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グラブ側の肩が開かないように、胸郭の動きを意識しよう

右ピッチャーの場合「投げる時に左肩を開いてはいけない」とはよく言われることです。ではなぜ左肩を開いてはいけないのでしょうか?投げる時に左肩(左投げなら右肩)が開いてしまうと、まず右腕の動きが遅れ気味になってしまいます。つまり、肘がしっかりと肩線分(両肩を結んだラインの延長線上)に上がる前に投球をしてしまうため、肘が下がった状態でボールを投げなければならなくなります。

そしてデメリットはそれだけではなく、左肩が開いてしまうとボールがバッターから丸見えになってしまいます。するとどんなに速いボールを投げたとしても、対応されてしまいます。さらにはボールが引っかかりやすくなり、内角に投げたつもりのボールも外角に流れるようになり、制球力がつかなくなります。

ではどうすれば左肩を閉じることができるのか?

他の記事でも似たようなことを書きましたが、左肩を閉じるためには左肩をいじってはいけません。左肩の動きを修正するために左肩をいじってしまうと、フォームが崩れてしまい、長いスランプに突入してしまうことにも繋がります。ですので左肩を閉じるためには、胸郭を意識するようにしましょう。

胸郭とは、胸部にある骨のことです。胸郭にも僅かな可動性があります。胸を張れば胸郭は開き、胸をすぼめれば胸郭は閉じます。肩や肘関節のように目に見えた動きをすることはありませんが、意識をすることで小さな動きを制御できるようになります。ですがこれは難しいんです。できる人はすぐにできることもあるのですが、できない人は本当に3~4ヵ月かけてやっと意識できるようになります。

なぜ難しいかと言うと、ピッチングモーションの場合は左右の胸郭を同じようには動かさないからです。つまり、左を閉じている時は右を開き、右を開いている時は左を閉じなければならないためです。

テイクバックが最深部にある時点では左胸郭と閉じ、右胸郭を開きます。この時点でこの形を作れていれば、左肩は開きにくくなります。つまり左肩を開かないで投げるためには、この形を目指す、ということになるわけです。

ここからグラヴをはめた左腕を脇に巻き取り、右腕を振っていくわけですが、この動作に移行する流れの中で今度は左胸郭開き、右胸郭を閉じていくわけです。この形ができると、右腕が遠回りしにくくなり、不必要な遠心力により肩痛・肘痛を起こすリスクが低くなります。

さらに細かいことを言うと、ここにさらに両腕の内旋・外旋動作も関わってきます。ピッチングモーションは精密な動きがいくつも折り重なって成り立っています。だからこそピッチングモーションを作り上げるには、本当に長い時間を要するというわけですね。

ですのでピッチャーのみなさん、焦らずに少しずつ前進して行ってください。

最新の投手育成コラムは2020年02月11日(火)公開の
『シュートは投げ方を間違わなければ肘を痛めることもない』

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