野球肘に繋がるのは小指と親指から伸びる筋
野球肘は一度悪化させてしまうと根気強いリハビリが必要になります。しかし退屈なリハビリを頑張って何週間も何ヵ月も継続することで、その効果は確かなものとして現れてきます。ですのでリハビリは、決して諦めることなく、復帰した自分が好投するイメージを常に持ちながら根気強く続けてくださいね。
肘痛のリハビリですが、ストレッチやトレーニングなどがそのメインになるわけですが、今回は輪ゴムリハビリをご紹介したいと思います。肘痛を起こす原因筋は、小指と親指の筋と密接な関係を持ちます。痛めた肘を直接トレーニングしようとすると、それは肘への負担となってしまいます。ですので肘のリハビリをする際は、まず肘以外の部位から始めるようにしましょう。
輪ゴムでチャレンジする野球肘のリハビリ
輪ゴムを使った野球肘リハビリ1
さて、輪ゴムの準備はできましたか?輪ゴムは、文庫本を買った時に付いてくるような細い輪ゴムで大丈夫です。その輪ゴムをまず、グラブ側の手の指に引っ掛けてください。そして引っ掛けた輪ゴムを、投げる側の手の小指に引っ掛け、小指を手の甲側から手のひら側へと掌屈させながら、ピョンピョン引っ張ってください。続いて今後は、投げる側の手の親指で同じことをしてください。
輪ゴムを使った野球肘リハビリ2
それができたら、次は投げる側の手の小指と親指に1本の輪ゴムをかけ、その輪ゴムを繰り返し広げてください。これだけでも、慣れていないけっこう疲れませんか?でもここでへばってる場合ではありません。次は輪ゴムを2本使います。
輪ゴムを使った野球肘リハビリ3
1本はグラブ側の手で持ち、もう1本は口にくわえてください(どこかに引っ掛けてもOK)。そしてその2本の輪ゴムを投げる側の手の小指と親指で、同時に繰り返し引っ張ってください。
輪ゴムを使った野球肘リハビリのまとめ
これらリハビリを継続すると、故障により緩んでしまった肘の筋を程よく締めていくことができ、肘痛を改善させることができます。とても地味だし、なんだか練習している気にならないメニューですが、でも根気良く毎日継続することで、必ず効果は現れてくるはずです。ですので痛みがない限りは、頑張って毎日続けてみてください。
※このリハビリもやり過ぎには注意が必要です。あまりやり過ぎてしまうと、今度はピアニストやギタリストによく見られる腱鞘炎やばね指(弾発指)という症状を引き起こしてしまうことがあります。これはあくまでも肘痛のリハビリメニューですので、絶対にやり過ぎないでください。
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