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2013年10月15日

投球3大エネルギー、反力エネルギーを最大限活かそう


投球動作で前脚を振り上げてから足部を着地させる瞬間、あなたの軸足の裏はどのような角度で、どちらを向いていますか?少し前にも軸足に関して書きましたが、今回はそれをさらに掘り下げていきたいと思います。

ランディング(前足の着地)の瞬間、もしくはランディング以前の動作の最中で、軸足のかかとが立ってしまう投手は少なくありません。つまりつま先が地面を向き、かかとが上を向いた状態です。下半身主導ではなく、上半身の力に頼って投げるタイプの投手に多いのですが、これはエネルギーをスムーズにボールに込めていくためには、あまり良い形とは言えません。

軸足でプレートを蹴ってしまっている投手もやはり、かかとが立ちやすくなります。なぜかかとが立ってしまうとあまり良くないかと言うと、かかとが立ってしまうとまず、軸足がつま先立ち状態になり、動作にブレが生じやすくなってしまうのです。そしてもう一点、反力エネルギーを効率的にボールに込めることができなくなってしまうのです。反力エネルギーが低下すれば、球威・球速も当然低下してしまいます。

想像してみてください。目の前に大きな岩があって、それを押してそこから除けるという動作です。まず、岩すれすれのところに立った状態で岩を押してみてください。想像しただけでもお分かりいただけると思いますが、岩すれすれのところに立っては踏ん張りが利かないため、力強く岩を押すことはできません。

では今度は岩から1mくらい離れたところに立ち、そこから手を岩に着いて岩を押してみてください。するとさっきよりも踏ん張りが利くようになった分、岩を押しやすくなったはずです。ピッチングの反力エネルギーとは、まさにこれと同じなのです。

岩すれすれに立つと、反力エネルギーを岩を動かしたい方向に使うことはできません。反力エネルギーとは地面から得られるエネルギーであるため、岩すれすれのところに立っては、足の裏の角度を深くできない分(ベタ足になってしまう分)、反力エネルギーは上に向かってしか使えないのです。しかし岩があるのは頭の上ではなく、目の前です。上に押し上げたいのではなく、横に押して動かしたいのです。

一方、岩から1mくらい離れれれば、足の裏、もしくは脚そのものを、岩を動かしたい方向の反対側に向けることができます。すると岩を動かしたい方向に対して踏ん張りが利くようになり、岩を動かせるようになるのです。

ピッチングもまったく同じなのです。位置エネルギー、並進エネルギー、反力エネルギーのうち、反力エネルギーを最大限に高めるためには、軸足の裏は親指とかかとを地面に着けた状態で、二塁ベースを向かせるというのが理想形となります。そうすればボールを投げたい方向に対して必要な反力エネルギーをスムーズにボールに与えることができるのです。

反力エネルギーをスムーズにボールに与えることができれば、球威・球速もスムーズにアップさせていくことが可能となります。

今回の投手育成コラムの難易度はやや高いため、分かりにくい方はぜひ実際にコーチングを受けていただき、もっと分かりやすい解説をLittlerockheartのコーチから受けてみてください。きっと目から鱗のコーチングをたくさん受けられるはずです。


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コラム著:Coach Kaz
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