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2014年09月09日

先発投手に立ち上がりが苦手な投手が多い理由


なぜ先発投手の中にはどうしても立ち上がりから好投できない投手が多いのだと思いますか?今回はその理由の一つについて書き進めていきたいと思います。

その前にまず、先発投手と中継ぎ投手の違いについて考えてみたいと思います。先発投手というのは基本的には長いイニングを投げるため、体力などのペース配分を考えながら投げます。そのため最初から飛ばしていく先発投手はほとんどいません。一方中継ぎ投手はほとんどの場合1イニングのみだったり、アマチュア野球でも多くの場合3イニング前後しか投げることはありません。そのため最初から最後までアクセル全開で投げ続けることができるのです。

先発投手が常時70%くらいの力で投げているとすれば、中継ぎ投手は90%以上で投げている、と言うことができます。この力配分が今回のお話では重要になってくるのです。

試合という本番の場では、誰しも緊張するものです。よほど肝が据わった、心臓に毛が生えていると言われそうな投手でない限り、マウンドに登れば誰しもが多かれ少なかれ緊張を感じます。緊張感というのは体を硬直させるデメリットがあるのです。体が硬直するということは、リラックスできないということになり、70%前後の力で良いボールを投げることも難しくなります。

一方常に全力投球をしている中継ぎ投手の場合、緊張して体が多少硬直したとしても、力一杯投げることでその硬直を取り払うことができるのです。つまりマウンドでの緊張感を覚えていたとしても、パフォーマンスにそれほど大きな影響を与えることはありません。

ですが先発投手の場合は、中継ぎ投手以上に球質や制球力が求められます。多少なりとも硬直している状態ではリラックスして投げることはできませんので、ボールの回転数は減り球質が低下し、いつもの制球力も失ってしまうということになります。これが先発投手によくある、立ち上がりがスムーズに行かない原因だとわたしは考え、選手たちにはこれを改善するための方法をたくさんアドバイスしています。

先発投手は立ち上がりが悪くても、2回3回くらいまでにはいつもの調子に戻ることがほとんどです。つまりそれくらいになると緊張感も和らぎ、いつも通りに投げられるようになるということなのです。

このようなメンタリティ(野球心理学)に関しては投球動作改善クラスで解説していますので、ご興味ある選手はぜひ一度クラスを受講しにいらしてください。

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