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2014年11月29日

お辞儀しないストレートを投げるために必要なこと


お辞儀しないストレートを投げるためにまず大切なのは、ボールに与えるバックスピンの角度を垂直に近づけることです。するとマグナス力(=マグヌス力、ボールを上へ持ち上げる揚力)が働くようになり、ボールが打者の手元でお辞儀しにくくなるのです。

お辞儀しないストレートを投げるためにはバックスピンの他に、ボールがジャイロ回転するジャイロボールというものがあります。ジャイロボールは確かに存在するボールではありますが、しかし現実的に使うことは非常に難しいと思います。その理由は単純で、140kmを越える球速でジャイロボールを意図して投げられる投手がいないためです。

球速をあまり出さないアンダーハンドスローやサイドハンドスローの軟投派であれば、ジャイロボールを試合で武器として利用することは可能です。しかしオーバーハンドスローやスリークォーターの投手が勝負に行った140kmを越えるストレートに、意図してジャイロ回転を与えることはほとんど不可能です。もちろん140kmのジャイロボールを発生させることは物理的には可能です。しかしマウンド上で野球のルールを守った投手がそれを実現させることは、ほとんど不可能に近いとLittlerockheartでは考えています。

ですのでやはりお辞儀をしないストレートを投げるためには、どれだけ良い角度のバックスピンストレートを投げられるかにかかってくるのです。バックスピンの角度を垂直に近づけ、スピン数を増やしていくことができれば、今まではお辞儀していたストレートがお辞儀しなくなるはずです。

バックスピンを増やすピッチングモーションに関しましては他コラム記事にて多数書いておりますので、本記事では割愛いたします。

バックスピンを垂直に近づけるという作業には、一つ大きな注意点があります。垂直に近いバックスピンでボールを投げようとすると、カタパルト投法になりやすいのです。ボールリリースの手前で肘の移動が停止し、肘を展開することによってボールを投げようとする動作です。この動作を取ってしまっている投手は肘を前へ突き出して投げているように見えますので、分かりやすいと思います。

ボールの回転角度を改善し、ボールの回転数を増やすためには、適切な下半身の使い方により、適切なトップポジションを取っていくことが非常に重要です。これらを疎かにしてしまうと、その他の動作がすべて小手先に頼ったものになってしまいます。ですのでお辞儀をしないストレートを投げるためには、まずは下半身の動かし方とトップポジションの作り方を改善していくようにしてください。

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