weider-protein-bar1.jpg今回Littlerockheartでご紹介したいのはこれです。「ウィダーinバープロテイン」という商品です。これはその名の通り、プロテイン補給をするためのウェファースバーです。ウィダーと言えばパウダープロテインやゼリーシリーズなど、誰でも知っているような有名ブランドですよね。

Littlerockheartチーフコーチであるわたし自身、最近はこれを1本も食べない日はありません。プロテイン補給をする以前に、間食としても美味しいんです(笑)。わたしはコーヒーが大好きで毎日何杯も飲んだりするのですが、コーヒーにもよく合います。

20年くらい前のプロテインって、ウィダーももちろんそうなんですが、本当に不味かったんですよね(苦笑)。でも近年のプロテインは本当に美味しくなりました。このウィダーinバープロテインもその一つです。

トレーニングしたらプロテインが必要だとわかっていても、でも美味しくないとなかなか続かないんですよね。そもそも安いものではありませんから、美味しくないとなおさらすぐに飲むのをやめてしまいます。

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さて、この商品は美味しいだけではないんです。機能性も十分に備えています。1本に含まれているタンパク質は10gと、パウダープロテインの1食分よりは少ないのですが、しかし練習後や、間食として食べる分には十分です。

そして何よりも特筆しておきたいのは、酵素処理ルチン(EMR)が配合されているという点です。ルチンとは蕎麦などに含まれ、毛細血管を強化してくれる大事な栄養素です。そしてタンパク質の合成効果を高めてくれる働きを持っているんです。それを酵素処理することによってさらに効果を高め、酵素処理ルチンという栄養素になることで、通常のルチンの45倍の効果となり、この商品1本分に含まれるルチンは蕎麦170杯分に相当しています。

かんたんに言うとウィダーinバープロテインに含まれるタンパク質は10gなわけですが、その10gを最大限吸収するための栄養素が、プロテインの吸収に必要なビタミンB群を含め、この商品にはすべて含まれているというわけです。

最近、コンビニで 200円くらいで売られているハーブチキンが良いと紹介され、野球少年たちがこぞって練習後にハーブチキンにかぶりついている姿をグラウンドで見かけることがあります。確かにコンビニで売られているハーブチキンは高タンパク低脂肪で、ビタミンBも含まれています。ですが肉というのは消化吸収までにかなり時間がかかってしまうのです。胃で消化するのに一般的に4〜5時間かかるとされています。そこから小腸に送られ、ようやく栄養素の吸収が始まっていきます。

つまりタンパク質の吸収が始まるまでに4〜5時間かかるということは、練習直後に食べるものとしては理想的ではないと言えます。そもそも激しい練習をした後では胃のコンディションも低下していますので、消化吸収が始まるまでにはもっと長い時間がかかる場合もあります。ハーブチキンはやはり、夕ご飯のおかずとして食べるものです。そうすればちょうど寝る頃に胃から小腸に送られることにより、睡眠中の超回復時にタイミングよく小腸で栄養素の吸収をできるようになります。

お肉は水溶性ではないため消化吸収までに時間がかかってしまいますが、一方パウダープロテインや、今回ご紹介しているウィダーinバープロテインに含まれるタンパク質は水溶性です。そのため食べたり飲んだりすると、すぐに消化吸収が始まっていきます。胃に大きな負荷をかけることなく小腸に送り出すこともできますので、練習後の疲れ切った体にもフィットするというわけです。パウダープロテインの場合、持ち運びがちょっと不便ですよね。パウダー、水、シェイカーをセットで持ち歩かなければいけません。しかしウィダーinバープロテインの場合はポケットに2〜3本入れて持ち歩けるような形状です。袋を開ければすぐに食べられますので、練習後、練習中のタンパク質補給にも最適なのです。


ウィダーinゼリープロテインという商品もあり、こちらもかなり便利です。しかしバーに比べてタンパク質量は半分で、脂質がちょっと高めになっており、価格もバーよりもゼリータイプの方が少し高くなっています。ちなみに酵素処理ルチンはバーにもゼリーにも両方入っています。

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もしかしたら、中にはウェファースは苦手という方もいらっしゃるかもしれません。そんな方はベイクドチョコタイプもありますので、ぜひこちらを試してみてください。ウェファースにはバニラとナッツ、そしてベイクドチョコの3種類のラインナップがありますので、ぜひお気に入りを見つけ、練習やトレーニングのお供にしてみてください。ちなみにわたしは3種類の中ではバニラが一番好きで、毎日1〜2本は食べています。

コンビニでは1本150円くらい、ドラッグストアだと140円くらいなのですが、12本セットをAmazonの定期コース で購入すると、1本あたり120円弱(記事作成時点)で購入できます。定期配送は1〜6ヵ月で選べますので、最初は長いスパンで設定して気に入ったら毎月配送してもらい、合わないと思ったら定期配送を解除する購入方法がオススメです。

野球選手としてもっと上に行きたいのであれば、お菓子を食べるのは最小限に控え、間食はウィダーinバープロテインにシフトチェンジしていきましょう!

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今回ご紹介したい商品はこちらのヴォーテックスフットボールという練習アイテムです。一部小学校の体育教材としても採用されている商品なのですが、大谷翔平投手が使っている姿が報道されたことにより、注目されているアイテムです(大谷投手が所有するものと同一)。

このアイテムは良い投げ方で投げることができなければ遠くまで投げられず、上手く投げられると「ピュー!」と笛を鳴らしながら飛んでいくんです。ジャイロボールを投げる練習をするためのアイテムだと勘違いされている場合も多いのですが、そうではありません。肩関節の内旋・外旋の回旋可動域を最大限に使い、肩肘を柔らかく使い、極力少ない負荷で良いボールを投げる練習をするためのアイテムです。

一部スポーツニュースではこの商品を使い、大谷投手がジャイロボールを投げる練習をしているとも報じられていますが、これは完全に誤りです。もちろん野球動作を専門的に勉強しているコーチでなければ、なかなかこのような練習アイテムを使う意義を正しく理解・説明することはできません。ですのでスポーツ記者の方が誤解してしまうのも無理はないのかもしれません。

ですがこれを実際に使っていこうとする野球選手は、決して誤解してはいけません。このアイテムを使って、ジャイロボールを投げる練習はしないでください。無理にジャイロ回転のボールを投げようとすれば肘が下がりやすくなりますし、ストレートがスライダー回転しやすくなり、ストレートの伸びが低下してしまいます。中途半端にジャイロボールを投げようとすることほど危険なことはありません。

【ジャイロボールの投げ方】アニメの魔球は嘘だったって本当?!

ヴォーテックスフットボールはトップポジションで肩関節を最大外旋させ、そこから内旋過程でボールをリリースしていくための練習アイテムです。ちょっと小難しい説明になってしまいましたが、要するに肩関節を柔らかく使い、それによって肩肘にかかる負荷を軽減させ、結果的にリリースポイントのブレを減らしていくための練習アイテムです。

このアイテムを「ピュー!」っと鳴らして遠くまで投げられるようになれば、ストレートの伸びがアップし、左右の制球力が安定していくはずです。ただし野球ボールとは形状がまったく異なりますので、常用は控えた方が良いかもしれません。多くても週に数回、10〜20球程度このアイテムにを使って正しい動きができているのかを確認する、という使い方がベストだと思います。練習意図、使い方を間違えなければとてもオススメの練習アイテムですので、ぜひ皆さんもご興味あれば使ってみてください。

ちなみに下の写真の青いアイテムはジャベリックスロー(槍投げ)を練習するためのPivot-Gearの商品で、オリックスバファローズの山本由伸(山本由伸投手の投球フォーム分析)が練習で利用しているものです。同一商品ではないのですが、ほとんど同じ商品です。僕の対面レッスンを受けたことがある方なら、ヴォーテックスフットボールやPivot-Gearを使ったことがあるという選手も多いと思います。怪我をしにくい上にパフォーマンスもアップする投げ方をマスターするためには、非常に効果的なアイテムですので、プロコーチ的にはかなりオススメです。

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Amazonで大谷翔平投手愛用のヴォーテックスフットボールをチェックしてみる

Amazonで山本由伸投手愛用のPivot-Gearをチェックしてみる

今回ご紹介したい商品はルルドのマッサージクッション です。何年か前にすごく流行り、雑貨店には必ず置いてあるほどでしたので、ご存知の方も多いと思います。わたくしチーフコーチもこのアイテムを愛用しているのですが、もっと早くオススメするべきだったと思っているほど、すごく良い商品です。

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ご存知の通りこれはマッサージクッションであるわけですが、クッション内の2つのボールが回転することによって、いろいろな部分をマッサージしてくれるんです。腰や背中に使うのは普通ですが、肩こりや太もも、ふくらはぎ、足の裏など、どこにでも使えてしまいます。

ちなみにわたしのオススメは肩甲骨です。良い投げ方ができるようになると肩甲骨がよく動くようになります。その疲れが良い感じで取れるんです。使い方は簡単で、ルルドを肩甲骨あたりにセットしてスイッチを入れるだけ。そうするとボールが右回り、左回りと交互に回転しながら、肩甲骨をグイグイ広げてくれるんです。すっごく気持ち良いですよ!

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スイッチを1回押すと普通に回り、2回押すと写真のようにウォームアップ機能が働きます。赤く光っているのがわかりますか?これがあったかくて気持ち良いのです。腰とか足の裏をこのモードでマッサージすると、体がすぐにホカホカとあったまってきます。

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野球選手はプロアマ問わず、体のメンテナンスはとても大切です。でもマッサージに頻繁に通うとなると経済的にすごく大変です。1時間数千円以上ですもんね。しかしルルドのマッサージクッション が1つあれば、マッサージに通う必要もなくなります。

実は数週間前に酷い腰痛に悩まされました。仕事で中腰でいることが多いため、腰に大きなコリができてしまったんです。指で押してもなかなか押し切れず、ほぐすこともできませんでした。でもそのコリの部分を20分くらいルルドのマッサージクッション で、ウォームアップ機能を使ってマッサージしていたら、カッチカチだったコリがけっこうほぐれてしまいました。今はルルドとストレッチングの併用で、腰痛の悩みもすっかり改善です!

ちなみに車のシガーソケットからも電源供給することができますので、長距離ドライヴにもオススメですよ。なおわたくしが愛用しているのはSサイズのものです。Sサイズの方が腰の低い位置とかをマッサージしやすくてオススメです。


steam1.JPG今回ご紹介したいのはこの商品です。アイリスオーヤマのスチームクリーナーです。ご存知の通りこれはお掃除グッズです。我が家でもキッチンやバスルームなどなど家中で使いましたが、今までなかなか落とせなかった油汚れやカビなど、一瞬でキレイにになります!その汚れの落ち具合には感動を覚えるほどです!

でもこのページはあくまでも野球に役立つ商品をご紹介するページです。なのになぜスチームクリーナーかと言いますと、2枚目のボールの写真と3枚目のボールの写真をご覧いただければわかると思います。2枚目のボールは、草や土の汚れがこびりついて、拭いてもタワシでこすってもなかなかキレイになりませんでした。なのでほとんど汚れたままで諦めていました(苦笑)

ですが3枚目の写真をご覧になってみてください。これ、2枚目と同じボールです。1〜2分スチームクリーナーで軽くこすっただけでこんなにキレイになりました。ゴシゴシやったのではなく、軽くこすっただけです!しかも水洗いしたボール特有の、ツルツル感もありません。新品同様とまでは言いませんが、軟式球特有のグリップ感がしっかりと残っています。

ビフォー
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アフター
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凄くないですか?!2枚のボールが、たった1〜2分で3枚目のようなキレイなボールに復活です!縫い目とかディンプルの溝にこびりついた汚れがキレイに落ちていますよね。いや〜、スチームクリーナーを買って本当に良かった!ちなみにわたくしチーフコーチが購入したのはリンク先の商品とまったく同じ、Amazonで5,000円弱で売られているアイリスオーヤマの「STM-304W」という商品です。

もっと値段が高い商品を選ぶとアタッチメントが増えたり、一度に使用できる時間が長くなったりするようですが、わたしはこのモデルでも十分満足しております。

ちなみに他の使い方として、スパイクの裏をピカピカにしたり、磨いても落ちないスパイクの革部分の汚れをササっと落としたり、買ったばかりのグラブをスチームで柔らかくしたり、ヘルメットの中を高温消毒して消臭したり、エナメルバックにこびりついた汚れを落としたり、野球グッズに対しても色々な使い方ができます。

使い方のポイントとしては、スチームを当ててキレイにしたらすぐに乾拭きして水気と取ってください。革とかゴム製の軟式球は濡らしっぱなしにしてしまうと痛んでしまいますので。

今年もあと2ヵ月。スチームクリーナー  は大掃除にも大活躍してくれるはずです。5,000円でこれだけ貢献してくれたら、もう言うことなしだと思います!ぜひご利用になってみてください。

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今回ご紹介したいのはこの商品です。充電式のポータブル投光器です。購入したのは50Wのものなのですが、夜間コーチングではもう大活躍です!1つだけでも設置方法によっては、90km/h程度のボールでキャッチボールが可能なほどの明るさです。2つあれば夜間練習時の明るさに困ることはないはずです!

この商品の何が便利かって、やっぱり1回の充電で4時間以上使えることです。実は以前、コーチング用に屋外で使える照明器具を探していたんですが、どうしてもコンセント必須か、発電機とセットという商品がほとんどで、持ち運びが難しく、しかも発電機のエンジンがうるさいということで断念した経緯がありました。それと比べるとこの商品は手で持ち運びができ、音は一切しないし、LEDだけあって省エネですごく明るい!

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ちなみに雨天でも使える防水加工になっているようなので、ちょっとやそっと濡れても大丈夫なんです。丈夫さを考えても、値段以上の価値がある商品だと使いながら実感しています。

なおこの商品には専用のスタンドもあるようなのですが、当野球塾ではスタンドは使っていません。とは言え、地面や椅子の上に置くだけでは十分な明るさを確保することもできません。そこでどうしているかというと、カラビナの存在です!

2〜3枚目の写真の通り、後ろにカラビナをセットして、バックネットの高いところに天井ライトのように吊るして使っています。そのため専用スタンドを使った時よりも、広範囲で明るさを確保することができます。

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もしご自宅の庭や、夜間のグラウンドで日々自主トレをされている方がいらっしゃいましたら、この商品は本当にオススメです。一人で素振りやティーバッティング、ネットスローを行う程度であれば、この商品1つあるだけで十分な明るさを確保できます。当野球塾のコーチングでは2つ使っているのですが、2つ使えれば夜間練習場としては十分な明るさを確保できます!

しかし、LEDというのは本当に偉大ですね。これがもし普通の電球であればバッテリーだけではそれほど明るくはならないし、電球もすぐに切れてしまいます。以前LEDではないレフランプを仕事で使っていたことがあるのですが、明るい電球ほどすぐに切れてしまい、コストばかりがかさんで困ったことがありました。

それに比べてこの商品はLEDですので、電球もそう簡単に切れることはありません。機能性、耐久性、利便性を考えても費用対効果が抜群の商品だと思います。使ってみて改めて、自信を持ってオススメできる商品ですので、ご興味がある方はぜひチェックしてみてください。


追記:2017年1月13日

先日3メートルの高さから、土のグラウンドに誤ってこのライトを落としてしまいました。しかし一切壊れることなく、ヒビ一つ入らず、普通に使えています。頑丈さでもこの商品は本当にオススメです!

なお1年間ほとんど毎日使い、ほとんど毎日充電を繰り返した結果、ちょうど1年くらいでバッテリーが一気に劣化してしまいました。徐々にではなく、突然劣化したという印象です。放電作業(電池を使い切ってからの充電作業)を一切行わなかったせいもあり、フル充電でも1時間しか点灯しなくなりました。ちなみに新品時はフル充電で軽く4時間以上点灯していました。ただ、当野球塾のように、普通の方ははほとんど毎日使うことなどないと思います。ですのでバッテリーの面でも安心してご購入いただくことができます!

ちなみに後で知ったことなのですが、リチウム電池は放電しない方が良いそうです。バッテリーを空にしてしまうとすぐに傷んでしまうらしいので、バッテリーは常にフル充電状態で保管された方がバッテリーは長持ちします。実際当野球塾でもフル充電保管するようにしてから、バッテリーが長持ちするようになりました。付属されている充電用アダプターは、充電が終わるとランプが赤から緑に変わるため、フル充電されたら一目でチェックすることもできます。


追記:2019年1月10日

投光器4種類の明るさを比較してみました。ぜひ購入時に参考にしてみてください。なお型番や正確な商品名は不明です。販売店によっても商品名が変わるケースがあるようです。

(1)50W/旧型投光器/写真左上
バッテリーの厚みがある分、持ち運びには少し不便なのですが、一番明るいです!旧型のため一番安いですし、練習場まで頻繁に持ち歩く必要がない場合は一番のオススメです。しかしAmazonでは販売が終了しているようですので(2021年12月12日現在)、店頭や他のネットショップで探してみてください。

(2)50W/薄型投光器/写真右上
旧型投光器よりは、ほんの少しだけ明るさは弱いです。とは言っても明らかに暗いと感じるほどの差はなく、照明部周辺のシルバーのアルミの部分が旧式よりも少し狭い分、明るさがわずかに減っているという程度です。もし持ち運ぶのであれば、薄くて軽いこのタイプがオススメです。

(3)160W/小型投光器/写真左下
160Wなのですが、上記の50Wと比べると圧倒的に暗いです。買うなら(1)か(2)の50Wが良いと思いますが、小さくて軽い方が良いという場合はこれを選ぶのもアリかもしれません。

(4)100W/小型投光器/写真右下
これは買わない方が良いです。ハッキリ言って暗いです。光の色も真っ白ではないため、余計暗く感じます。この4つの中で、この100Wのタイプのみ、照明部を肉眼で直視できてしまうほど暗いです。

投光器を比較 投光器を比較してみる

コアトレに最適なバランスボード


CIMG0070.JPGわたくしチーフコーチが今回ご紹介したいのはこれ。バランスボードです。バランス感覚が鈍っている方だと、このボードの上に立っているだけでも一苦労だと思います。

どのような意図でこれを使うかと言いますと、バランス感覚はもちろんのこと、コア(体幹)をアップさせるために使います。コアが弱いとバランスを維持することも難しく、逆にコアがしっかりしていれば動作中の安定感がグッと増すことになります。

つまり速いボールを投げるために腕を鋭く振ったり、強い打球を打つためにハードスウィングをしても、軸(体幹)が乱れないため動作そのものから発生されるブレが少なくなるんです。一言で言えばパフォーマンスが安定するということです。

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ちなみにわたしはダンベルカールやフレンチプレスなど、ダンベルを使った上半身のトレーニングはすべてこのバランスボード の上で行っています。床の上でやる時と比べると、動作は少し大変になります。でも軸を強制的に安定させなければいけないため、トレーニングのフォームも自ずと良い形になっていくんです。

体幹は、腹筋や背筋で鍛えることも大切ですが、単純に「使う」ということはそれ以上に大切なんです。姿勢良く座り続けるというのも、現代ではひとつのコアトレーニングと言えるのではないでしょうか。パソコンやスマホの普及で、猫背になっている方も多いですからね。

バランスボードの上にただ立って本を読んだり音楽を聴いたりするだけでも良いコアトレーニングになると思いますので、みなさんもぜひ使ってみてください。




IMG_0250.JPG今回は「腕立て伏せバー 」をご紹介したいと思います。スポーツショップでも普通に売られている商品ですので、見たことがある方も多いと思います。でもこの商品のメリットを理解して使っている方は意外と少ないのではないでしょうか。

ちなみにみなさんは、腕立て伏せはどのようなフォームでされていますか?体育の授業でやるような、床に手をついて行う腕立て伏せ動作が一般的だと思います。腕を鍛えたい場合は肩幅、大胸筋を鍛えたい場合は肩幅よりも少し広げて行います。でもこの一般的な腕立て伏せ、ピッチャーは絶対にやってはダメです!

その理由は、体育の授業でやるような普通の腕立て伏せの場合、肩甲骨の可動域を最大限使うことができなくなります。つまりこの腕立て伏せをやればやるほど、肩甲骨を動かしにくい筋肉を作ってしまうことになります。そしてもちろん、肩甲骨を上手に使えなくなれば、ピッチャーとしてのパフォーマンスは大幅に低下してしまいます。

そこで登場するのがこの腕立て伏せバーというわけです。わたくしチーフコーチは写真の商品を使っていますが、腕立て伏せバー であればどのようなメーカーのものでも大丈夫です。ではここで、ピッチャーがやるべき腕立て伏せのフォームをかんたんにご紹介したいと思います。

1.まずバーを肩幅よりも少しだけ広めに、「ハ」の字にセットします。
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 2.耳・股関節・くるぶしを一直線にし、体幹を真っ直ぐにした状態で構えます。
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3.頭1個分、頭を前へ出しながら肩甲骨を最大限の深さで動かして体を沈めていきます。
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普通の腕立て伏せを連続で50回できる方であっても、このフォームでは10回やっただけで相当キツイと思います。3の写真はアゴ・胸・膝が床に付かないギリギリのところまで体を沈めています。写真では膝が付いているようにも見えますが、パンツの膝部分が触れているだけで、膝はしっかり浮いています。

2と3の写真を連続で見ていただくとわかる通り、頭をかなり前へ出しながら体を沈めています。手を「ハ」の字にしてこのフォームを取ることによって、肩甲骨を最大限動かしていくことができるのです。

セットとしては、最大でも12回3セット程度(インターバルは30秒)でピッチャーの場合は十分です。腕立て伏せに自信がある方でも、このフォームではかなり辛いと思いますので、まずは3回3セットくらいから始め、徐々に12回3セットに近づけていけばいいと思います。

今日からは「腕立て伏せ」という言葉は頭の中から捨ててしまってください。「肩甲骨立て伏せ」という言葉で、このトレーニングを新たに覚え直してください。ピッチャーの場合はどんなトレーニングであっても、とにかく肩甲骨が固まらないフォームで鍛えていく必要があります。肩甲骨立て伏せをする場合、このバーがそれを手助けしてくれますので、ぜひ使ってみてください。

ちなみに写真の商品はゼビオで1000円前後で購入したものです。Amazonの腕立て伏せバーの商品一覧ページをご紹介いたしますので、どんな商品があるかチェックしてみてください。

yakyutaro_1.jpg今回は『 中学野球太郎』という人気野球雑誌をご紹介したいと思います。この雑誌はタイトルの通り、基本的には中学生向けの野球雑誌となります。しかし書かれている野球技術の解説などは、年代はまったく関係ないものです。つまり中学生じゃなくても、小学生、高校生、大学生、草野球のどのレベルでも通用することがたくさん書かれています。

中でも特に、小学生や草野球のように基本動作の習熟度が低い選手が多い分野では、中学野球太郎に書かれている技術解説はかなりプラスになるはずです。それこそ基本的な正しいキャッチボールのやり方なども解説されていますので、大人になってから草野球を始めた方などには、本格的な野球教則本を読むよりも、中学野球太郎を読んだ方がわかりやすい部分がたくさんあると思います。

Littlerockheartに通う選手は小学生、中学生、高校生、大学生、草野球、プロ選手と様々な世代がいるのですが、小学生〜高校生に聞くと、ほとんどの選手が中学野球太郎を一度以上読んだことがあると話していました。逆に中学野球太郎の存在を知らないという選手はいないほどです。

中学野球太郎というタイトルだけあって、もしかしたら大人は見かけてもあまり手に取らないかもしれません。しかしぜひ一度手に取ってみてください。ページをめくっていただければわかるように、大人でも十分読み応えのある、身の詰まった野球記事が200ページ近くに渡りたくさん掲載されています。プロ野球選手のインタビューなども掲載されていますので、ご自分ではプレーしないプロ野球ファンにも一読の価値ある野球雑誌です。

実は中学野球太郎VOL.7では、Littlerockheartの指導風景も6ページに渡り特集されているんです。もくじを見ると、名投手コーチが2時間でノーコンを改善すると、コーチの写真付きで紹介されています。しかも筑波大学の川村卓監督の隣に!Littlerockheartの特集記事を読んでいただくためにも、ぜひ一度『中学野球太郎 』をお手に取ってみてください。

なおLittlerockheartの特集はVOL.7に掲載されているのですが、47ページの3段目に「親指の付け根で釘を打ち付けて固定する」とありますが、これは正しくは「親指の付け根を釘で打ち付けて固定するイメージ」となります。この場にて訂正のご案内をさせていただきたいと思います。

VOL.7

VOL.6

VOL.5

VOL.4

VOL.3

VOL.2

VOL.1
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アスリートとしてもっと上を目指している選手には、ぜひこの『乳酸をどう活かすか 』という本を読んで欲しいとわたしは考えています。内容的にはすごく難しく、専門用語もたくさん出てくるため、決して入門書と呼べる読みやすい本ではありません。と言うよりも、普通の方が読んでもちんぷんかんぷんだと思いますし、10ページも読み進まないと思います。しかしそれでも、アスリートには読んで欲しいのです。

今まで日本では「乳酸=疲労物質」と考えられていました。しかしそれが間違った認識であるということを、この本では科学的根拠をふんだんに交えながら解説してくれています。繰り返しますが、体のことを本気で勉強したことのある方以外にとっては、用語を調べながら読まなければいけないほど難しい本です。

ですが自らの体が唯一の武器となる野球選手というアスリートであれば、それら難しい用語も少しずつ理解を深めながら、乳酸というものを正しく理解する必要があるとわたしは考えているのです。乳酸に関しては投球動作改善クラスで解説することもあるのですが、やはり1時間ではとても乳酸について語り尽すことはできません。

マッサージを受けに行った選手がたまに「乳酸が溜まってますね」とマッサージ師さんに言われたと、わたしに報告をしてくれます。このように、体を扱うプロのマッサージ師さんでもまだまだ乳酸に対する認識を誤っているというのが日本の現状です。ちなみにアメリカはどうかと言うと、もうすでに積極的に乳酸を使っていくという考え方のアスリートばかりになっています。乳酸を摂取できる軽食を口にしてから試合に挑むという選手もたくさんいます。日本のスポーツ界も今後はこのようになっていけばいいなとわたしは常々考えているのです。

この本は2008年に書かれたもので、当時の定価は¥2,300でした。しかしこの紹介記事を書いている時点でAmazonの古本は¥3,781まで高騰しています。ちなみにAmazonであってももう新品の取り扱いはしていないようです。ですのでもし都市部の大きな書店や、古本屋さんなどを巡ってこの本が定価程度の価格で売られていたら、アスリートであれば迷わず購入すべきです。世には大した根拠も示さずに「乳酸=悪」と書かれた本や情報が溢れていますが、この本では明確な根拠とともにそれが誤りであるということが余さず書かれています。わたくしチーフコーチが野球選手にオススメしたい良書の1冊です。

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今回ご紹介したいのはこれ、CASIOのEXILIMシリーズです。ちなみに現在わたしチーフコーチが愛用しているのはEX-ZR1000 というモデルで、少し前のモデルです。さらに言うと2010年以降、Littlerockheartでは4台ほどEXILIMを買い換えています。理由は撮影中に強風で倒れて壊れたり、運悪く悪送球が直撃して壊れたりと、わたしのミスによる故障ばかり。。。

EXILIMにはハイスピードシリーズというコンパクトデジカメのラインナップがあり、わたしが利用しているのもこのラインナップのひとつです。大きな特徴として、スーパースロー映像を撮影できる点と、30枚の連写ができるという点があります。これがあるからこそ、LittlerockheartではEXILIMのみを使い続けているのです。

他のデジカメにもスロー撮影モードや連写モードはあります。しかしEXILIMほどその機能が優れていて、充実しているデジカメはありません。まずスーパースロー映像ですが、正式にはハイスピードムービーということになります。野球中継で時々見られる超スローモーション映像は、まさにハイスピードムービーということになります。

1秒間に撮影できるコマ数は、通常のビデオ撮影だと30コマ(30fps)となります。しかしEXILIMでは最大1秒間に1000コマ(1000fps)まで撮影できるのです。つまり通常の映像の30倍ということですね。撮影したこれだけ多くのコマ数を、今度は1秒間に30コマで再生するため、超スローモーション映像になるという仕組みなのです。

通常の映像では近距離から撮影しても、リリースポイントやその角度、細かい動作まで目視でチェックすることはできません。そしてそれは、通常の映像をコマ送りにしても同じことです。なぜなら1秒間に30コマしか撮影できませんので、撮影しきれない部分が非常に多いのです。しかしハイスピードムービーであれば、動作のすべてを録画することができます。リリースポイントの位置だけではなく、指先がどのような向きでリリースを迎えているかや、ボールの回転も正確に目視することが可能となるのです。

ちなみにわたしのオススメは240fpsか、480fpsです。ほとんどは240fpsで細かく撮影することが可能なのですが、もしもっと細かいところまで見たいという時は、480fpsにされると良いと思います。なお最近ではiPhone6 でも240fpsのハイスピードムービーを撮影できますので、お持ちの方はEXILIMがなくてもiPhone6だけでも十分だと思います。

続いて連写モードについてですが、投球動作や打撃動作を撮影する分には十分すぎる機能を持っています。一度に最大30枚の連写ができますので、野球雑誌に掲載されているプロ野球選手の連続写真よりも、はるかに多くの写真を撮ることができます。あ、もちろん雑誌に載っているのはもっとすごい機能を持ったカメラで撮影し、その中から10枚くらいをピックアップした連続写真だと思います。

わたしが現在使っているEXILIMは前述の通りEX-ZR1000 というモデルなのですが、最新モデルを利用する必要はまったくありません。もちろん最新モデルだと最大の画素数であったり、その他Wi-Fi機能やSDカードが必要ないという機能もあるのですが、ハイスピードムービーと連写機能に関してはほとんど差はありません。ですのでAmazonなどでEXILIMハイスードカメラの旧モデルを購入しても、野球動作の撮影は十分こなすことができます。デジカメは新モデルが出ると、旧モデルはどんどん値下がりしていきます。ですのでオススメは、1〜2個前のモデルを購入することです。と考えると今はちょうど、わたしが愛用しているEX-ZR1000 を購入するくらいがタイミング的には良いのかもしれませんね。

EXILIMのハイスピードカメラシリーズは、もともとはゴルファーのために開発されたコンデジです。そのため大きな移動をせずに動作を取るスポーツの撮影に向いています。ゴルフのスウィング、バットスウィング、ピッチングモーションなど、定点撮影できるスポーツですね。オススメの撮影角度は投手の場合は真横と真後ろです。右投手であれば三塁側と二塁側、左投手であれば一塁側と二塁側。この2方向から撮っておくと、投球動作は非常に把握しやすくなります。

野球動作を論理的に作り上げていくためには、CASIOのEXILIMシリーズは強い味方になってくれます!わたし自身、これがなければまったく仕事にならないくらいです。野球選手がいるご家庭であれば、一家に1台あっても良いと思えるくらいです。なぜならこれはスポーツ撮影だけではなく、旅行や結婚式のスナップ写真、夕日や花などのネイチャー写真もとてもキレイに撮れるからです!

詳しい機能に関してはCASIOのオフィシャルページもご覧になってみてください。充実の機能のすべてをもっとわかりやすく説明してくれています。

EX-ZR1000 で撮影したハイスピードムービー