硬式野球の感触にはまだ程遠いM号とJ号を打つ際の感触

打力アップマニュアルプレゼント!


打率がなかなか上がらない選手から、当たっても打球があまり飛ばない選手まで、 バッティングの悩みを短期間で解決するためのテクニック集をカズコーチがまとめあげました。 選手だけではなく、指導法に悩むパパママコーチの強い味方にもなるバッティングテクニック集を無料プレゼント中!


4冊セットで無料プレゼント中❗️
1️⃣ 球速アップ編
2️⃣ 制球力アップ編
3️⃣ ミート力アップ編
4️⃣ 長打力アップ編
写真満載のトータル121ページ、2024年最新版✨


TeamKazオンライン野球塾 TeamKazオンライン野球塾

野球上達マニュアル4冊セットを今すぐ無料ダウンロード

カテゴリ:
ページ公開日:

昨年から今年にかけて、軟式のA号・B号はM号に、C号はJ号に変更されました。それぞれボールは少しずつ重くなり、さらに非常に硬くなりました。それに伴い体に当たった時の痛みも、旧軟式球よりも大きくなったと思います。軟式球の今回のメジャーチェンジは、軟式球をより硬式球に近付け、軟式野球から硬式野球へのシフトをしやすくするというものが1つの目的とされていました。しかし実際のところは、硬式野球の打ち方で打つことはまたできないようです。


硬式野球の打ち方とは、打球にバックスピンやトップスピンをかける打ち方のことです。確かに旧軟式球よりはスピンをかけやすくなりました。ノックのように細いバットで軽く振って飛ばしていく場合は、M号・J号にもある程度のスピンを与えられるようになりました。しかし普通のバットで普通に打っていく場合は、やはりボールがかなり潰れてしまうため、硬くなったとは言え、まだ硬式野球の打ち方で打つことはできません。

IMG_5138.jpg
この写真は、小学4年生がJ号を打った瞬間のものです。小学4年生のスウィングであっても、これだけボールが潰れてしまうんです。時速0キロのティーバッティングでもこれだけ潰れてしまいますので、ピッチャーが投げたボールを打った際にはもっと潰れやすくなります。

ボールが潰れてしまうとバックスピンやトップスピンをかけることは非常に難しくなり、かけようとしてもボールが潰れた分歪な回転になり、内野フライやキャッチャーフライ、もしくはファールエリアに逃げていくゴロになってしまいます。ちなみにビヨンドなどの複合バットでは、バット側が潰れていくためスピンを与える打ち方はできません。

新しい軟式球をしばらく使ってみた感想としましては、硬式球に近づいたという実感はそれほどありません。確かに硬く重くなりましたが、それでもプレーしている実感としては、あくまでも軟式球であり、旧軟式球とほとんど大差はないというのが僕個人としての実感です。

やはりボールの中身が空洞になっている限りは、ゴムをどれだけ硬くしても、バットで叩いた際には必ず潰れてしまうと思います。これが準硬式球(中身が詰まった軟式球/H号)のような軟式球になれば、もう少し硬式野球に近い感触でプレーができると思います。しかし現状の新しい軟式球では、硬式野球と同じ感覚でプレーすることはできないため、今回のメジャーチェンジに大きな意味はなかったのではないか、というのが僕個人の感想でした。

バウンドはしなくなったけどスピンを与えることもできないので、確かに弱いゴロを捕球するという面では硬式野球に近づいたのかもしれませんが、それ以外の面ではまだまだ硬式野球とは別物であると考えた方が良さそうです。
  • 硬式野球に近付けるために導入されたM号とJ号
  • まだまだ硬式野球とは別の野球という実感の新軟式球
  • 非力な選手が打ってもまだ潰れてしまうM号とJ号

コラム筆者カズコーチ著!豪華121ページの『ミート力と長打力がグングンUPする㊙️野球テクニック集』を無料プレゼント中! ダウンロード方法はこちらのページでチェックしてね!

コラム筆者:カズコーチ@プロの野球コーチ
プロ野球選手の個人指導(主にパ・リーグ)経験も豊富!肩肘を痛めずパフォーマンスを向上させられる指導法が好評!

カズコーチの最新レッスン動画

2024年2月23日公開『縦振りと横振りの違い、そしてそれぞれのメリットデメリットとは?』