真冬でもあっという間に体を温められるウォームアップのやり方

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冬はもちろん、夏もウォームアップは手を抜かずに!

今回の投手育成コラムでは、ウォームアップのコツについてお話をしていきたいと思います。ウォームアップには、実はあっという間に体を温められるコツがあるんです。この方法を覚えておけば、冬であっても体を冷やし切らず、こまめに体を温め直せるようになります。ただし、投球に関しては肩が一度冷えてしまったらその日はもう投げないでくださいね。一度冷えてしまった肩を温め直して投げるのは厳禁です。

通常のウォームアップだと、肩を温めるためには肩を動かし、脚を温めるためには脚を動かすというやり方だと思います。しかしこのやり方だけだと、体をしっかり温めるまでに少し長めの時間を要してしまうのです。単純な話、ウォームアップが長ければ長いほど疲労が増してしまいます。それは準備運動だけではなく、ブルペンで肩を作る際にも同じことが言えます。

僕のオンラインレッスンでは、常々股関節の重要性を説いていますが、コツはこの股関節にあります。股関節を中心にしてウォームアップを進めていくと、股関節から熱が上下に向かい、2方向から体を温められるようになります。これと同時に肩や脚をそれぞれ動かしていれば、体はあっという間に温かくなり、真冬でもあっという間に少し汗ばむくらいまで筋温を上げていくことができます。

真冬の練習は寒くて辛いですよね。そんな状況でも体を冷やさずに練習を乗り切れるよう、とにかく股関節を動かし続けてください。難しいことを考えず、ただ色々な動きで動かし続けるだけでも大丈夫です。この時必ず、内旋外旋動作は加えるようにしてください。前後左右に動かすだけよりも、内旋外旋動作を加えた方があったまりやすくなります。

ちなみにこれは選手だけではなく、冬のチーム練習に付き添うお父さんお母さんにも有効ですので、ぜひ試してみてください。しっかり股関節を回しながら動かすと、あっという間に体が温まっていくと思います。

コラム筆者:カズコーチ(野球動作指導のプロ/2010年〜)
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