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2011年05月09日

野球肘の原因は、投げ方の悪さにある


子どもから大人まで、野球肘と呼ばれる肘痛に苦しんでいる人は想像以上に多くいます。そしてそれを、我慢しながら投げている選手はそれ以上に多いのが実情。でも痛みを我慢しながら投げ続けてしまうと、取り返しの付かないことになってしまう場合もあります。甲子園やプロ野球どころか、草野球のマウンドにすら立てなくなることだってあるんです。

肘痛というのは、僕に言わせれば2種類しかありません。1つ目は遺伝性によるもので、2つ目は投げ方の問題。遺伝性に関しては後日また詳しく書きますが、長男が肘痛になれば次男もかなり高い確率で肘痛を起こします。そしてこれは野球少年に限った問題ではなく、どんな子どもにも起こります。野球少年の場合、野球が肘を多く使うスポーツであるため痛みを感じますが、実はサッカー少年にもバスケ少年にもこの症状が起こる可能性はあります。

さて、遺伝性の話はいったん置いておき、ここでは投げ方の問題を指摘したいと思います。子どもの場合の肘痛はいくつかの原因が考えられるのですが、大人の肘痛は100%投げ方に問題があります。例えば肘痛を起こして整形外科や整骨院に行って治療すれば、その場では痛みを取り除くことができるかもしれません。しかし痛みの根源となっている悪い投げ方を直さない限りは、ほぼ確実に再発してしまいます。

野球肘と言えば、原因としてよく叫ばれるのは変化球です。少年野球では今は変化球を投げることが禁じられているほどです。でも本当に問題なのは変化球を投げることではなく、変化球の投げ方です。そしてそれは変化球の投げ方だけではなく、ストレートの投げ方も同様。投げ方が悪ければ、変化球を投げても投げなくても肘は痛くなります。

では悪い投げ方とは?

厳密に言えば投げ方の悪さは人それぞれですが、大雑把に言えば肘の位置。さらに言えばトップの位置です。野球は投げるのも打つのもトップが何よりも大切なスポーツです。トップがしっかりと決まっていない投げ方は、悪い投げ方になる可能性が高くなります。つまり、肘が下がったり、高過ぎたりといった状態です。

肘の下がる原因、肘が高過ぎる原因は人それぞれなので一概には言えないのですが、しかしトップの位置をしっかりと定めてあげることで、肘痛を引き起こさない投げ方ができるようになります。そして正しい投げ方ができれば、変化球を投げて肘を悪くする可能性も低くなります。

覚えておいてください。変化球は投げることによって肘を痛めるのではなく、その投げ方の良し悪しにより肘痛を引き起こすのです。そして変化球を投げたことがなくても、投げ方が悪ければ肘は痛めてしまいます。


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コラムカテゴリー:野球肘
コラム著:Coach Kaz
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