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冬季にダブルヘッダーを行う少年野球の不思議

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日本の少年野球は驚くほどダブルヘッダーが多いように感じられます。気温が暖かく、投手の人数も多いチームであれば問題はないと思います。しかし不思議に感じられるのは、投手の人数が少ないのに冬に行われるダブルヘッダーです。中にはトリプルヘッダーを行うチームもあるようです。

現在の少年野球の状況を考えると、1チームだけで紅白戦を行えるチームは非常に少ないと思いますが、紅白戦を行えるチームのみにダブルヘッダーは許可されるべきだとわたしは考えています。そして冬季のダブルヘッダーは絶対的に避けるべきです。理由はかんたんで、投手に限らず怪我のリスクが非常に高まるためです。

冬季は試合を行うくらいならば練習を行うべきです。練習であれば、1時間なら1時間、2時間なら2時間動き続けることもできます。しかし試合となるとそうはいきません。いくら声を一生懸命出しても、ウォームアップした体はあっという間に冷えてしまいます。野球は「間」が多いスポーツですので、試合中にその「間」を過ごしているうちに体は冷えてしまうのです。

体温も筋温も下がった状態で運動をすれば、投手が肩を痛めやすくなるのは当然ですし、野手でも急に走り出した際に肉離れや捻挫を引き起こしやすくなります。

筋温とは筋肉の温度のことですが、これは体温よりも0.5度くらい高くなります。例えば体温が36.5℃だとすれば、筋温は37℃程度になります。スポーツをするのに適した筋温は39℃と言われていますので、これを下回る状態では試合を行うべきではないのです。

選手のみで意思決定ができる大人の草野球と、大人が意思決定をして試合をする少年野球とでは、ダブルヘッダーの意味合いはまったく異なってきます。草野球であれば寒さのリスクを承知した上で自らの意思で試合を組むことができます。しかし少年野球は違います。中には大人の事情で組まれるダブルヘッダー、トリプルヘッダーも多いはずです。まさに本末転倒です。子どもたちの教育、健康促進、運動技能の向上を目指すはずの少年野球で、怪我のリスクが高い時期に試合を行っているのですから。

みなさん誰しもが寒い冬は怪我をしやすい、ということをご存知だと思います。それなのに日本の少年野球では寒い2月でも関係なく試合を組み、中にはダブルヘッダーまで組んでしまうことがまだまだ多いようです。

わたしはダブルヘッダーそのものを否定するつもりはありません。投手の人数が多く、暖かい季節ならば体力次第ではダブルヘッダーを組んでも良いと思います。実際子どもたちも、練習よりも試合の方が楽しいはずですから。しかしその楽しいはずの試合で不必要な怪我をさせないためにも、投手の人数が少ないチームと寒い冬季はダブルヘッダーはもちろんのこと、試合も組むべきではないとCoach Kazのマンツーマン野球塾では考えています。

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