野球心理学,エンドロフィン,カンナビノイドについて書かれている投手育成コラムです。

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辛い練習を好きになるためにランナーズハイを活用しよう!

  • 辛い練習を好きになるために有効なランナーズハイの活用
  • ランナーズハイはエンドロフィンによるものではなかった!?
  • ランナーズハイを生み出すのはマリファナと同じ成分!?


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さて、当然ですが辛い練習というのは文字通り辛いものです。目的意識の高い選手であれば、小学生であっても大人であってもこの辛い練習に簡単に耐えることができます。しかし意識が高いところにはなかったり、目的を見失ってしまっている場合は、この辛い練習にはなかなか耐えられないものです。ではどうすればこの辛い練習をポジティブ志向に変換していくことができるのでしょうか?

結論から言うと、いわゆるランナーズハイという現象を用います。ランナーズハイとはマラソンをしていて、30キロくらいの地点で「もうダメだ」と思っても、その辛さを乗り越えると体が一気に楽になり、パフォーマンスがアップしていく現象のことです。

一説ではこのランナーズハイはエンドロフィンが影響していると言われています。世界中で長い間そう信じられていたのですが、近年の研究によってそれが間違いだったことが判明しました。エンドロフィンには鎮痛作用があり、エンドロフィンが分泌されると頭痛や筋肉痛、野球の場合は肩痛や肘痛の痛みが緩和されるケースがあります。しかしこのエンドロフィンは、辛い練習を好きになるという高揚感を与えてくれるものではありませんでした。

ランナーズハイとは、内在性カンナビノイドが生み出している現象なのです。と言ってもよくわかりませんよね(笑)。カンナビノイドというのは、マリファナに含まれている高揚感を生み出す成分と同じものです。しかしマリファナのように外的に体内に入れるものではなく、カンナビノイドは体内で生成される物質のため、マリファナのように依存性などのデメリットが生じることはありません。

カンナビノイドもマリファナと同じ成分という意味では、エンドロフィン同様に鎮痛作用を持っています。しかしカンナビノイドはパフォーマンス中に分泌されるものに対し、エンドロフィンはパフォーマンス後に効力を発揮することができます。つまり練習中に必要なのはカンナビノイドで、練習後に必要なのがエンドロフィンということですね。

カンナビノイドを分泌させるためには、一度自らの限界を超えていこうとするチャレンジが有効となります。「もうたくさんノック受けて、今日はこれ以上立てないかもしれない!」と思ってもそこで諦めるのではなく、もう一度立ち上がってみて「俺頑張ってるじゃん!」と自画自賛してみることです。このタイミングでそれをすると急に高揚感が生まれてくることがあり、その瞬間がカンナビノイドが分泌され始めた瞬間ということになります。

ちなみに限界を超える作業は自発的である必要があります。周囲の人間が限界を超えさせようとしては絶対にダメです。もちろん限界に関して説明することは問題ありませんが、限界越えを強要してしまうことは絶対にダメです。受動的に限界を超える作業をしようとしても、それはカンナビノイドの分泌を促すどころか、逆に選手の練習嫌いを促進させてしまうだけで、怪我に繋がるケースも多くなってしまいます。ですので限界越えへの挑戦は、必ず能動的である必要があります。

今回の投手育成コラムは少々難しい内容ではありましたが、より上のレベルを目指したい選手や、コーチにとっては必要な知識だったと思います。辛い練習をポジティブに変換していくためにも、ぜひ一度限界越えに挑戦してみてください。ただし怪我をする可能性がある限界越えはコーチの適切な判断によってさせないように注意してください。

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このコラムは野球のプロコーチKazが書きました。
c-kaz.jpg 2010年1月から、小学生〜プロ選手まで指導する野球の個人レッスン専門コーチをしています。 怪我をしない投げ方・打ち方の指導には定評があり、時々野球雑誌にも取材していただいたり、 Yahoo!ニュースで投手育成コラムとスラッガー養成コラムを野球関連の参考記事として紹介いただいております。 小学生のうちに良い投げ方・打ち方をマスターしておけば、体が大きくなってからが楽です。 ぜひ早い段階で僕のコーチングを受けにいらしてみてください!そしてもちろん大人の方も受講可能です!

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