〜18歳くらいの高校生では、球場にはそういう変態カメラマンが大勢いるなんていう発想を持つことはできないと思います。だからこそこのような盗撮は悪質極まりないとしか言いようがないのです。

望遠レンズの持ち込みは許可制にすべきかもしれない

今回のコラムは野球技術とはあまり関係のない内容でしたが、しかしコーチとして球場に行くと実際に感じられた、気分がとても悪くなる悪質な行為としてご紹介させていただきました。選手たちの姿を撮影しながら、時々チアリーダーの元気な姿を写すことはまったく問題ないと思います。しかし変態カメラマンのレンズはチアリーダーにしか向けられていないのです。

お酒を買う時にIDをチェックされるように、球場で望遠レンズを使っていたらIDチェックをするというルール作りも必要なのではないでしょうか。はっきり言って高校野球のチアリーダー盗撮に関しては、ほとんど無法地帯であるように見えます。だからこそ高野連はもっと実効性のある明確なルールをチケット販売時に設けるべきだと思います。

個人的には望遠レンズの利用はID提示必須の許可制にすべきだと思います。そしてチアリーダー、女子アスリートたちの被害をなくすためにも、盗撮には罰則を設けるべきです。例えばディズニーランドでは、著しくルールを破った人は一生涯ディズニーランドに出入り禁止になるのだそうです。

野球場や競技場もこれくらいの措置を施して欲しいものです。盗撮カメラマンにチケットを購入してもらえなくても、大会運営にはまったく差し障りもないと思います。

昨年以降はコロナ禍の影響で僕も野球場には行けていないのですが、このパンデミックが収束したら、悪質なカメラマンに気分を害されることなく球場で仕事ができる日が来ることを願うばかりです。

筋肉痛は怪我ではないけど無理をすべきでもない

今回は「野球選手と筋肉痛」について少し考えていきたいと思います。強度の高いトレーニングなどをすれば、現役選手であっても筋肉痛になることはあります。筋肉痛は決して怪我というわけではありませんが、しかしだからと言って無視をすべきでもありません。

通常筋肉痛は放っておいても2〜3日で治ると思います。しかし気をつけたいのは、筋肉痛は怪我とは言えないものの、痛いという事実に変わりはないという点です。痛いと感じている時点で、いつも通りのフォームで投げることはできません。ですので筋肉痛の中無理して投げるよりは、まずは筋肉痛をできる限り早く治すということを優先していくべきです。

下半身の筋肉痛であれば土台で踏ん張れない分、上半身で投げざるを得なくなってしまいます。逆に上半身が筋肉痛であれば可動域が狭まり、投球時に肘が下がる可能性が非常に高くなります。

筋肉痛ではフォームの再現性を高めることはできない

野球の練習で非常に重要なのは再現性を高めることです。つまり、いつでも「まったく同じ良いフォーム」で投げられるようにするということです。しかし筋肉痛の状態ではそれができなくなってしまいますので、筋肉痛の状態で投げ続けてしまうと、「筋肉痛があるという前提で投げるフォーム」を体を覚えてしまうことになります。つまり、良くないフォームを覚えるための練習になってしまう、ということですね。

動いていればまったく気にならない程度の軽い筋肉痛であれば、運動強度を落としてピッチングを続けても良い場合もあります。しかし投げたり打ったりする中で痛みを実感するレベルの筋肉痛の場合は、投球は一旦お休みして、まずはより早く筋肉痛を治すための有酸素運動などを重点的に行うのがベストです。

筋肉痛が嫌いで筋トレをしないプロ野球選手もいる?!

プロ野球選手の中には、筋肉痛を嫌うあまり筋トレを一切行わないという選手もいます。例えば埼玉西武ライオンズの中村剛也選手などはそのひとりです。野球で使う筋肉は、野球の動作で鍛えていく、という考え方ですね。

僕はプロコーチとしては、強度の高い運動にも耐えられるプロテクターを作るためには筋トレは必要だと考えています。球速をアップさせる目的で筋トレを行うべきではありませんが、動作改善によって球速がアップした時の衝撃に体が耐えられるように筋トレをしておくことは必要です。

しかし筋トレといってもダンベルを持ち上げるだけが筋トレではありません。例えば小学生の場合はピッチャーの球速は速くても100km程度だと思いますが、100kmのボールを打った時の衝撃にも耐えられるように、バッティングセンターでは時々120kmを打つ練習も取り入れる、というのも一つの筋トレの形です。

ピッチャーならば通常はJ号を使うところ、M号を少し力を抜いて投げることによって肩の筋肉を鍛えるというやり方もあります。スポーツショップに行くと通常よりもかなり重いトレーニング用の野球ボールも市販されていますので、そのようなアイテムを使うのも良いと思います。

トレーニングボール

また、筋肉痛の時はそのような重いボールを軽く投げることによって筋肉をほぐしてあげる、というコンディショニングも効果的です。軽く投げる動作であれば、その動作を筋肉が覚えることもないため、筋肉が間違った動作を覚えることによってフォームを崩してしまう危険性もありません。

ということで野球選手が筋肉痛になった場合は、まずはしっかりと有酸素運動を増やして早く治すというアプローチと、重いボールを使って筋肉をほぐしてあげるという作業が効果的ですので、筋肉痛の時は無理して投げるのではなく、これらのアプローチによってまずはコンディショニングを優先するようにしてください。

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野球選手と腕立て伏せ

今回は「野球選手と腕立て伏せ」というテーマで書き進めてみたいと思います。このテーマでは以前も「野村克也監督は江夏投手の肘痛を腕立て伏せで治した?!」でも書いたことがあるのですが、今回はまた違った視点からのレポートとして書いてみたいと思います。

僕はコーチなので、自分で野球をすることはありません。プロ野球選手や子どもたちのコーチングをする際にキャッチボールや投球練習の相手をしたり、バッティングピッチャーを務めたり、ノックを打ったりという程度です。そのため今はガッツリとした内容でトレーニングをすることはないのですが、それでも基本的なトレーニングは続けています。

例えば腕立て伏せは1日おきに100回ずつ、週に計300〜400回やるのですが、今回は普通に腕立て伏せをやるのと、腕立て伏せバーを使った時の違いについて少しレポートしてみたいと思います。

野球選手が腕立て伏せをするなら腕立て伏せバーは絶対必要

結論から言うと、野球選手なら腕立て伏せバーを使うことを強くお勧めします。その理由はやはり、腕立て伏せバーを使った方が肩甲骨を深く動かすことができるため、野球動作に効果的に使える筋肉を作っていくことができます。腕立て伏せバーを使ったフォームに関してはこちらのページをご参照ください

一方バーを使わない普通の腕立て伏せの場合、バーを使った時よりも肩甲骨の動きは浅くなるため、バーを使わない腕立て伏せは、野球選手はあまり多くはやらない方が良いと言えます。

腕立て伏せ中に肩甲骨が深く動かないと言うことは、肩甲骨をあまり動かさない筋肉を作ってしまうことになります。肩甲骨の可動性が低下してしまえば、ピッチングでもバッティングでもパフォーマンスは低下してしまいます。

バーを使わない腕立て伏せにもメリットはある

ただ、上腕三頭筋(球速をアップさせるために使っていく筋肉の1つ)に関してはバーを使った時よりも、バーを使わない腕立て伏せの方が負荷をかけていくことができます。

僕自身バーありと、バーなしの腕立て伏せを自分でやって検証して行った結果、しっかりと正しいフォームで腕立て伏せをしていても、上腕三頭筋への負荷は、バーがない方がいつでも大きくなりました。翌日の筋肉の張り方も全然違います。

バーを使った場合は肩甲骨付近に最も張りが出て、上腕三頭筋に気になるほどの張りが出ることはありませんでした。もちろん回数によっては張りを出すことはできますが、しかし肩甲骨付近に出る張りよりはやはり小さいものでした。

一方バーを使わない腕立て伏せの場合、肩甲骨付近に張りが出ることはほぼありませんでした。しかしその代わり上腕三頭筋の張りが強くなります。これらは1回だけ検証したわけではなく、同じ体のコンディションをそれぞれ作って複数回僕自身の体を使って検証した結果です。

それに加え、手首の負荷はバーを使った時の方が圧倒的に小さくなりました。これはもちろん、バーを使えば手首の屈曲が小さくなり、使わない時は常に手首を90°に曲げて上げ下げしなければならないためです。ですのでバッティングで手首に不安がある選手は、腕立て伏せはバーを使ってやった方が良いと言えます。

野球選手と腕立て伏せに関するまとめ

野球選手にとって肩甲骨の可動性は非常に重要ですので、基本的にはバーを使うべきだと思います。ですが上腕三頭筋が最も鍛えたい箇所である場合は、バーなしで腕立て伏せをすることもありだと言えます。

ただしその場合でも肩甲骨を硬くしてしまうことだけは避けたいので、バーなしで腕立て伏せをやったあとは、このようなストレッチングツールを使っていつも以上に肩甲骨付近のストレッチングを入念に行うようにしましょう。

悪いのはエラーを繰り返す子?それともコーチ?

少年野球チームでコーチをする際、まず気をつけなければならない点があります。それは、いきなり数をこなす練習は絶対にさせない、という点です。これをやってしまうと投げるにしても、打つにしても、守るにしても、走るにしても、上達までに時間がかかってしまうばかりか、遠回りさせてしまう危険性さえあります。

例えば守備で見ていきましょう。多くの少年野球チームが午前中から夕方まで、長すぎる練習時間で子どもたちを拘束しているわけですが、その練習時間の中で休憩を挟みながらも、合計1時間も2時間もひたすらノックを繰り返すチームがあります。

野球の基本は守備から、という考え方は理解できますし、守備力の強化はチーム力アップにもつながります。この点に関しては僕も異論はないわけですが、しかしただひたすらノックを続ける練習に関しては異論だらけです。

子どもたちに対しまずやらなければならない指導は、ノックのような数をこなす練習ではなく、ファンダメンタル(基本動作)の徹底です。ファンダメンタルが徹底されていない状態では、いくらノックを打ってもなかなか上達しませんし、間違ったグラブの使い方、間違った捕球姿勢、間違ったステップ、間違った投げ方によってエラーを繰り返してしまいます。

そうしてエラーを繰り返していると、挙げ句の果てにはコーチから怒鳴られてしまいます。その子はその子なりに一生懸命頑張っているのに、正しいファンダメンタルを教え込まれていないためにエラーを繰り返し、コーチに怒られてしまいます。悪いのはエラーをしているその子ではなく、その子にファンダメンタルを指導していない監督・コーチの怠慢です。

日本とアメリカの少年野球の指導法の違い

日本の野球塾の指導法

ファンダメンタルが身に付いていない状態でノックを繰り返しても、守備が上手くならない動作を繰り返すだけの練習になってしまい、いつまで経ってもエラーが減ることはありません。逆に正しくないその動作が体に染み付いてしまい、良い動作に直していく際に癖が抜けずに時間がかかってしまうケースも多くなります。

日本にもアメリカにも野球塾や野球アカデミーはたくさんあります。僕は両国の色々な野球塾を見学させてもらったことがあるのですが、そこには大きな違いがありました。

例えば日本の大手野球用具メーカーの野球塾のグループレッスンでは、ひたすらノックを受けたり、ひたすらフリーバッティングをしたりという練習をさせられていました。たまたまその日がそういう日だったわけではなく、何回か見学をさせてもらったり、情報交換をしに行ったりしても同じでしたので、いつもそうなのだと思います。

一方アメリカの、企業主導ではなく、僕のようなプロコーチが主催している野球アカデミーの場合、日本の野球塾のようにひたすらノックやフリーバッティングを繰り返す練習はまずさせません。もちろんフリータイムに選手個々が打ち込みをするようなことはあるわけですが、グループレッスンの中でノックやフリーバッティングを繰り返すことはほぼありませんでした。

アメリカの野球アカデミーの指導法

では何をするかというと、まさに上述したファンダメンタルの徹底です。グラブの向きを正しく使うための徹底指導、捕球姿勢を正しくするための徹底指導、その他ステップ、スローイング、カバーリングを正しい動作で行なっていくための徹底指導などが、まさに徹底的に、体に染みつくまで、それが癖になるまで繰り返されます。

ファンダメンタルにも様々なレベルがあるわけですが、レベルの低いところから始めていき、上達したら次のレベルのファンダメンタルに進んでいく、という流れで指導が行われます。そして正しいファンダメンタルを身につけていき、それをノックやバッティング練習で活かしていく、という流れになっていきます。

正しいファンダメンタルを身につけた上でじゃないと、ノックやフリーバッティングのような反復練習は意味を成しません。まずはボールを使わずに正しいフォームを身につけていき、それができた上で少しずつボールを使ったトレーニングにシフトしていきます。

こんな少年野球のコーチには気をつけよう!

少年野球や中学野球というのは、とにかくファンダメンタルを徹底させなければならない年代です。ファンダメンタルが身に付いていない状態でダブルプレーのような応用練習をしたところで、これは足し算もできないのに掛け算に挑戦するようなものです。

でも足し算が最初の一歩目ではありません。足し算の前にまずは1〜10を、そして1〜100を正しい順番で数えられる必要があります。数を正しく数えられない状態では足し算引き算さえままなりません。

少年野球の指導でも同じです。野球を始めたばかりの、ファンダメンタルがまだまったく身に付いていない子にノックを受けさせても上手くなるはずがないんです。まずは正しいボールの握り方を教えて、そして正しいグラブの使い方、正しい捕球姿勢、正しいステップワーク、正しい投げ方を教えていき、それを徹底させてからじゃないと、いくらノックを繰り返したところで上手くなることはありません。

このような話をすると「そんな基本練習ばかり繰り返していては子どもたちがすぐに飽きてしまう」と思う方もいらっしゃるかもしれません。しかしそれはコーチの能力次第です。子どもたちがファンダメンタルを、高いモチベーションを持って楽しく学べないというのは、コーチに教える能力が足りないか、教え方が下手くそなだけです。

例えば集中力を切らしている子に対して「もっと集中しろ!」と言っているコーチには、コーチングスキルはないと思っていただいて間違いありません。コーチングスキルがあれば、「集中しろ!」というような「どうやって集中すれば良いのかがまったく分からない」あやふやな言葉を使わずに、自然と子どもたちを集中させていくことができます。これは有料の野球塾でも、ボランティアコーチが教える少年野球でも同じです。

ですのでお子さんが入る少年野球チームを選ぶ際は、いきなりノックを繰り返すようなチーム、「集中しろ!」というあやふやな言葉をよく使うコーチがいるチームはできるだけ避けましょう。と言っても、そういうチームばかりかもしれませんが(苦笑)

チームで本当に正しいファンダメンタルを教わることが難しい場合は、ぜひ僕のオンラインレッスンを受けてみてください。小学生〜大人まで、毎日レッスンしています!

子どもたちの野球肘は、大人たちによる人災と言えなくもない!

僕のオンラインレッスンを受けてくれた生徒さんたちの実に90%以上が、内旋型トップポジションから投げていました。そしてその投げ方を「子どもの頃コーチやお父さんに教わった」「今現在コーチやお父さんにそう教わっている」と教えてくれた生徒さんが大半でした。つまり勉強不足の大人たちが、子どもたちに肘を痛めやすい間違った投げ方を教え込んでしまっているのが、日本の少年野球の実情なのです。

僕はプロコーチに転職した2010年1月以降、一貫して選手たちに怪我をしにくい投げ方を前提にレッスンを続けています。そして僕のレッスンにより、今までは投げるたびに痛かった肘がまったく痛まなくなったという選手が大勢います。

もちろん僕はお医者さんではありませんので、肘の痛みを治療することはできません。ですので医学的に治療が必要なコンディションの肘痛を治すことはできませんが、しかしキャッチボールやピッチングへのドクターストップが解除されているコンディションであれば、動作改善によって、肘が痛まない投げ方に変えていくことができます。

実はスポーツ整形のお医者さんもよく解っていない肘を痛めにくい投げ方

僕のように、スポーツ医学を理解している野球塾のコーチというのは本当に稀です。ほとんどいないと言っても過言ではありません。そして実は、野球選手を治療するお医者さんのほとんども、肘を痛めにくい投げ方というものを知りません。

僕は時々スポーツ医学のセミナーにも参加するのですが、そこでレクチャーされるのはまさに内旋型トップポジションなんです。高いお金を払って医学セミナーに参加しても、間違ったことを教えられてしまうんです。

子どもたちの野球肘のほとんどは、大袈裟な言い方をすると人災です。大人たちが間違ったフォームを子どもたちに教えてしまうから引き起こされる故障です。

僕の生徒さんの中にも見受けられる最悪のスパイラルがあります。
「チームで教わった投げ方で野球肘になる」→「病院に通って痛みを取り除いてもらう」→「チームに戻って投げ始めるとまた痛くなる」→「また通院が始まる」→「今度は再発を防ぐために僕のレッスンを受けて動作改善をする」→「投げても肘がまったく痛まなくなる」→「チームに戻って投げ始めるとコーチがまた間違った動作を教え込もうとする」→「また肘が痛くなり通院が始まり、また僕のレッスンを受けなければならなくなる」
これがまさに最悪のスパイラルです。

ちなみに船橋整形などのように、本当に肩肘を痛めにくい良い投げ方の指導ができるお医者さんがいらっしゃる病院も、稀にあります。しかしスポーツ整形のほとんどでは、そのような本当に正しい動作指導は受けられないと思っていた方が無難です。ただし痛みを治すことに関してはどのお医者さんもプロフェッショナルですので、そこはお医者さんの指示に従ってください。

TeamKazのレッスンを受ければ97%の確率で野球肘を回避できる!

これは決して大袈裟な表現ではなく、野球肘は撲滅させることができます。大人たちが思い込みによって間違った投げ方を子どもたちに教え込まなければ、肘が痛くなる子を大幅に減らすことができます。例えばこれから野球を始める子を100人集めて、僕が正しい投げ方をその子たちに教えれば、97%程度の確率で肘の痛みを回避することができます。

なぜ100%ではなく、97%程度かと言うと、11歳くらいの年齢になると、1〜3%程度の確率で遺伝的に骨と血管の成長速度に相違が生まれ、一時的に肘が痛くなることがあります。これは野球をまったくしていない子にも起こることで、これを調べるためには病院でレントゲンなどを撮り、医学的に詳細を見ていく必要があります。

この遺伝的な痛みは、痛い時はしっかり休んでおけば放っておいてもそのうち治ります。しかし痛い状態で無理して投げ続けてしまうと、痛みを庇うような投球フォームを体が覚えてしまい、本物の野球肘を引き起こしかねません。このような理由から、100%ではなく97%程度と言わざるを得ないんです。

本当に正しいトップポジションは下半身で作られる!

冒頭で内旋型トップポジションというキーワードを出しましたが、野球肩野球肘にならない正しいトップポジションは、外旋型です。しかしこの外旋型トップポジションは、上半身の動きだけで作れるものではありません。内旋型トップポジションは上半身だけでも作れてしまいますが、外旋型トップポジションは両股関節を適切に使っていかなければ作ることができません。つまり「内旋型=手投げになりやすい」、「外旋型=下半身をしっかり使わないと作れない」ということになります。

少年野球の指導者で、股関節の使い方を適切に指導できる人は多く見積もっても0.001%程度ではないでしょうか?僕のコラムを何度も熟読してくださった方であれば、もしかしたら股関節の動作の正しい指導をできるかもしれません。しかし一般的には、有料野球塾のコーチであっても股関節の正しい使い方は理解していません。

もちろんTeamKazでは本当に正しい股関節の使い方をレッスンすることにより、下半身と上半身の連動を良くし、外旋型トップポジションを作れるようにレッスンをしています。ちなみにアメリカには股関節専門のトレーニングジムがあって、そこには野球動作を科学的に学んだ僕のようなプロフェッショナルコーチも在籍しています。

野球肘にならないトップポジションに関するまとめ

とにかくポイントは内旋型トップポジションは今すぐやめて、外旋型トップポジションのマスターを目指すということです。テイクバックからコックアップし、手部が頭の横に来た時、指先が二塁側・手の甲が上を向いた形が肩肘を痛めない外旋型トップポジションの完璧な形です。しかし最初から完璧を目指そうとはせず、少しずつ完璧な形に近づけていく、とういアプローチが重要です。そして大事なのでもう一度書いておきますが、これは股関節の動作改善なくして作ることはできない動作です。

手部が頭の横に上がってきた時、手のひらが外側を向いているのが内旋型トップポジションとなるわけですが、このトップポジションで投げてしまうと、かなり高い確率で野球肩野球肘になります。スポーツ整形のお医者さんが病院にあるエコーをグラウンドに持参しリサーチされた結果を参考にすると、だいたい30%以上の子が投球時に肘の痛みを実感するようになり、60%以上の子に痛みのない野球肘予備軍の兆候が見られるそうです。

ちなみに外旋型トップポジションは野球肘になりにくいだけではなく、ボールの加速距離を伸ばせる分球速もアップしやすくなり、手部の動きにも無駄がなくなるため制球力もアップしやすくなります。ですのでポジション問わず、本来であれば全選手が外旋型トップポジションからボールを投げるべきなんです。しかし少年野球や野球部の指導者でそれを教えられる人はまずいません。だからこそ僕のようなプロフェッショナルコーチが求められている、というのが現状なんです。

対立が激化してきたメジャーリーグと保険会社

2020年は野球界ももれなくコロナウィルスに苦しめられた1年となりました。この記事を書いているのは12月ともう暮れになってきているわけですが、コロナウィルスは終息するどころか、まだまだ猛威を奮い続けています。日本国内でもコロナウィルスによる死者の数は日に日に増えています。

プロ野球に目を向けてみると、今季は試合数が大幅に減っただけではなく、大半の試合が無観客や、5,000人程度の観衆となりました。球団運営としては当然大赤字だったはずです。選手の年俸を支払うことだって簡単ではないはずです。

日本のプロ球団は公にはしていませんが、プロスポーツやコンサートなどの興行は必ず保険をかけて行われます。例えばメジャーリーグの場合は「全リスク対応型」の保険に入っているため、通常で考えればコロナウィルスによる損失は保険によって補填されるはずです。

しかし保険会社は「全リスク対応型」の保険を提供しているにも関わらず、「コロナウィルスのケースは全リスク対応には該当しない」と言い支払いを渋っており、メジャーリーグから現在提訴されている状態です。ちなみにメジャーリーグ全体での損失は30億ドル(3,000億円以上)に上るそうです。

日本球界と保険会社の間には今のところ波風なし

日本のプロ野球も当然保険には入っているはずなのですが、これまでのところ特に話題にはのぼっていませんので、もしかしたら感染症リスクは除外されているか、もしくはきちんと支払われているかのどちらかなのでしょう。

野球を離れて、これがコンサートの場合も興行には必ず保険がかけられています。例えば歌手が体調を崩したり、災害などで中止になった場合に保険金が支払われます。

しかしコンサートの場合は感染症リスクが保険対象になっていないケースが多く、コンサートを中止した興行主の多くがコロナウィルスにより廃業に追い込まれてしまいました。やはり相当な大手じゃない限りは全リスク対応型の保険に入るのは金額的に簡単ではありませんし、大手であっても加入保険が全リスク対応型ではなく、コロナウィルスによる興行中止で企業規模を縮小さざるを得なくなったメジャーレーベル(レコード会社)もあります。

日本のプロ野球の状況も、もう少しオープンになってくれると良いのですが、今のところは保険に関する目立ったニュースは見当たらないため、メジャーリーグのように、球界と保険会社の間に対立は起こってはいないのでしょう。

コロナウィルスのせいで真冬に試合をさせられる子どもたち

コロナウィルスは少年野球にも危惧を生み出しています。今年は春から秋にかけて、ほとんどの大会が中止になったわけですが、それを補う形で12〜1月に大会を行うところが多いようです。

練習に関しては冬もしっかり行うべきですが、試合に関しては冬は行うべきではありません。なぜなら野球は間のあるスポーツだからです。ピッチャーの体はイニング間ですぐに冷えてしまいますし、野手の体だって寒風の中守っていればすぐに冷えてしまいます。

しっかりと体を温めても、一度冷えてしまうと再度温め直すことは困難です。そして温まりきっていない状態で投げ続ければ簡単に肩肘を痛めてしまいます。野手にしても冷えた体で、打球が飛んできた時に急に動けば当然怪我をしてしまうでしょう。

「今年は試合ができなくて子どもたちが可哀想だった」と思う気持ちはわかります。しかしだからといって真冬に試合を行うべきではありません。

今こそプロ野球が子どもたちのために立ち上がるべき!

真冬にどうしても試合をするのであれば、そこはドーム球場を持つプロ球団が力を貸すべきでしょう。通常ドーム球場は、冬季はコンサートに使われる機会が多くなります。しかし今はそのコンサートもほとんどが中止や延期になっていますので、ドーム球場が空いている日程も少なくないはずです。

それならばプロ球団が力を合わせてドーム球場を、せめて最上級生の子たちが最後に良い思い出を作れるように提供すべきではないでしょうか。西武ドームを除いては、ドーム球場にはすべて空調設備が整っていますので、真冬でも暖かい中でプレーをすることができます。

少年野球の場合は興行(有料)ではありませんので、ドーム使用料も丸一日貸し切ったとしても数十万円、高くても百万円少々だと思います。12球団や選手会が力を合わせれば、札幌ドーム、東京ドーム、名古屋ドーム、大阪ドーム、福岡ドームのすべてを貸し切ることだって、金額的には可能だと思います。

今オフに関しては年俸や査定に不服をもらうのではなく、こんな時だからこそ、プロ野球選手たちには子どもたちに目を向けてもらいたいと願うばかりです。

コロナウィルス対策がまだ十分とは言えない少年野球

少年野球のコロナウィルス対策も万全ではありません。呼吸が深くなる運動時のソーシャルディスタンスは10mです。つまり呼吸が深くなっている時は、飛沫が10m飛ぶということです。

ワクチンが供給されれば、コロナウィルスは今までの季節性インフルエンザのような存在になっていくのかもしれません。しかし日本ではまだ当分ワクチンを接種することはできません(2020年12月現在)。来年はオリンピックをやると言っているのに、こんなにのんびりしていて良いのかな、とも思いますが、海外のような本格的な感染症対策センターを持たない日本には、色々事情もあるのでしょう。

少年野球では酸欠や熱中症を防ぐため、大人たちだけマスクをして、プレーをする子どもたちにはマスクはつけさせないところが多いようです。しかし僕は子どもたちもマスクをすべきだと思います。マラソンやスプリントトレーニングでもしない限り、通常の野球の練習でマスクによって酸欠になることはほとんどありません。

酸欠が心配であれば、10分や15分に1回ノックなどの組から外れて、深呼吸休憩を取れば良いのです。熱中症に関しても汗で濡れると冷たくなる生地でできたマスクが普通に売られていますので、そのような繰り返し洗って使えるスポーツ用のマスクを使えば通常は問題ありません。

コロナウィルスが変異した時、今の少年野球の対策のままではダメ!

現在日本に蔓延しているタイプのコロナウィルスのままであれば、子どもたちはほとんどのケースで無症状かもしれません。しかしウィルスは体内で、タンパク質によって変異をしていきます。変異した時に子どもたちに症状が出始めたら?無症状であっても家族に40代以上の症状が悪化しやすい世代がいたら?60代以上の重篤化しやすい世代の家族がいたら?

そう考えるとやはり、呼吸が深くなるプレー中こそマスクをすべきだと思います。ちなみに1,000〜2,000円程度で、息苦しくならないようにするバルブがついたスポーツ用マスクも売られています。こちらも洗って繰り返し使えるタイプですので、ぜひ探してみてください。

バルブ付きのスポーツマスク
ちなみに僕もゴーグルと共に愛用しています!

1年後には、コロナウィルスを恐れることなく生活できる状況に戻ってくれると良いですね。そのためにはワクチンができるまでの間は、もう少しみんなで協力し合っていきましょう!

アメリカのリトルリーグなどでは、チームに1人僕のようなプロコーチが派遣されているんです。ですので、常にチーム単位で正しい動作を教わっていくことができます。ただ、やはりそこはチームに1人のため、全選手がガッツリ教われるということはなく、それ以上のレッスンを受けたい場合はチーム練習後にレッスン料を払ってマンツーマンレッスンを受けます。なのでアメリカは野球塾という概念ではなく、僕の野球塾のようにマンツーマンレッスンが主流ということになります。

少年野球の監督でも驚く超理論的なレッスン内容

上述した通り、アメリカのリトルリーグの場合は、よほどの初心者のみのチームではない限り、チームに1人プロコーチがリトルリーグ連盟から派遣されます。そのためお父さんコーチの役割は野球を教えることではなく、チームの輪を整えることがメインとなります。でも日本の場合、野球を専門的に勉強していない野球経験者が、子どもたちに間違ったことを教え続けてしまっています。それに関してはメジャーリーガーとなった筒香選手も同様の警鐘を鳴らしていますね。

「頭や目線を動かすな」という指導は正しいんです。頭は確かに動かさない方がミート力は格段とアップします。テイクバック時に捕手側に動くのは良いのですが、投手側に頭が動いてしまうのはダメです。ミート力が低下するだけではなく、相対速度もアップさせてしまい、自ら差し込まれに行くようなものです。でも「頭は動かすな」という正しい指導をしながらも、どうすれば頭が移動しなくなるのか、という方法まで教えられているお父さんコーチはどれくらいいらっしゃるでしょうか?

僕のマンツーマン野球塾には、少年野球の現役監督やコーチがお子さんを連れていらっしゃることも多々あります。監督・コーチをされている野球経験者のお父さんであっても、僕の理論的でわかりやすい指導法にはビックリされることがほとんどです。お子さんを連れて受講された監督さんたちには、ぜひ僕の指導法をチームに持ち帰って、子どもたち全員に伝えてあげて欲しいと思います。

本を出すレベルの人でも理論があるとは限らない

実は、頭は移動させずに打つものではないんです。体重移動をせずにステイバックモーションを身に付けることによって、自然とスウィング時に頭が移動しなくなるんです。頭を移動させないことを前提に練習をさせてしまうと、下半身と上半身がまったく連動しないちぐはぐな動作でのスウィングになってしまいます。ましてや体重移動をしてしまうとなおさらです。

僕が知る限り、一般書店で市販されている数ある野球教則本の中で、ステイバックについて本格的にページが割かれている本は本当に数冊だと思います。片手の指も余ってしまうほどではないでしょうか。つまり本を出版するようなレベルの方でも、理論的に野球を学んでいる方は少ない、ということです。一方野球動作を誰よりも研究している野球専門のトレーニングコーチが出版されている本は、書かれていることはやや難しいのですが、適切な技術が解説されていることが多いと思います。

「打てる」「打てない」理由は明確に存在している

打率が上がらない打ち方と上がる打ち方、飛距離が伸びない打ち方と伸びる打ち方というのは、理論的にも技術的にも明確に存在しています。なんとなく打てなかったり、なんとなく打てたりすることは絶対にありません。もちろん相手投手のレベルが低ければまぐれでヒットを打てることもありますが、投手のレベルが自分と同等かそれ以上であれば、なんとなく打てるようになることは絶対にありません。

僕のマンツーマンレッスンを受けていただければ、パフォーマンスがアップする打撃モーションを明確に、理論的に、わかりやすくお伝えさせていただきます。適切な動作を1回のコーチングで学んでいただいて、ご自宅などでそれができるようになるまで練習をしてください。できているつもり、ではダメです。正しい動作を、意識しなくても自然とできるようになった段階だけを、「できるようになった」と言います。

毎日100回200回素振りを続けていても、良くないフォームで振り続けてしまうと、その悪いフォームを覚えるためだけの練習になってしまい、せっかくの努力も水の泡になってしまいます。「練習は嘘をつかない」とはよく言いますが、正しい動作で練習を続けることによって、はじめて練習は嘘をつかなくなります。毎日の素振りがただの筋トレになってしまわないように、まずは適切な動作を頭で理解した上で練習をするようにしてください。それができれば、どんな初心者の方であってもすぐに上達していくことができます。