ボールを投げる際、肘の高さの目安を簡単に測ることができます。以下の通りとても簡単ですので、ぜひ試してみてください。
①投げる側の手でボールを握ってください。
②目を閉じて、鏡の前に立ってください。
③握ったボールを後頭部にくっつけてください。
④身体を動かさずに目を開けてください。
たったこれだけです。さぁ、目を開けてみてあなたの肘の高さはどうでしたか?両肩を結んだラインよりも上か、平行か、下か。平行ならば合格です。正しい投げ方ができている可能性が高いでしょう。しかし肘の位置が肩線分(両肩を結んだライン)よりも上の場合は肩痛を引き起こしやすくなります。また肩線分よりも肘が低い場合は、肩痛に加えて肘痛を起こす可能性も高くなってしまいます。
③の動作で肩線分と投げる側の肘がきれいな一直線にならない場合、①~③の動作を何度も繰り返し練習をすることで、動きをマッスルメモライゼーション(筋肉に動きを覚えさせ、その動きを癖付かせる)させる必要があります。この練習はいつでもどこでもできるので、一直線にならない選手は洗面台にボールを1つ置いておき、歯磨きをするついでにこの練習を続けてみてください。少しずつ肘の位置を改善させることができます。
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