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体重=長打力は間違いでもあり正解でもある

プロ野球でもアマチュア野球でも、未だに体重が長打力に直結しているとしか考えていない方が多いようです。例えばプロ野球で言えば山川穂高選手や渡部健人選手、清宮幸太郎選手らは「体重が減ると長打力が低下する」と考えている選手たちです。

しかし日本ハムの新監督になられた新庄剛志監督は、清宮選手に対し即ダイエット指令を出しました。ダイエット指令に対し最初清宮選手は「長打力が低下する」という理由で渋っていたようですが、新庄監督の「今だってそんなに飛んでない」という言葉に言い返す言葉がなく、結局ダイエットをすることになったようです。

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バッティングではどうやって手首を返すべきなのか?ということについてはよく議論されるところではありますが、僕は、プロ野球選手たちにもこれについては詳しく伝えているのですが、手首は返すべきではありません

ただし、体重移動と遠心力に頼った打ち方をする場合は手首を返してしまっても大丈夫です。とは言え、この打ち方では頭の位置が大きく移動してしまいますので、ミート力は根本的に低下してしまうはずです。山川穂高選手がここ2年あまり打てていないのは、これが原因だと考えられます。

ステイバックが身に付くと打率は1〜2割上昇する!

僕のオンラインレッスンでは、基本的にバッティングは体重移動をしない打ち方を皆さんにコーチングしています。いわゆるステイバックという打ち方です。

僕のレッスンを受けに来てくださる小学生、中高生、草野球の皆さんの多くが、打率1〜2割台の方ばかりです。しかし僕のレッスンを受けて、バッティングフォームを改善することができると、ほとんどの方が3割以上の打率を打てるようになっています。

先日僕のレッスンを10回受けてくれた中学生は、12月の練習試合(ダブルヘッダー)で7打席連続ヒットを記録することもできました。その子は、その日のうちに喜び全開のLINEを僕に送ってきてくれました!こういうLINEは、何回もらっても嬉しいものです。

トリガーポイントを見つけられるのが本物のプロコーチ

ステイバックを正しく身につけることができると、「頭が動かないようにバットを振る!」と意識なんてしなくても、自動的にスウィング中に頭が移動しなくなるんです。

ポイントはここです。「自動的」という言葉が非常に重要なんです。下手なコーチというのは有料野球塾のコーチでも、自動的にどこかが良くなるフォームを指導することができません。

しかししっかりとバイオメカニクス(科学的な野球動作理論)学んだ僕のようなプロコーチの場合、トリガーポイントを見つけることができます。

トリガーポイントとは「そこを直してあげると、他の数ヵ所も同時に良くなっていくポイント」のことです。つまり一石二鳥三鳥四鳥を生み出す修正ポイント、ということです。

そのポイントを的確に見極めてあげることにより、動作改善をスタートさせた直後に、上達速度を一気に加速させられるようになります。

レッスンを受けることで自信を深めることもできる!

先の7打席連続ヒットを打った中学生の場合、そのトリガーポイントがステイバックにありました。

その子の場合は体重移動をしているとも、していないとも言えない中途半端なバッティングフォームをチームの指導者に教え込まれていて、レッスン前は非常に不安定なスウィングをしていました。

しかし土台を安定させ、ステイバックモーションをインストールすることにより、まず頭の位置がほとんど移動しなくなりました。その効果でボールをしっかりと見極められるようになり、バットを正確にボールにぶつけていけるようになりました。

実はこの中学生は、試合の前日にバッティングセンターに行ってレッスン成果を確かめていました。

レッスン前はバッティングセンターに行っても、1回20球くらいの打席で、少なくとも2〜3回は空振りをしていたとのことでした。

しかしダブルヘッダー前日に行ったバッティングセンターでは4〜5回打って、バットがまったくボールに当たらなかった空振りが1回もなかったそうです!

その子はここで上達を実感することができ、自信を持って翌日のダブルヘッダーに挑むことができました。その結果が7打席連続ヒットです!7打数7安打!親御さんに動画も送っていただいたのですが、見事なバッティングでした!

僕のレッスンで選手が確実に上達している理由

僕のプロコーチとしての仕事は、10回コースなら10回教えることではありません。10回のレッスンで「選手を上達させること」が僕の仕事です。もし選手が上達できなければ、僕は仕事をしなかった、ということになります。

僕はプロコーチとしての自分の仕事に誇りを持っています。僕のレッスンを真剣に受けていただいた方は、野球経験が長い選手はもちろんのこと、超初心者の方でも確実に上達しています。

ではなぜ僕のレッスンでは選手たちが確実に上達しているのか?答えはもうお伝えしましたね。そうです、僕がトリガーポイントを見極められるプロコーチだからです。

指導経験が浅いコーチの場合、どんなに勉強していたとしてもトリガーポイントを見極めることはできないか、できたとしても凄く時間がかかってしまいます。

ちなみに僕自身は、プロコーチになった1年目からトリガーポイントを見極めることができました。その理由は、コーチ業に転身するまで13年間も野球動作の科学を勉強したからです。

例えば僕の場合、LINEで2〜3回振っている動画をお送りいただくだけでも、かなり正確にトリガーポイントを見極めることができます。

そのためレッスンを受けていただく際は、実際にレッスンを始める前に、必ず一度動画を送ってもらっています。そうすることによって、レッスンの初回から全速力で上達を促せるようになります。

僕は2021年でプロコーチ歴12年目になるのですが、まだまだプロコーチとして、プロ野球選手のサポートをする合間を使い、子どもたちや草野球選手のレッスンを続けていくつもりです。

僕の他の生徒さんのようにガンガン上達されたいと思ったら、ぜひ僕のレッスンを受けてみてください。真剣にレッスンを受けていただければ、必ず僕があなたを上達させて見せます!

打球速度を上げるようにと指示を出した石井一久監督

2020年12月、来季から楽天イーグルスの監督になった石井一久監督兼GMが、今季優勝したホークスに勝つため打撃陣に打球速度の向上を注文しました。打球速度を上げるという作業は、もちろん打撃成績の向上に直結しますので、この注文は尤もなものだと思います。

目安は150km以上で、軸を使うことによって打球速度を上げるということを、石井監督は指示されたようです。メジャーリーグには時速190km以上の打球を飛ばすバッターもいるわけですが、日本人選手であれば150km以上のアヴェレージを出せれば結果はかなり変わってくるのではないでしょうか。

まず日本のプロ野球の球場はほとんどが人工芝です。そのため天然芝よりもゴロの球足はかなり速くなりますし、失速もしにくくなります。すると内野手の間をあっという間に抜けていき、ヒットになる確率も高くなりますし、打球速度が速ければ速いほど、野手のエラーも誘いやすくなります。

これが天然芝や土のグラウンドの場合はゴロの球足はすぐに失速してしまいます。メジャーリーグはほとんどの球場が天然芝です。そのためゴロを打つよりも、フライを打ち上げた方がヒットになる確率が高くなり、その結果フライボール革命へと繋がっていきました。

軸を使って打球速度を上げる!でも軸ってどこ?

さて、石井監督は軸を上手く使うことによりスウィング速度を速め、打球速度を上げて行くという形で考えているようです。これに関してもまったくその通りで、軸を上手く使うことができなければ、スウィング速度を上げることはできません。

では軸とは?ちなみに軸足は軸としては機能しません。軸足は、軸を回すための最初の歯車の役割を担います。英語では軸足のことを pivot foot (回す足) と言い、axis foot (軸となる足) とは言いません。日本語で考えると間違えやすいので注意が必要です。

じゃあ軸はどこになるかと言うと、上半身と非軸脚を結んだラインです。右打者なら上半身と左脚を一直線に結んだラインで、左打者なら上半身と右脚を結んだラインがバッティングの軸として機能します。

軸というのは長くて真っ直ぐになっているほど良い形で機能させることができます。逆に短かったり、真っ直ぐじゃなかったりすると軸としての機能は大幅に低下し、スウィング速度が速くなることもありません。

体重移動をすると軸は折れ曲がり、短くなる!

日本では、小中学生という野球の基礎を学ぶべき世代の99%以上で体重移動をする打ち方を、勉強不足の大人たちにより教え込まれてしまいます。しかしこれは筒香嘉智選手が警鐘を鳴らしているように、正しい打撃技術ではありません。

体重移動をするウェイトシフトという打ち方は、頭の位置が必ず捕手側から投手側に移動し、目線がブレてしまいます。そして体重移動をすると、上半身と非軸脚を一直線にしてバットを振ることも物理的に不可能になってしまいます。

すると上半身だけしか軸として使うことができなくなり、下半身の力を最大限バットスウィングに活かして行くこともできなくなります。石井監督は非常に理論的な方なので、このあたりのバイオメカニクスもしっかりと理解された上での今回の指令だったのだと思います。それにイーグルスにはウェイトシフトではなく、ステイバックを習得している浅村栄斗選手という素晴らしいお手本もいます。

バッティングの軸はステイバック打法でこそ活かされる!

上半身と非軸脚を一直線にして、軸を長くして軸の動きを安定させスピードアップさせるためには、ステイバックという技術を身につける必要があります。僕は2010年1月に野球塾を開講して以来、小学生から草野球、プロ野球選手たちにパーソナルコーチとしてステイバック打法の指導をし続けています。だからこそ僕の生徒さんやクライアントの皆さんは、頑張ってくれた方はほとんど100%打撃成績の向上に成功しています。

しかし上述したように、日本の小中学生の野球チーム、いえ、それだけではなく高校野球も大学野球もほとんど変わらないのですが、日本では体重移動をする打ち方ばかりを教え込まれてしまいます。そのためプロ野球選手であっても軸を長くして使うことができないバッターばかりです。

軸足は、軸を回すための最初の歯車だと上述しました。ステイバック打法で打てるようになると、まさに軸足を pivot foot として利用できるようになり、軸も長く真っ直ぐになり、人体力学的にも最も力強く、最も速いバットスウィングを実現させられるようになります。

パパママコーチ、野球チームの監督・コーチにこそ通ってもらいたい野球塾

ちなみに浅村栄斗選手、坂本勇人選手、中村剛也選手などなど、ステイバック打法を習得しているプロ野球選手も増えてきていますが、実は彼らもプロ入り直後はステイバックではなく、ウェイトシフトで打っていました。しかし僕のようなパーソナルコーチと契約することにより、ステイバック打法を科学的に学び、身につけ、今日の好成績に至っています。

日本では、プロ野球選手であってもパーソナルコーチと契約をしなければステイバックを適切に学ぶことができないんです。これが小中学生のアマチュア野球なら尚更で、筒香選手がそれに対し警鐘を鳴らしていることにも十分頷くことができます。

一般的に野球塾は、野球をやっている子どもたちや草野球選手が通う場です。しかし僕はお父さんコーチやボランティアコーチ、野球部の監督・コーチにこそ野球塾に通って、野球動作を科学的に学んでもらいたいと願っています。僕自身もずっと、お子さんの練習をサポートされているパパママコーチにオンラインで野球の本当に正しい指導法を毎日レッスンさせてもらっています。

単純な話、例えばチームのコーチ1人が僕のオンラインレッスンで科学的に野球動作を学べば、そのチームの子たちはもう野球塾に通う必要がなくなるわけです。僕に教わっているそのコーチが、チームの選手全員にそれを伝えてあげれば良いわけなので。

ということで今回は、石井一久監督の打球速度を上げる試みについての解説をしてみました。2021年はイーグルス打線から目が離せそうにありませんね!楽しみです!

バッター自らピッチャーの球速を速めてしまう?!

ウェイトシフト打法(体重移動によって打つ打ち方)で体を並進移動させて打った場合、投手が投げたボールの球速を打者自らアップさせてしまうことになります。と言ったら驚かれますか?でもこれ、真実なんです。

例えばウェイトシフト打法の右打者の場合、左足を上げてタイミングを取り、その左足を着地させることによって体重移動をした際、体が捕手側から投手側に動いてしまう(並進移動)打者が非常に多くいます。これでは目線がブレてしまう分、当然ミート力は低下します。しかしデメリットはこれだけではなく、繰り返しますが投手が投げたボールの速度を速めることにもなってしまうのです。

例えば120km/hのストレートを投げる投手がいたとします。そのストレートに対し、打者が10km/hで投手に向かって並進移動したらどうでしょうか?120km/hのボールに対し10km/hで投手に近付いていくわけですから、体感速度は単純計算で130km/hになってしまいます。これを野球物理学では相対速度と呼びます。

体重移動をすると多かれ少なけれ頭は移動してしまう!

ウェイトシフトで打つ打者の場合、頭が移動しなくなるステイバックで打つ打者とは異なり、並進移動が大きくなりやすいのです。もちろんステイバックで打つ打者の中にも多少並進移動してしまう選手はいるわけですが、一般的にはウェイトシフトで打つ打者の方が並進移動(頭が移動する幅)は大きくなりがちです。

目線にブレを生じさせないためにも、相対速度をアップさせないためにも、一度バットを構えたら、頭は極力前後上下させないようにしてください。ウェイトシフト打法の方は特にこの点に注意していただきたいと思いますが、ステイバックという技術を身につけられれば、頭は自然と移動しなくなります。

令和の現代野球はプロでも体重移動をしない打ち方が主流

120km/hのストレートは120km/hのまま、もしくはそこから低下した終速の速度(120km/h未満)のまま打つことが大切です。そうすれば打者自ら投手にとって有利な条件を作らずに済みます。

並進移動をして体重移動のエネルギーを大きくするほど、ジャストミートした時の打球は力強さは増します。しかし並進移動をしてしまうとミート力が大きく低下してしまうため、ジャストミートできる可能性が非常に低くなってしまうのです。

打率が低くてもホームランか凡打の二択で良いという打者は、目一杯並進移動しても良いと思います。しかし高い打率をキープしたまま同時に長打力もアップさせたいという方は、令和の現代野球ではプロアマ問わず体重を移動させないステイバック打法で打った方が良い成績を残せる確率が高くなるはずです。

目線がぶれないことだけがステイバックのメリットじゃない!

別の記事にてウェイトシフト打法よりも、ステイバック打法の方がミート力が上がりやすいと書きました。その記事では目線のぶれの有無を理由にそう書いたわけですが、しかし理由はそれだけではありません。

右打者の多くは右利きで、左打者の多くは左利きだと思います。つまり投球、鉛筆、箸などで用いる方の手です。右利きの方は、当然ですが左手よりも右手の方が器用であり、力もあります。そして左利きの方は左手の方が器用で力があります。

当たり前のことではありますが、しかし打撃に関して言えば、日本ではこの当たり前の考え方が蔑ろにされている傾向にあります。蔑ろと言えば少し大袈裟ですが、あまり深く考えられていないことは確かです。

ウェイトシフトで打つ場合、メインで使う手は右打者は左手で、左打者は右手となります。つまり捕手側ではなく、投手側の腕でバットを引っ張っていくという打ち方です。

利き腕をメインにして打てるのがステイバック

一方ステイバックはその逆で、右打者なら右手、左打者なら左手をメインで使います。このように利き手でバットをコントロールしていくため、ミート力がアップしやすいのです。更に通常は利き手の方が力が強いため、スウィングの力強さもアップしやすいんです。このように単純に考えただけでも、ステイバックの方がミート力がアップしやすいということをおわかりいただけると思います。

と言ってももちろんウェイトシフトはやめましょう、ということではありません。ウェイトシフトにはウェイトシフトの魅力がありますので、無理をしてまで変える必要はありません。

右投げ右打ちを、後付けの右投げ左打ちに変えるのはやめるべき!

ちなみに野球は左打者に有利なスポーツと言われていますよね。左打者は右打者よりも一塁まで近いという点が、その最大の理由とされています。しかし僕のオンラインレッスンでは上述したような理由から、右利きで右打ちのお子さんを、あえて左打ちに変えるということは推奨していません。もちろん本人の意思が強ければ話は別ですが、しかし相談された際には、できれば変えない方が良いというアドバイスをさせていただいています。

プロ野球界にも右利きの右投げ左打ちの選手が大勢います。松井秀喜選手(ステイバック)やイチロー選手(ウェイトシフト)がそうですよね。松井選手がメジャーに移籍してホームランが減ってしまった理由は、右利きの右投げ左打ちに原因がありました。松井選手は子どもの頃「打ち過ぎるから左で打て」と言われて左で打つようになったそうです。そのため本来は右利きの右投げ右打ちでした。

松井秀喜選手でさえも悩んだ右投げ左打ちの弱点

右利きということは、当然右腕の方が力がありますし器用です。もし松井選手が右投げ右打ちであったならば、きっとメジャーリーグでもホームランを量産できていたに違いありません。実際松井選手は何かのインタビューで、メジャー移籍後は(利き手ではない)左手でピッチャーのパワーボールを押し返せないことが増えた、と語っていました。埼玉西武ライオンズの栗山巧選手(ステイバック)もホームランの数を増やそうとした際、同じ悩みを口にしていました。

イチロー選手にしても仮に右投げ右打ちであったならば、内野安打は減ってしまうと思いますが、しかしその分クリーンヒットや長打がもっと増えていたのではないでしょうか。

世の中にはたくさんのスポーツ種目があるわけですが、その中でも道具を扱うのに利き手をメインで使わない動作(打法)があるのは、野球くらいではないでしょうか。そう考えると野球というスポーツが、ますます不思議であり、奥深く感じてしまいますね。

ウェイトシフト打法とステイバック打法

バッティングモーションには大きく分けて2つの種類がありますが、今回のコラムではそれぞれを簡単に解説してみたいと思います。1つ目はウェイトシフト打法で、2つ目はステイバック打法というものです。

ウェイトシフト打法

まずウェイトシフトとは読んで字の如く、体重移動を主としてエネルギーを生み出す打ち方です。軸脚股関節に乗せた上半身の重さを、反対の股関節に移動させることを体重移動と呼ぶわけですが、この体重移動で作り出したエネルギーをボールにぶつけていくのがウェイトシフト打法の打ち方です。

そしてメインとして利用するのはボトムハンド、つまり右打者なら左腕で、左打者なら右手となります。片手一本でティーバッティングをした際、左手一本で打つ右打者(もしくは右手一本で打つ左打者)の多くはウェイトシフト打法を採用していると言うことができます。

ステイバック打法

一方ステイバック打法は体重移動はしません。トップハンドとはバットを握った時に上に来る手のことでが、右打者なら右手が上、左打者なら左手がグリップでは上に来ます。このトップハンドをメインとして使うのがステイバック打法です。

ステイバック打法の特徴は、体重のほとんどを軸脚に乗せたままバットスウィングをすることです。一般的に「壁」と呼ばれるものは、だいたいは投手側に作ると教わると思います。右打者なら左肩で壁を作り、体が開かないようにしますよね。ステイバック打法の場合この壁を、軸脚に体重をしっかり乗せることにより、捕手側に作るのが大きな特徴です。そして片手ティーをする際も、トップハンド側の腕を使います。

ウェイトシフト/ステイバックのメリット/デメリット

それぞれのメリット・デメリットとして、まずウェイトシフト打法のメリットは小柄な打者でも強いボールに打ち負けないスウィングをすることができるという点です。一方デメリットは体重移動をした際、どうしても頭が捕手寄りから投手寄りに横移動してしまうため、目線がぶれてミート力が大幅に低下してしまいます。

ステイバックのメリットは体重移動をしない分目線がぶれないため、ミート力がアップします。さらに硬式球の場合は打球にバックスピンをかけやすくなるため、飛距離もアップします。一方デメリットとしては下半身の筋力が弱い選手の場合、あっという間に体力を消耗してしまいます。更には下半身の踏ん張りが弱い選手がステイバック打法で長打を狙うと、軟式球の場合はボテボテのゴロになることが多くなります。

ちなみに両手でしっかりとバットを握り、両手を同じくらいの力加減で使って振る打ち方もありますが、この場合スウィング速度が低下するため、一般的な選手にはあまり奨められません。ただし力の弱い小学生などがバットを飛ばさないためにバットをしっかり握るという指導は必要だと思います。中学生も後半になり筋力が付いてきたら、打法はウェイトシフトかステイバックかのどちらかに絞ることが上達への第一歩だと僕のレッスンでは指導しています。

ウェイトシフト/ステイバックのメリット/デメリットの一覧表

ウェイトシフト打法 メリット ・タイミングが完璧に合った時に限り、小柄な打者でも強い球に打ち負けない。
・引っ張った時の打球が強くなりやすい。
・軟式球への対応が容易。
デメリット ・目線がぶれやすいためミート力が下がりやすい。
・緩急のついた変化球に対応しにくい。
・同じ打撃動作で反対方向に打つのが難しい。
・スウェーしやすい(泳ぎやすい)。
・ドアスウィングになりやすい。
・ボールに対する相対速度が速まってしまう。
・重いバットを扱いにくい。
ステイバック打法 メリット ・目線がぶれにくいためミート力が上がる。
・硬式球の場合飛距離をアップさせやすい。
・反対方向へも強い打球を打ち返せる。
・緩急を付けられても対応しやすい。
・ドアスウィングになりにくい。
・投球に対する相対速度がほとんど変わらない。
・重いバットを扱いやすい。
・ゴロの球足が速くなる。
デメリット ・下半身の筋力が弱いとすぐに疲れてしまう。
・下半身が弱いと軸足が寝てしまうことにより、ボールの頭を撫でてゴロになりやすい。

※上記表は主だったもので、細かく見ていくとそれぞれもっと多くなります。