良いフォームであれが球速アップと怪我は隣り合いません

少年野球のパパママへ


「野球をしているお子さんに上手に野球を教えてあげられない」、 とお悩みのパパママは全国にたくさんいらっしゃると思います。 そこでプロコーチが野球練習法を1冊のE-BOOKにまとめ上げました! 写真満載なので野球未経験者でもすごく分かりやすい内容です!


E-BOOKの内容は怒涛の4本立て❗️
1️⃣ 球速アップ編
2️⃣ 制球力アップ編
3️⃣ ミート力アップ編
4️⃣ 長打力アップ編
どんな選手にも役立つ目から鱗の内容です‼️
トータル205ページ、2025年度最新版


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球速アップは投手であれば誰もが望むことだと思います。150キロのボールを投げられないよりは、投げられた方が良いのは当然です。150キロを投げられる投手の140キロと、140キロしか出ない投手の140キロとでは球質も大きく変わり、もちろん前者のストレートの方が打者は厄介に感じるようになります。

世の中には球速アップを唱う教則本や教則DVDが数え切れないほど市販されています。わたしもそのうちのいくつかを過去に拝見させてもらったことがありました。いや、でもそれにしても教則DVDは高いですね!球速アップに関する情報商材というものもあるそうですが、中には数万円するものもあるようです。
それらを拝見しとにかく気になった点は、球速をアップさせることばかりが述べられており、怪我をしにくい投げ方が詳しく解説されているものは、わたしが手に取った物の中では皆無でした。それどころか、怪我をするリスクが高いフォームを教えているものも数多くありました。元プロ野球選手が監修しているものも同様でした。きっと引退された後もスポーツ指導には絶対不可欠な解剖学や物理学などを勉強せずに書かれたのでしょう。しかし野球を続ける上で最も大切なことは怪我をしないということです。例え球速がアップしたとしても、怪我をしてしまっては無意味です。
筋肉の鍛え方、スローイングアームの振り方などで確かに球速は多少アップさせることができます。しかしそこに頼ってしまうとスローイングアーム側の肩肘に大きな負荷がかかる投げ方になってしまい、野球肩・野球肘になるリスクを高めてしまいます。これはコーチングの中でもお伝えさせていただいていることなのですが、実は怪我をしにくい良い投げ方こそが、最も球速・制球力がアップしやすい投げ方なのです。
当野球塾ではそのためのフォーム作りを、小学生から大人まで徹底してコーチングしています。ちなみにまだ癖が染み付いていない小学生世代が、動作改善の速度は一般的には最も速くなります。年代が上がるほど時間がかかるようになるのが一般的です。
当野球塾に通い出してから肩や肘に痛みが出なくなったという選手が大勢います。しかしこれは決して凄いことではなく、コーチング中に教わったことを普段の練習で正しく復習してもらえれば、誰にでも起こることなのです。
球速アップで重要なのはストップモーションであり、腕を振る強さではありません。150キロのストレートを投げた際のスローイングアームが振られる速度は、速くても110キロ以下です。つまりいくら一生懸命腕を強く振ったところで球速はほとんど変わらないのです。
シートベルトをせずに車に乗っていると想像してください。その車が対向車と正面衝突してしまったとしましょう。シートベルトをしていなければ、凄い勢いでドライヴァーは前方へと飛ばされてしまいます。この物理メカニズムと、球速アップのメカニズムはまったく同じなのです。
自分が乗っている車が自分のステップする側の脚、対向車が地面、ドライヴァーがボールです。車同士が勢い強くぶつかるほど、ドライヴァーも勢い良く吹っ飛ばされてしまいます。ピッチャーであれば、ステップする足の着地(位置エネルギー)が強くなり、その脚が鋼鉄の車体のようにハードに、上半身を突っ込ませないためのつっかえ棒として機能すれば、ボールが前方へと飛んでいく勢いを簡単にアップさせることができます。つまり球速がアップするということですね。
球速アップというのは必ず下半身の動作を主体にし目指していく必要があります。そうしなければ必ず肩か肘を痛めてしまいます。肩は消耗品、などとはよく言いますが、それはあくまでも肩に負担がかかる投げ方をしているからです。しかしそうではなく、肩肘への負荷が少ないフォームで投げていれば、よほどの投球過多でない限りは簡単に肩肘を痛めることはありません。

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コラム筆者:カズコーチ(野球動作指導のプロ/2010年〜)
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