特に順手対決で内角に投げられない投手の動作的特徴

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投手育成コラムもついに400本目となりました。なかなか尽きないものですね、書くことが。400本書いても、まだまだ書き足りていない投手育成に関することがたくさんあります。そんな中今回は、なぜ多くの投手が順手対決で内角を攻め切れないのか、という点について書き進めてみたいと思います。

順手対決というは右vs右、左vs左の対決のことです。内角に投げることができなければ、外角一辺倒の配球になってしまいます。アウトローは投手の生命線と言ったりもしますが、アウトロー一辺倒ではまず勝てる投手にはなれません。外角低めを活かすためには、内角高めを使わなければならないのです。いわゆる対角線配球ですね。内角高めを見せた後に外角低めに投げると、打者はそのボールを非常に遠く感じ、ストライクゾーンなのにボールだと思い、見逃すケースが増えてきます。最高峰の投球術は、2ストライク後に如何に見逃し三振を取れるか、ということになるわけです。
しかし多くの投手は子供時代に「もっと腕を大きく振りなさい」という指導を受けてきました。そのために腕を振る軌道が弧になってしまい、ハンマー投げのような投げ方になってしまっています。理想の投げ方はハンマー投げではなく、野球の場合は槍投げです。つまり投げたい方向の真後ろにテイクバックをし、そのまま、できるだけ弧を描かず、トップポジションからボールリリースまでをできるだけ直線で繋いでいく、という動き方です。この投げ方ができれば、死球を恐れることなく簡単に内角に投げ切れるようになります。
ただしこの投げ方は、トップポジションで肩関節が最大外旋状態にあることが条件となります。つまりトップポジションで、手のひらを二塁ベースに向ける内旋状態にしてしまうと、腕を遠回りさせるしかなくなる、ということです。最高のトップポジションの形は肩関節が外旋して手の甲が真上を向く形です。もしくは、最低限小指が後頭部を向いているトップポジションにしていく必要があります。
ですが多くのアマチュアチームでは、手のひらを二塁ベースに向ける真逆の動きのトップポジションが教えられています。この形にしてしまうとパフォーマンスが低下するだけではなく、肘が下がりやすくなるため、肩肘にかかるストレスも非常に大きくなります。
内角に投げ切るための直線的なアクセラレーションを作るためにも、肩肘へのストレスを最小限に抑えるためにも、トップポジションでは肩関節を外旋させていく必要があるわけなのです。
内角を攻められるピッチャーはエースになれます。しかし攻め切れなくても、内角を見せるだけでもある程度勝てる投手になれます。しかし内角をまったく使えないピッチャーは、野球のレベルが上がれば上がるほど、ことごとく打たれれるようになります。将来的に怪我なく、勝てる投手になるためにも、小学生のうちから良い投げ方を身につけておくことが大切になるわけなのです。

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コラム筆者:カズコーチ(野球動作指導のプロ/2010年〜)
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