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2014年05月09日

打者の動作によって速めてしまうこともある球速


フロントウェイト打法で体を並進移動させて打った場合、投手が投げたボールの球速をアップさせてしまうことになります。例えばフロントウェイト打法の右打者の場合、左脚を上げてタイミングを取り、その脚を着地させることによって体重移動をした際、体が捕手側から投手側に動いてしまう(並進移動)打者が非常に多くいます。これでは目線がブレてしまう分、当然ミート力は低下してしまいます。しかしデメリットはこれだけではなく、繰り返しますが投手が投げたボールの速度を速めることにもなってしまうのです。

例えば120kmのストレートを投げる投手がいたとします。そのストレートに対し、打者が時速10kmで並進移動したらどうでしょうか?120kmのボールに対し時速10kmで近付いていくわけですから、体感速度は130kmになってしまいます。これを相対速度と呼びます。

フロントウェイトで打つタイプの場合、バックウェイトで打つ打者よりも並進移動が大きくなりやすいのです。もちろんバックウェイトで打つ打者の中にも並進移動してしまう選手はいるわけですが、一般的にはフロントウェイトで打つ打者の方が並進移動は大きくなりがちです。

目線にブレを生じさせないためにも、相対速度を高めないためにも、一度バットを構えたら、頭は極力前後上下させないようにしてください。フロントウェイト打法の方は特にこの点に注意していただきたいと思います。

120kmのストレートは120kmのまま、もしくはそこから低下した終速の速度(120km未満)のまま打つことが大切です。そうすれば打者自ら投手にとって有利な条件を作らずに済みます。

並進移動をして体重移動のエネルギーを大きくするほど、ジャストミートした時の打球は力強さを増します。しかし並進移動をしてしまうとミート力が大きく低下してしまうため、ジャストミートできる可能性が非常に低くなってしまうのです。率が低くてもホームランか凡打で良いという打者は、目一杯並進移動しても良いと思います。しかし打率を高くしたいという方は、フロントウェイト打法であってもバックウェイト打法であっても、バットを振る際の並進移動は極力0に近付けられるようにしてください。

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