はじめから重いストレートを投げようといてはいけない

球速アップマニュアルプレゼント!


球速がなかなか上がらない選手から、制球力がまったく定まらない選手まで、 ピッチングの悩みを短期間で解決するためのテクニック集をプロコーチがまとめあげました。 選手だけではなく、指導法に悩むパパママコーチの強い味方にもなるピッチングテクニック集を無料プレゼント中!


4冊セットで無料プレゼント中❗️
1️⃣ 球速アップ編
2️⃣ 制球力アップ編
3️⃣ ミート力アップ編
4️⃣ 長打力アップ編
写真満載のトータル121ページ、2024年最新版✨


TeamKazオンライン野球塾 TeamKazオンライン野球塾

野球上達マニュアル4冊セットを今すぐ無料ダウンロード

カテゴリ:
ページ公開日:

重いストレートを一言で説明するならば、ボールの回転数が少ない速球だと僕は考えています。しかし僕ははじめから重いストレートを投げる必要は一切ないと考えています。それよりも、切れのあるストレートを投げられるようになって欲しいと考えています。

例えば極端な話、ストレートが無回転だったとしましょう。無回転とは言え、話はあくまでもストレートのことですので、フォークボールとは異なります(後述)。ストレートが無回転だった場合、空気抵抗はボールの一面でしか受けません。もしこの時、縫い目の山が進行方向に対し横断する形になってしまうと、ボールは常時大きな空気抵抗を受けて進んでいくことになります。すると球速は進むにつれて低下していくことになるので、初速と終速の差も大きくなります。バッターにとって、初速と終息の差が大きなストレートほど打ちやすいボールはありません。

無回転のストレートとフォークボールとでは異なると書きましたが、それはフォークボールは「抜く」ボールであるためです。フォークという球種は人差し指と中指でボールの両端を挟み、そこから抜くようにして投げるため、球威はある時点に達すると一気に衰えます。この球威の衰えによりボールは重力に従い、下方へと曲がっていくわけです。

一方無回転のストレート(現実にはありえませんが)は、指先から抜いて投げるわけではないので、ボールに確かな勢いが与えられます。ですのでフォークほど大きな重力の影響を受けることもありません。

さて、話を現実の世界に戻しましょう。重いストレートとは、腕っ節の力で投げた時に生まれるものです。つまり重いボールを投げるピッチャーは、下半身を使わずに投げているということになります。

松坂大輔投手のボールは重そうですよね?でも松坂投手クラスになると次元が違ってきます。150kmを超すストレートは、その球速が生み出す大きな並進エネルギーが、バッターが振ったバットを押し込むために、重く感じるのです。その証拠に松坂投手が投げるストレートの回転数は、プロ投手の中でもずば抜けています。

腕っ節の力で投げる130~140kmのボールは、確かに重く感じます。しかしその一方でボールに切れが出ません。ボールに切れがなければいくら重いボールを投げたとしてもジャストミートされてしまいます。そして上体だけでボールを投げていればスタミナの消耗が激しくなるだけではなく、故障のリスクも急上昇します。

ですのではじめから重いボールを投げようとするのではなく、球威・球速がアップし、その結果ボールが重くなるというプロセスを目指してください。このプロセスを持つ投手こそが、本物の本格派になれるというわけなのです。

コラム筆者:カズコーチ(野球動作指導のプロ/2010年〜)
カズコーチ ⚾️ カズコーチのオンデマンド野球塾
⚾️ カズコーチのオンデマンド野球塾を選ぶ3つのメリットとは?!
カズコーチの動作改善法は野球指導者、野球をするお子さんをお持ちのお父さんお母さん、 野球選手を治療するスポーツ外科の先生、理学療法士、柔道整復師、プロ野球選手など、多くの方にお役立ていただいてます!
【カズコーチのSNS】
ThreadsInstagramYouTube

カズコーチの最新レッスン動画

2024年12月10日公開『体全体を使ってボールを投げるフォームの教え方』

体全体を使ってボールを投げるフォームの教え方