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2014年06月18日

軟式野球で硬式用バットを使うデメリット



たまに受けるご相談として、軟式球を硬式用バットで打っていいのか、というものがあります。これに関しましてはルール的、そしてバットの規格的には問題ありません。軟式野球で硬式用バットを利用しても、審判から注意を受けることはありません。また、硬式用バットの強度であれば、軟式球を打ってもバットが簡単に折れることはありません。もちろん軟式用バットで硬式球を打ってはいけませんが。

このように、軟式野球で硬式用バットを使うことはまったく問題ありません。ですがパフォーマンスの質ということを考えていくと、やはり軟式野球では軟式用バットを使った方が良い、という結果になります。ただ、絶対的なパワーやスウィング速度があれば、これから書き進める内容はまったく無意味なものとなります。

まず軟式用バットと硬式用バットを比べた時、強度以外に何が違うかと言えば重さとなります。軟式用バットは大人の場合700g台が多いと思うのですが、硬式用バットになると900g前後が多いのではないでしょうか。単純に200g違うと仮定すると、硬式用バットの重量は、軟式用バットの重さの30%増ということになります。この重量増は、軟式球にとっては大きな違いとなります。

スウィング速度にほとんど大差ないと仮定をすると、より重いバットでボールを打った時の方がインパクトの衝撃は大きくなります。すると軟式球もその分大きく潰されてしまうことになります。インパクト時にボールが潰れてしまうと、潰れてしまった分だけ反発力が相殺され、飛距離を縮めてしまいます。ちなみにビヨンドなどは、インパクト時にボールを潰さないようにあのようなラバー構造(ポリウレタン)になっているのです。ボールが潰れないために(逆にバット側を潰す)反発力を維持でき、飛距離を伸ばせるというわけなのです。

軟式球の場合、インパクト時にボールが潰れない方が反発力が大きくなり、打球の飛距離を伸ばすことができます。そういう意味に於いて、軟式野球の場合重い硬式用バットよりは、軟式球を打つための規格で作られた軟式用バットで打った時の方がパフォーマンスは向上しやすいと判断することができます。ただしバットは軽過ぎてもあまり良くはありません。軽過ぎるバットを使ってしまうと「速度×重量」で計算されるパワーが小さくなってしまい、理想のインパクトの衝撃力に届かなくなってしまいます。

将来的に硬式野球に進み、更に上のレベルの野球を目指したいという選手には決してオススメできないのですが、しかし草野球や、軟式以外の野球をやる予定のない選手であれば、ビヨンドであったり、インパクト時にボールがバットの表面を滑らないように作られた特殊な形状のバットを使うのも決して悪いことではないと思います。打者としてはそれでパフォーマンスがアップするのであれば、野球が更に楽しくなると思います。

ただ、ビヨンドのようなラバー構造のバットは消耗品となります。練習で多用したり、バッティングセンターで使うことは極力避けるようにしてください。ラバー構造バットの場合、少しでもラバーに亀裂が入っていたりするとパフォーマンスが低下するだけではなく、破損による怪我にも繋がってしまいますのでご注意ください。


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コラムカテゴリー:軟式球を打つ
コラム著:Coach Kaz
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