コーチング中にお父さんお母さんとお話をしていると、野球少年たちの肘痛が本当に多すぎるということを実感させられます。野球をしている限り、野球肘というのは避けて通れないものなのでしょうか?いえ、そんなことはありません。理論的に、野球肘になりにくい良い投げ方というものがちゃんと存在しているんです。
子どもたちの野球肘を減らすのに効果的な、最も手っ取り早い方法があります。非常に簡単です。誰にでもできます。それはですね、野球動作を理論的に学んでおらず、経験則でしか教えられない野球経験者が、子どもたちに投げ方を教えることをやめる、ということです。これが最も手っ取り早いと思います。
僕はこれまで、何十チームという少年野球チームの練習風景を観察してきましたが、野球肘になりにくい良い投げ方を指導できているチームは1つもありませんでした。逆に「その投げ方をさせたら肘痛めちゃうよ!」という動作を教えてしまっているチームがほとんどでした。
高校以上の野球強豪校になると、時々肘を痛めにくい投げ方をご存知の監督さんもいらっしゃいます。それでも稀です。しかし小中学生のクラブチームのボランティアコーチでは、野球肘になりにくい投げ方を理解されている方は限りなく0%に近いと思います。ちなみに一般書店で市販されている野球教則本のほとんどで、野球肘になりやすい投げ方が解説されてしまっています。そのような野球教則本の著者も発行者も、本当に勉強不足です。
極論、試合で勝つための方法なんてどうでも良いんです。試合に勝てたとしても、野球肘になることで健康を失ってしまってはスポーツをするメリットが半減してしまいます。プロじゃない限り、スポーツは健康のためにするものです。しかし野球界に関しては小学生の段階で肘を痛めている選手が多すぎます!
少年野球でも今年から本格的に球数制限が導入されるわけですが、試合での球数を制限したところで抜本的な解決には至らないと思います。日本ではいまだに朝8時から夕方暗くなるまで子どもたちを野球漬けにしてしまっています。試合での球数を減らしたところで、良くない投げ方でこんなに長時間練習をさせれば、試合に出る前に肘を痛めてしまいます。
野球肘にならない投げ方をお子さんに身につけて欲しいですか?聞くまでもなく、お父さんお母さんなら誰もがそう思っていると思います。僕のコーチングでは、とにかく肩肘を痛めないフォーム作りを徹底して行なっています。その上で、パフォーマンスが向上していく流れを作っています。手の動かし方ばかりを指導する小手先のコーチングではなく、足の使い方、土台の作り方から徹底したコーチングを行なっています。そしてしっかりとした土台を作った上で、肘痛になりにくい上半身の使い方を指導するというコーチングを行なっています。
だからこそ肘痛に悩んでいた多くの選手たちが、コーチング修了後は肘痛に悩まずに野球を続けられるようになっています。
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- あまりにも多すぎる子どもたちの野球肘!
- 手っ取り早く野球肘を減らせる方法とは?
- 肘痛になりにくい良い投げ方は存在する!
コラム筆者:カズコーチ(野球動作指導のプロ/2010年〜)
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