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冬は投球練習は避けるべきなのか?投手と寒さの関係

寒さは投手の敵であるとは昔からよく言われていることです。例えばプロ野球のオープン戦。2月3月と言えばまだまだ雪が降ってもおかしくはない季節です。そんな時期のオープン戦、急に雪が降り出したため、主戦投手が先発回避をし、若手投手が代わりに先発マウンドに立つということもあります(その先発機会から飛躍したのが西鉄・稲尾和久投手でした)。確かに寒い中無理をして投げれば故障に繋がりますが、では本当に寒いから故障しやすいということになるのでしょうか?

結論から言って、僕はノーだと考えています。寒い中でピッチングをすることで肩を壊すことはありません。しっかりとウォームアップをし、攻撃時も肩が冷えないようにケアをしていれば、例えば雪の降る中で投げたとしても肩を簡単に壊すことはありません。

ただし体が温まる前に投げたり、一度冷えてしまったあとでもう一度投げたりすれば、それは故障のリスクを一気に高めることになります。そうです、大事なのは寒い日は投げないということではなく、寒い日は体を十分に温めてから投げるということなのです。そこを勘違いしてしまうと冬の投げ込みが不足してしまい、勝負どころの夏にスタミナ不足に陥ってしまいます。

これは実際、暑くても寒くても関係ないことなのですが、ウォームアップは十分過ぎるほどやるべきことです。イチロー選手はほとんど怪我をすることなく長年試合に出続けていますが、これは他選手の3倍の時間をウォームアップやストレッチに費やしているためです。しっかりとウォームアップをすると筋肉がほぐれ、血行が良くなり、筋温もしっかりと高まっていきます。この状態を作ってから投げれば、寒い日に登板をしても寒さで肩を壊すことはありません。

逆に十分なウォームアップをしないで投げれば、筋肉が固い状態で、筋温も低いまま投げることになります。この状態では関節の可動性は非常に狭くなり、本来投げられるはずの良いボールを投げられなくなります。すると徐々に力んで投げるようになり、その力みが肩・肘にストレスを与え、故障を引き起こしてしまいます。

アマチュア野球ではダブルヘッダーは日常茶飯事です。そのため1日2試合で投げる投手も出てきます。ただ現代では連投の規定が定められているため、公式戦や公の練習試合では連投にストップがかけられるケースもあります。しかし試合じゃなくても、試合+練習で1日に2回投げることはあります。この場合、連投間では決して肩を冷やさないようにしましょう。一度冷えた肩は、再度ウォームアップをしても温まりにくくなります。

ダブルヘッダーや、試合+練習で連投を強いられる場合は、連投間の時間はなるべく短くしましょう。そして絶対に肩を冷まさないことです。一度温まった肩が冷めてしまうと、ウォームアップ前よりも筋肉が硬い状態になることが多くなります。筋肉は鍛えると硬くなりますよね?それと同様で、投げることによって使われた筋肉も硬くなるのです。

繰り返しになりますが、しっかりとウォームアップをした状態であれば、寒い日に投げても肩は壊れません。しかし温まる前や、一度温めた肩が冷えたあとで投げることだけは季節に関わらず絶対に避けましょう。故障を引き起こす大きな原因となってしまいます。

最新の投手育成コラムは2020年02月11日(火)公開の
『シュートは投げ方を間違わなければ肘を痛めることもない』

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