オーバースローで投げるメリットと気をつけたい注意点

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コーチングをしていると、結構な頻度で「オーバースローで投げられるようになりたい」というご相談を受けます。ちなみに横投げ(サイドスロー)=ダメな投げ方と誤解されている方もいらっしゃいますが、そんなことはありません。どんなフォームで投げていても、重要なのはトップポジションを適切に作れているかという点と、肘が適切な高さを維持して投げられているかという点です。

さて、ではオーバースローのメリットとはなんなのでしょうか?答えは簡単です。バックスピンを最も垂直に近づけられるのがオーバースローです。つまり伸びのある空振りを取れるストレートを最も投げやすいフォームがオーバースローということになります。ただしオーバースローで投げるためには体幹のスタビリティ(安定感)が必要ですので、体幹が弱い選手、もしくは体幹をまだ鍛え切れない世代の選手(小学生など)は、無理をしてオーバースローで投げようとする必要はないと思います。
体幹のスタビリティが足りない状態でオーバースローで投げようとすると、スローイングアームの肘を肩線分よりも高く上げてしまうケースが出てきます。この投げ方をしてしまうと絶対に肩を痛めますので注意が必要です。
少し前のコラムで5秒立つ練習について書きましたが、5秒立てる非軸脚を作ることができなければ、下半身主導でオーバースローで投げることは不可能になり、非軸脚が安定しなければスローイングアームの勢いに下半身が振り回されてしまうフォームになってしまいます。するとバックスピンの質を高められないばかりではなく、制球力も低下してしまいます。さらに5秒立てない非軸脚では体重移動も完了させられませんので、根本的な球速アップを目指すことも難しくなります。
オーバースローというのは実はけっこう難しいんです。ストライディング後の非軸脚と体幹のスタビリティがなければ、適切な肘の高さを維持したままオーバースローの高さまで腕を上げていくことはできません。ちなみに球速を最もアップさせられるのはサイドスローです。これをオーバースローと勘違いされている方もけっこういらっしゃるのですが、オーバースローのメリットはバックスピン、サイドスローのメリットは球速、その中間がスリークォーターだと考えていただければと思います。

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コラム筆者:カズコーチ(野球動作指導のプロ/2010年〜)
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