球速アップは筋肉ではなくブレーキングで目指そう!

少年野球のパパママへ


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このコラムでもこれまで幾度となく書いてきましたが、球速は筋力アップによって上げるものではありません。確かに筋力アップをすれば、良くないモーションで投げたとしても腕を振る動きを速くすることができ、球速をアップさせることはできます。しかし初速と終速の差は大きくなり、スピードガン上の速度は上がったとしても、打者が感じる体感速度は低下してしまいます。さらには腕主体で投げてしまうため、怪我のリスクも大きくなります。

では球速はどうやってアップさせるものなのか?球速をアップさせるメカニズムは車の急ブレーキと同じメカニズムです。車を100キロのスピードで走らせていたとします。すると突然人が飛び出してきて急ブレーキを踏みます。何とか歩行者の前では止まれたものの、しかしもしこの時シートベルトをしていなかったらドライバーはどうなるでしょうか?ご想像の通りです。フロントグラスを突き破り、すごい勢いで吹っ飛んでいきます。みなさんはそうならないように、シートベルトはちゃんとしてくださいね。
さて、車の急ブレーキと球速アップにどんな関係があるのか?ピッチャーの急ブレーキはランディング以降の非軸足で行います。並進運動を良い形で行って、ランディング以降で非軸足で急ブレーキをかけることができると、並進運動が急速な動きの回転運動に変身するんです。この鋭い回転運動が手に持ったボールを最大限加速し、球速がアップするんです。
ソフトボールのピッチャーをご存知でしょうか?球速をアップさせるために下から振ってきた手を太ももにぶつけて急ブレーキをかけます。手を太ももにぶつけるのとぶつけないのとでは、ソフトボールの球速は大幅に変わってきます。
野球のピッチャーの場合は腕は下半身よりも上部で振りますので、非軸足でブレーキングしていきます。非軸足の膝がランディング直後からすぐに伸びていってしまうピッチャーがいますが、これはブレーキングできていない動きですので球速はアップしません。また、このタイミングで膝が伸びてしまうとハムストリングスという大きな筋肉を球速に対して影響させられなくなります。
筋肉量はまったく同じだったとしても、今まで非軸足でブレーキングできていなかった投手ができるようになるだけでも球速はアップします。しかも腕を振るための腕の力を使う必要がありませんので、肩肘を痛めるリスクも軽減させることができます。さらに重心も上がりにくくなりますので、ストライクゾーンの低めに伸びのあるボールを投げられるようにもなるんです。
筋肉を増やしていくら球速をアップさせても、打者が打ちやすいボールではまったく意味がありません。投手の仕事は速いボールを投げることではなく、打者からアウトを取ることですので。もし今まで体格や腕力に頼ってファストボールを投げようとしていたならば、今日からはブレーキングによって自然と球速がアップする良い投げ方のマスターを目指して頑張ってください!

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コラム筆者:カズコーチ(野球動作指導のプロ/2010年〜)
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