筋温を下げないように冬は「リウォームアップ」を欠かさずに!

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一度上げた筋温を試合中に下げない工夫を凝らそう

筋温が上がって体温も上がる、という状態にしていこう!

練習や試合の前にはみなさん必ずウォームアップを行うと思います。しかし実はこれ、何も練習前にだけやるものではないんです。練習中も試合中もウォームアップを行う必要があるんです。厳密には リウォームアップですね。僕のオンラインレッスンでもよくリウォームアップの重要性を説いています。

ウォームアップとは文字通り、運動するために筋温を高めるための作業なのですが、練習や試合中は上がった筋温を維持する必要があります。野球はサッカーとは異なり、守備時も攻撃時も動いていない時間が比較的長くあります。その間に筋温を下げてしまうと、せっかくウォームアップしても意味がなくなってしまいます。

特に野球では利き腕を酷使してしまう傾向が強くなり、一度温めた後に冷やしてしまうと、そこからもう一度筋温を上げ直すことは難しくなります。筋温が下がった状態でプレーをしてしまうと怪我をするリスクが非常に高くなり、肩肘を痛める大きな原因となります。

大切なことはウォームアップをしたら、練習や試合が終わるまで決して筋温を下げないということです。ちなみに運動するのに必要な筋温は39°Cと言われており、筋温は体温よりも2°C程度高くなります。ということは運動中は体温を37°C程度に保ち続ける必要がある、ということになります。
※運動をしていない平常時の筋温は、体温よりも0.5°C高い程度です。

ただし、体温が上がったからといって筋温も上がっているとは限りませんので、ここは注意が必要です。例えば夏場などはグラウンドに出て何もしなくても体温が37°以上になると思うのですが、これで筋温も上がっていることにはなりません。筋温は、筋肉をしっかりと丁寧に使ってあげることにより上げていくことができます。

体温が上がって筋温も上がるのではなく、筋温が上がって体温も上がるという考え方がベストです。
筋温の上げ方

投手の場合は攻撃時に上着を着て塁上に立つことも許されていますが、野手はほとんどのケースで塁上で上着を着ることは許されていません。そう考えると野手の方が体を冷やしやすい状況にあると言うこともできます。体を冷やしてしまった状況で、例えばショートやサードの深い位置から強いボールを一塁に送球してしまうと、肩を壊しやすくなります。

筋温の維持は、夏場以外は本当に気をつけるようにしてください。春や秋も20°Cを下回る状況では筋温はあっという間に低下してしまいます。攻撃中、ベンチの前に整列して声出しをすることも大切なことだと思います。しかし冬場であればそれ以上に、選手の筋温を下げさせない工夫を、チーム全体で凝らしていく必要があると僕は考えています。

コラム筆者:カズコーチ(野球動作指導のプロ/2010年〜)
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