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2012年11月24日

真冬の投球練習は本当に肩痛を引き起こすのか


これからの季節、気温は日に日に下がっていきます。野球界の一つの常識として、寒い時期に投球練習はあまりすべきではない、というものがあります。その理由は、寒い時にボールを投げても肩を痛めてしまうためです。しかしこの考え方は本当に正しいかと問えば、必ずしもイエスとは言えないのです。寒い日にボールを投げても、必ずしも肩を痛めることはないのです。

寒い日に肩を痛める原因は、気温が低い中で投げるということではありません。肩が冷めてしまった状態で投げてしまうために、肩を痛めてしまうのです。肩の筋温が上がっている状態で投げれば、寒い日でも肩を壊すことはありません。もちろん温まり切っていない状態で強いボールを投げてはいけませんが、それは夏でも同じことです。ですが一度温まった肩が、冷め出している状態で投げることは避けてください。これは肩を壊す大きな原因であり、寒い日も暑い日も問わず同じことが言えます。

つまり寒いからダメ、暑いから大丈夫ということではなく、寒くても暑くても温まり切る前の状態、もしくは冷め始めている状態で投げれば肩を壊す大きな原因となります。夏は冷めにくく、冬は冷めやすいという状況の差はありますが、肩を壊す原因が夏と冬で変わることはないのです。

気温5℃くらいの寒い中でも、筋温を上げるためにしっかりと体を動かせば、夏同様に運動による汗を出すことはできます。それだけ体が温まっている状態で投げていれば、真冬に投球練習をしてもそれにより肩を痛めることはないのです。ですので寒いからボールを投げないという考え方は、一つの考え方としては成り立つかもしれませんが、肩痛を回避するための対策としては決して正解ではないのです。

ちなみに軽い肩痛を患っていても、筋温が上がり血液の循環が良くなることで、痛みを感じなくなることがあります。ですがこれは治ったというわけではありません。この状態で痛みが引いたからと言ってボールを投げては、肩痛を酷くしてしまうだけです。もし今肩痛を患っているならば、ウォームアップ後に痛みが引いたとしても絶対に投球をしてはいけません。体が冷えている通常時でもまったく痛みがなくなるまでは、ボールを投げることは控えましょう。

もし成長期に痛みを誤魔化しながら投げ続けてしまうと、後々取り返しのつかない故障を招いてしまう危険性があります。ですので痛みがある状態、冷えた状態、疲れが溜まっている状態でのピッチングは、絶対に避けるようにしてください。


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