実はサイドスローが一番球速がアップしやすいって本当?

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速球派は実はサイド気味のスリークォーターが多い!

意外と思われるかもしれませんが、スピードガンの球速表示を出したい場合、実はサイドスローが一番球速がアップしやすいんです。一昔前であれば「サイドスロー=技巧派」というイメージも残っていましたが、しかしサイドスローのメカニクスを理解すると、どんどん球速をアップさせることができます。

例えばメジャー屈指の速球派だったランディ・ジョンソン投手も、トム・ハウスコーチとの動作改善後はサイドスローで投げていましたね。その他の速球派を観察しても、多くのピッチャーがオーバーハンドスローではなく、スリークォーターやサイドハンド気味のロースリークォーターで投げています。

人間の軸は立っているからサイドスピンをさせやすい?!

人間の運動軸というのは基本的には立っています。厳密ではないわけですが、だいたい背骨が軸になると考えてください。背骨は常に立っていますので、やはりボディスピンは横回転で回した方が鋭くなるんです。バットスウィングだって、剣道のように上からバットを振るよりも、上向きの扇風機のように振った方が鋭く振ることができます。ただ、僕のオンラインレッスンでは縦回転、横回転のどちらかではなく、両方使うことを推奨しています。

人間の軸は立っているため、サイドスピンの方がスムーズに動ける、だからサイドハンドスローの方が球速がアップしやすいんです。ただし、ほぼサイドスローに見えるロースリークォーターが実は一番かもしれません。その理由は、サイドスローよりもロースリークォーターの方がリーディングアームのスクロールを強く使いやすいので、球速を上げながらもスローイングアームへの負荷を抑えられるようになるからです。

サイドスローでもバックスピンストレートは投げられる!

僕のオンラインレッスンでは球速アップに関するレッスンももちろん行っているのですが、多くの方がオーバーハンドスローの方が球速が上がると考えているようです。もちろんオーバースローでも球速は上がるわけですが、オーバースローの最大のメリットはそこではなく、どちらかと言えばバックスピンの回転角度を立てやすく、伸びのあるストレートを投げやすい、という点になります。

と言うと、サイドスローではボールの回転がサイドスピンになりやすいと思われるかもしれませんが、そうではありません。確かに技術がない、もしくはその技術をまだ知らない投手がサイドスローで投げてしまうと、内野手の送球のようにストレートがサイドスピンになってしまい、伸びのあるストレートを投げることはできません。しかし股関節の使い方を覚えてエクステンション(プレートからリリースポイントまでの距離)を伸ばせるようになると、サイドスローで投げてもボールにはきれいなバックスピンがかかるようになります。

単純に球速をアップさせるならサイドスローが最適

制球難のオーバースローの投手が、時々制球力向上を狙ってサイドスローに転向しているのを見かけます。しかしこれは多くの場合で考え方が間違っています。オーバースローでコントロールが悪い投手が、サイドスローにすることによってコントロールが良くなることはほとんどありません。もちろん0ではありませんが、非常に稀だと言えます。球速をアップさせたいからサイドスロー気味にしてみる、というのであれば論理的なのですが、制球力を乱すメカニクスは腕を振る高さにあるわけではありません。

球速をアップさせたいという目標において、サイドスローへの転向も厭わないのでしたら、僕は個人的にはサイドスロー、もしくはロースリークォーターを推奨します。ただし、繰り返しますがもちろんオーバースローでは球速が上がらないということではありません。もし今オーバースローで球速を上げられる技術を持っていないようでしたら、オーバースローで球速をアップさせる技術を学んでから、そのあとでさらに球速が欲しければ、サイドスローに転向するという形でも遅くはありません。

球速アップは筋力ではなく動作改善で目指そう!

球速アップは筋力ではなく、動作改善によって行うべきです。僕のオンラインレッスンを受けていただくと、球速は目に見えてアップしていきます。しかしそのために重要なのは、球速が上がらなかった今までの投げ方は一度忘れて、球速がアップしやすく、かつ怪我もしにくくなる動作を学び、それをできるように練習していく、ということです。知識を持っただけでは球速はアップしませんが、しかしそれができるようになると球速は目に見えて5キロ、10キロとアップしていきます。

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コラム筆者:カズコーチ(野球動作指導のプロ/2010年〜)
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