東大の合格率は24%、プロ野球選手になれる確率はわずか0.2%という事実!

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プロを夢見ても、プロになれる高校生・大学生は0.2%のみ!

プロを夢見ても、プロになれる高校生・大学生は0.2%のみ!

将来プロ野球選手になることを夢見て毎日練習を頑張っている選手は非常に多いと思います。しかし夢見る前に、プロ野球選手になるということは想像以上に難しいという現実を知っておく必要があります。

人並みや、人よりは多いという程度の練習量ではとてもプロにはなれません。人の2倍も3倍も努力することによって、初めてプロ野球の門戸を叩けるようになります。

では一体どれくらいの選手がプロ野球選手になれるのでしょうか?2023年の場合、プロ志望届を提出した高校生・大学生は316人いました。この中で実際に2023年度のドラフト会議で指名された高校生・大学生は育成指名も含めて85人です。つまりプロ志望届を提出できるという非常に高いレベルにある高校生・大学生であっても、実際にドラフト指名を受けるのはわずか27%でしかないということになります。

そして残念ながらプロのスカウトマンの目には一切留まらず、プロ志望届を出すことさえ叶わなかった選手などを含めると、高校生・大学生の野球部員はだいたい全国で53,000人前後となります。その中の85人となると、プロ野球選手になれる確率は0.2%にしかなりません。

日本一合格するのが難しいと言われる大学のひとつ、東京大学の合格率がだいたい24%ですので、0.2%がどれほど大変な数字なのかがよく分かりますね。

ドラフトでプロ側が指名できるのは12球団の合計で最大120人まで

ここでプロ野球のドラフトについて少し説明をしておきたいと思います。ドラフト会議に於いて、12球団の合計で指名できるのは最大120選手までとなります。すべての球団が指名を終えた段階で120人に満たない場合は、希望球団だけがさらに指名をしたり、育成選手ドラフトに参加することができます。

高校生・大学生の場合はプロ志望届を提出している選手のみ指名が可能で、社会人や独立リーグの場合はプロ志望届はなく、どの選手でもドラフト指名することが可能です。ただしドラフト会議までに「うちの球団はあなたを指名する可能性があります」ということを伝えずに、当日になって突然指名してしまうと、そのプロ球団と指名を受けた選手が所属するチームとの信頼関係が壊れてしまうことがあり、実際にそうなってしまったケースは過去に幾度もありました。

ちなみにセ・リーグのとある球団と、大阪にあるとある野球名門校の間では近年信頼関係が完全に壊れてしまい、その球団がその学校の生徒を指名をしたいと思っても、学校側が難色を示す状態が続いています。こうして一度壊れてしまった信頼関係は、修復するのに10年20年を要することもあるため、プロ球団側では近年、強行指名は極力避けようとする動きがあります。ただ、それでも強行指名をして最終的には入団合意に至らないというケースが未だ散見されます。

プロになりたければ、まずは最低限柔軟性を高めよう!

僕も2010年以降、本当に多くの「プロ野球を目標にしている選手」のコーチングをしてきました。そして実際にプロ入りを成し遂げた選手も何人もいます。

「将来プロ野球選手になりたい」と相談された時、僕がプロコーチとしてまず確認するのは柔軟性です。なぜなら高校・大学でいくら好成績を残していたとしても、柔軟性に乏しい選手は怪我をしやすいし、伸びしろも小さいため、スカウトマンたちもリストには入れないことがほとんどだからです。

その世代で、誰よりも凄い選手になることは誰にでもできることではありません。しかし高い柔軟性を得ることは誰にでもできます。よほどやり方を間違わない限り、柔軟性は誰でも必ずアップさせることができます。

もし毎日ストレッチングをしているのになかなか柔軟性がアップしないという場合は、やり方を間違えている可能性が高いため、僕のようなしっかりとした理論を学んでいるコーチの指導を仰ぐべきです。ちなみに柔軟性やストレングスという分野であれば、どこの駅前にもあるジムのトレーナーさんに聞いてもちゃんと教わることができるはずです。NESTA-PFTなどの資格を持っているトレーナーならなお安心です。

もしあなたが将来プロ野球選手を目指して頑張っているのなら、体が硬いうちは「プロ野球選手になりたい」と言ってはダメです。これではただの夢物語に終わってしまいます。

もしあなたが将来本気でプロ野球選手になりたいと考えているのであれば、まずは最低限のこととして、柔軟性を高めていきましょう。正しいやり方を続ければ、一年以内に180°開脚だってできるようになるはずです。ちなみに千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希投手はちゃんと180°開脚ができる選手です。

「まさかの指名漏れ!」と言われる選手は実はまさかではない事実

スカウトマンたちは「世代ナンバー1」はもちろんのこと、世代ナンバー1じゃなくても、伸び代がある選手を探します。例え甲子園に縁がなくても、地方大会で2〜3回戦までしか進めなかったとしても、そこに伸びしろを感じられる選手がいればドラフトで指名することがあります。実際、伸びしろが感じられれば軟式野球や準硬式野球のチームからドラフト指名することだってあります。

「まさかの指名漏れ!」と書かれる高校や大学のスター選手が毎年いますよね?そのような選手は基本的には伸びしろが少ない、もしくは怪我に弱いことが原因で指名を避けられている可能性があります。あとは右利きの右投げ左打ちの野手も指名を避けられる傾向が高くなります。

スカウトマンたちが見ているのはプレーだけではない!

そしてスカウントマンたちはグラウンドで目当ての選手を視察した後、必ず校門付近で他の生徒たちに声をかけ、目当ての選手の人柄をリサーチします。もしそこであまり評判が良くない場合は、これもまた指名漏れの原因になります。

また、近年はスカウントマンたちもSNSをしっかりチェックするようになっており、もし過去の投稿で良からぬ内容があると、これもまた指名漏れの原因となってしまいます。ですのでSNSの利用法には十分注意するか、もしくはやらないのがベストです。

実は僕自身、ドラフト候補選手のスカウティングリポートを作ることがあります。プロ野球のスカウントマンに依頼され、怪我をしやすいフォームになっていないかや、怪我をするならどのような怪我をする可能性が高いかなどをリポートにします。

実際そのリポートの中で僕は、ある選手に対し「この選手はすぐに肘を痛めるだろう」というリポートを書きました。そしてこのリポートによってその球団は指名を回避したのですが、他の球団がその選手を指名しました。その結果プロ1年目ですぐに肘を痛め、その後トミージョン手術を受けて、今現在プロでは鳴かず飛ばずの状態です。

近年はドラフト指名に於いてもバイオメカニクスなどのスポーツ科学が用いられる機会が少しずつ増えてきています。僕はまさにそのバイオメカニクスの専門家であるため、ピッチングフォームやバッティングフォームを見れば、「この選手はここを怪我しやすい」ということがすぐに分かります。

このコラムのまとめ

プロ野球はあくまでもビジネスです。費用対効果が望めなさそうな選手をドラフト指名することはありません。球団が選手に支払う契約金と年俸は投資ですので、その投資に見合うと思われる選手だけがドラフト指名されます。

そして上述の通り、特に柔軟性に乏しい選手は確実に指名リストから外されますので、もしあなたが将来プロ野球選手になりたいと考えているのであれば、できる限り柔軟性を高めておきましょう。と言ってももちろん、バレリーナほどの柔軟性は必要あります。普通に180°開脚をして胸を床につけられればそれで十分です。

もし誰にでもできる柔軟性の向上に難しさを感じるようであれば、プロ入りの夢は諦めた方が良いでしょう。プロ野球選手はアスリートです。アスリートは自らの身体を武器にして稼ぐ必要があります。その武器となる自らの身体を向上させることに後ろ向きな選手は、仮にプロに入れたとしてもすぐに戦力外となるでしょう。

ちなみにプロ入り後、10年以上プロでプレーできるのは全選手のうち40%のみです。それ以外は10年未満、早ければ2〜3年で戦力外通告を受けています。松坂大輔投手も引退された際に言っていましたね。「自分の身体への投資は惜しまないでください」と。投資するのは何もお金だけではありません。プロになる前は、とにかく時間という資産をできる限り身体のメンテナンス、コンディショニングに対して投資していくようにしましょう。そうすればどんどん伸びしろを広げられるはずです。

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