少年野球の現役監督でもビックリする理論的な野球指導法

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アメリカのリトルリーグなどでは、チームに1人僕のようなプロコーチが派遣されているんです。ですので、常にチーム単位で正しい動作を教わっていくことができます。ただ、やはりそこはチームに1人のため、全選手がガッツリ教われるということはなく、それ以上のレッスンを受けたい場合はチーム練習後にレッスン料を払ってマンツーマンレッスンを受けます。なのでアメリカは野球塾という概念ではなく、僕の野球塾のようにマンツーマンレッスンが主流ということになります。

少年野球の監督でも驚く超理論的なレッスン内容

上述した通り、アメリカのリトルリーグの場合は、よほどの初心者のみのチームではない限り、チームに1人プロコーチがリトルリーグ連盟から派遣されます。そのためお父さんコーチの役割は野球を教えることではなく、チームの輪を整えることがメインとなります。でも日本の場合、野球を専門的に勉強していない野球経験者が、子どもたちに間違ったことを教え続けてしまっています。それに関してはメジャーリーガーとなった筒香選手も同様の警鐘を鳴らしていますね。

「頭や目線を動かすな」という指導は正しいんです。頭は確かに動かさない方がミート力は格段とアップします。テイクバック時に捕手側に動くのは良いのですが、投手側に頭が動いてしまうのはダメです。ミート力が低下するだけではなく、相対速度もアップさせてしまい、自ら差し込まれに行くようなものです。でも「頭は動かすな」という正しい指導をしながらも、どうすれば頭が移動しなくなるのか、という方法まで教えられているお父さんコーチはどれくらいいらっしゃるでしょうか?

僕のマンツーマン野球塾には、少年野球の現役監督やコーチがお子さんを連れていらっしゃることも多々あります。監督・コーチをされている野球経験者のお父さんであっても、僕の理論的でわかりやすい指導法にはビックリされることがほとんどです。お子さんを連れて受講された監督さんたちには、ぜひ僕の指導法をチームに持ち帰って、子どもたち全員に伝えてあげて欲しいと思います。

本を出すレベルの人でも理論があるとは限らない

実は、頭は移動させずに打つものではないんです。体重移動をせずにステイバックモーションを身に付けることによって、自然とスウィング時に頭が移動しなくなるんです。頭を移動させないことを前提に練習をさせてしまうと、下半身と上半身がまったく連動しないちぐはぐな動作でのスウィングになってしまいます。ましてや体重移動をしてしまうとなおさらです。

僕が知る限り、一般書店で市販されている数ある野球教則本の中で、ステイバックについて本格的にページが割かれている本は本当に数冊だと思います。片手の指も余ってしまうほどではないでしょうか。つまり本を出版するようなレベルの方でも、理論的に野球を学んでいる方は少ない、ということです。一方野球動作を誰よりも研究している野球専門のトレーニングコーチが出版されている本は、書かれていることはやや難しいのですが、適切な技術が解説されていることが多いと思います。

「打てる」「打てない」理由は明確に存在している

打率が上がらない打ち方と上がる打ち方、飛距離が伸びない打ち方と伸びる打ち方というのは、理論的にも技術的にも明確に存在しています。なんとなく打てなかったり、なんとなく打てたりすることは絶対にありません。もちろん相手投手のレベルが低ければまぐれでヒットを打てることもありますが、投手のレベルが自分と同等かそれ以上であれば、なんとなく打てるようになることは絶対にありません。

僕のマンツーマンレッスンを受けていただければ、パフォーマンスがアップする打撃モーションを明確に、理論的に、わかりやすくお伝えさせていただきます。適切な動作を1回のコーチングで学んでいただいて、ご自宅などでそれができるようになるまで練習をしてください。できているつもり、ではダメです。正しい動作を、意識しなくても自然とできるようになった段階だけを、「できるようになった」と言います。

毎日100回200回素振りを続けていても、良くないフォームで振り続けてしまうと、その悪いフォームを覚えるためだけの練習になってしまい、せっかくの努力も水の泡になってしまいます。「練習は嘘をつかない」とはよく言いますが、正しい動作で練習を続けることによって、はじめて練習は嘘をつかなくなります。毎日の素振りがただの筋トレになってしまわないように、まずは適切な動作を頭で理解した上で練習をするようにしてください。それができれば、どんな初心者の方であってもすぐに上達していくことができます。

コラム筆者:カズコーチ(野球動作指導のプロ/2010年〜)
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