ピッチャー,身長,慣性モーメントについて書かれている投手育成コラムです。

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長身じゃない方が投手としては大成しやすい


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一昔前までは、ピッチャーは背が高い方が良いと言われていました。僕自身子どもの頃、背が低かったためにピッチャーをやらせてもらえないという悔しさを味わったことがあります。でも間違いなく言えることは、ピッチャーに身長は関係ないということです。背が低くてもチームのエースになれることは十分に可能です。

まず長身投手の身体的メリットですが、それはやはり高いところからボールを投げられるため、角度のあるボールを打者に対して投げることができます。角度のあるボールというのは、打者にとっては非常に打ちにくいのです。それは上下の角度だけではなく、クロスファイアーと呼ばれる左右の角度も然りです。

一方、背の高くない投手の身体的メリットは特にありません。でもここで結論付けてしまうなら、この記事を書く意味はないわけです。

さて、反対にデメリットを見ていきましょう。まず長身投手のデメリットですが、投げ方が基本的にオーバースローに限定されてしまうという点です。長身の投手は手足が長いため、ボールを投げる際に非常に大きな慣性モーメント(遠心力)を受けてしまいます。すると肩に大きな負荷がかかってしまい、肩痛を起こす可能性が非常に高くなってしまいます。

一方背の高くないピッチャーはボールを投げる際の慣性モーメントが小さくなり、肩にかかる負荷も小さく済みます。そのためよほど良くない投げ方をしていない限りは、そう簡単には肩を痛めることもなくなります。

さらに長身のピッチャーは手足が長いがゆえ、どうしても無駄な動きが増えてしまいます。すると体中の筋肉に余計な負荷かがかかってしまい、やはり故障のリスクが高まります。

一方背の高くないピッチャーは無駄な動きを最大限省くことができます。さらに言えば背の高くないピッチャーは、長身ピッチャーに比べると脚が長くないため、身長に対し、より広いステップ幅を取りやすくなります。ステップ幅が広がれば急速はアップしますし、何よりも低めに強いボールを投げることができます。背の高くないピッチャーは、身体的なメリットはありません。しかしできる動作が増えるため、技術的なメリットは長身ピッチャーよりも多くなります。

日本ハムの武田久投手(170cm)、ヤクルト石川雅規投手(167cm)、元西武橋本武広投手(167cm)のように、背が高くなくてもプロで活躍することは十分に可能です。しかsそのためはもまず自分の体型を理解し、その体型にフィットしたメカニズムを知り、そのメカニズムに沿った投げ方をする必要があります。それができれば身長に関係なく良いボールが投げられるようになりますし、肩や肘を痛めるリスクも減らすことができます。

故障のリスクが減るということは、それだけピッチャーとして大成できる可能性が高まるということです。つまり、無事是名馬というわけです。

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このコラムは野球のプロコーチKazが書きました。
c-kaz.jpg 2010年1月から、小学生〜プロ選手まで指導する野球の個人レッスン専門コーチをしています。 怪我をしない投げ方・打ち方の指導には定評があり、時々野球雑誌にも取材していただいたり、 Yahoo!ニュースで投手育成コラムとスラッガー養成コラムを野球関連の参考記事として紹介いただいております。 小学生のうちに良い投げ方・打ち方をマスターしておけば、体が大きくなってからが楽です。 ぜひ早い段階で僕のコーチングを受けにいらしてみてください!そしてもちろん大人の方も受講可能です!

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