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2015年04月15日

大谷翔平投手の投球動作分析



今は日本プロ野球を代表する投手になった北海道日本ハムファイターズの大谷翔平投手。彼は二刀流という難しいことにもチャレンジしながら、なぜここまで素晴らしいパフォーマンスを発揮し続けられているのか?今回は大谷投手の投球動作を見ながら、その理由を紐解いていきます。

上の映像は2015年4月12日に、ホークス戦で先発をした際の大谷投手のものです。躍動感に溢れ、力強い素晴らしいボールを投げています。パッと見てすぐに見つけられる大谷投手の良いところとしてはまずは3つ、股関節の使い方、左脚を振り上げた際の安定した軸、コンパクトに振られる右腕があります。

股関節の使い方とコンパクトな右腕の振りは、実は完全につながっています。股関節というのは下半身と上半身をつなぐ唯一のポイントです。ここを上手に使えているからこそ、大谷投手は力みなく腕を鋭くしなやかに振ることができているのです。大谷投手は193cmという長身なのですが、投球動作の大きな特徴として、この長身に頼らずに投げているという点があります。

上の映像をご覧いただければわかるように大谷投手は、長身投手特有の2階から投げ下ろすような投げ方ではなく、並進運動を上手に利用した真後ろから真ん前へボールを進めていく腕の振り方をしています。つまり腕がコンパクトに振られているということであり、それを可能にしているのが深く上手に使えている両股関節なのです。

上半身の動きを安定させるためには、下半身でしっかりと踏ん張れている必要があります。この踏ん張りを可能にするのもやはり股関節なのです。大谷投手の場合はまず三塁側から投球動作を見てみると、並進運動時に右股関節がきれいな「く」の字になっています。右脇腹のラインと右脚のラインで「く」の字を描く形になっていて、この「く」の字をきれいに描けるほど内転筋を効果的に利用することができ、上半身の突っ込みと開きを抑えられるようになります。

左股関節に関しては、左足部が接地したあとの回転運動が非常に鋭く良い動きになっています。投球動作における回転運動とは左股関節で行うもので(左投手は右股関節)、この回転運動は左足部接地時に並進運動が変身した姿なのです。つまり回転運動を鋭くするためには、並進運動を良い形にする必要がある、ということです。そしてその左股関節ですが、一塁側から見ると投球後にはここも深く「く」の時になっています。この形になることで左足部接地時の左股関節の衝突エネルギーを最大限に高めることができ、球速アップを実現しているのです。

さて、ここで話を左脚を振り上げた際の軸に移したいと思います。大谷投手はこの軸が安定していると書きましたが、誤解してはいけない点として、一本足では立っていないという点に注目する必要があります。左脚を振り上げた際に、一本足でバランス良く立ってしまう投手をよく見かけますが、これでは投球動作が一時停止してしまうことにより、左脚を振り上げたことで得たエネルギーがなかったことになってしまいます。ですので投球動作は絶対に一時停止させてはいけません。

大谷投手の場合は左脚を振り上げるために、左足部が地面から離れた瞬間から並進運動がはじまり、投球動作が一時停止することがありません。動作は進行し続けている上で、大谷投手は軸脚+上半身による軸が安定しているのです。軸が安定しているということは体のスピンが自然と鋭くなるということで、これは無駄な動作が少なくなることを意味しています。無駄な動作が少ないということはパフォーマンスは安定しますし、さらには無駄な動作により無駄な体力を消耗することもなくなります。

以前の投手育成コラムでわたしは「長身じゃない方が投手としては大成しやすい」という記事を書きました。大谷投手の投球動作はまさに、長身投手が失敗しやすい形を見事に省いた良い動作であると言い切ることができます。冒頭でも書きましたが、長身に頼らない良いメカニクスによる投げ方、ということですね。

今回は股関節、軸、腕の振りを見ただけですが、大谷翔平投手の良さはこれだけではとても語り尽くせません。その他の要素についてはまた後日続編としてコラムにしたいと思っていますのでご期待ください。

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