投手,プラトー,スランプについて書かれている投手育成コラムです。 / Coach Kazのマンツーマン野球塾

Littlerockheartコーチング料金コーチング予約状況コーチングのご依頼
2012年02月08日

スランプと勘違いされやすいプラトー

プロ野球選手養成コース
プロ野球選手養成コースが新登場しました!
今まで、Coach Kazのコーチングを受けたかったのに東京まで行くことができず断念されていた方、 プロ野球選手養成コースなら全国どこからでもCoach Kazのコーチングを受けられます!
プロ野球選手養成コースの詳細ページ

恐らくアスリートで、一生のうちに一度もスランプに陥らない選手は皆無だと思います。そしてそれは野球界でも然り、ピッチャーというポジションに就く選手も、やはり少なくとも一度はスランプに陥ることになります。そしてそのスランプは数週間で抜け出せることもあれば、抜け出すのに数年かかることもあります。でも、誰でもスランプに陥ることはあるということさえ最初に知っておけば、いざスランプになった時に焦ることなく、抜け出す方法を冷静に考えていくこともできます。

さて、スランプのお話をする時に絶対に欠かせないのが、スランプとプラトーの関係について。この2つを一緒くたにしてしまうと、正しい解決方法を導くことができず、長期間においてパフォーマンスを低下・停滞させてしまう原因となります。

下記の図をご覧になってください。

plateau.gifslump.gif

 

左の図がプラトーを表したもので、右の図がスランプを表したものです。黒い点線が技術レベルの推移を示した線なのですが、プラトーはその推移が一度も下降していないのに対し、スランプが辿る推移は明らかに下降しています。これがプラトーとスランプの違いです。

プラトーとは、技術がある一定レベルに達することにより、もう一段階上へのレベルアップが今まで以上に困難となり、一定期間そのレベルで停滞してしまう状態のことです。この状態をスランプと勘違いしてしまう原因は、投球技術が一時的に停滞してしまうことにより、相手打者がそのレベルに慣れ、最初は打たれなかったのに少しずつ打たれるようになり、最後には完全に攻略されてしまうためです。投手の技術レベルそのものは低下していないのに、結果が低迷してしまうために、このプラトーをスランプと勘違いし、必要以上に悩むことによって本当にスランプに陥ってしまうことがあります。

一方のスランプは、技術レベルが完全に低下します。プロ選手に「スランプ脱出法は?」と質問をすると、よく「休むことだ」と答える選手がいますが、これは1つの解決法としては本当に正しいと思います。技術レベルが低下する原因は主に体力の低下、怪我、体調不良、コンディショニング不足、蓄積疲労などが考えられます。つまりしっかりと体を休ませ、心も体もリフレッシュし、コンディションを改善させてあげることにより、スランプから短期間で抜け出すことができるのです。

さて、今度は再びプラトーについてですが、音楽やテレビのボリュームを想像してみてください。ボリュームは10段階だとします。ボリュームを3から5に上げると、かなり音が大きくなったように感じられます。これは3というボリュームに対しての2段階アップが、66%の音量アップとなったためです。でも同じ2段階アップでも、5から7へのレベルアップは、3から5へのレベルアップほど音量が大きくなった感じはしなくなります。その理由は、ボリュームが38%しかアップしていないためです。3から5へのレベルアップと同じだけの増量感を得るためには、5から8.5程度までボリュームを上げる必要があります。

何を言いたいか、それは、プラトーを脱するための方法は練習強度の見直しにあるということです。あるレベルに到達した選手は、それまでの練習強度とは一度完全に決別すべきだと言うことができます。そして現時点での自らのレベルを冷静かつ正確に判断し、そこから次のレベルに上がるために必要な、本当の練習強度を自らに課さなければなりません。この思い切った見直しをしないでいると、技術レベルはいつまでも停滞することになり、長期間そのレベルでもがき続けることにもなってしまいます。そして必要以上に悩んでしまうことで、それが長期的スランプに発展してしまう恐れもあるのです。

常に結果を求め続けられるプロ選手、常に期待をかけ続けられる有望選手によく見られる傾向です。結果に対し消極的になってしまうことで思い切った変化に対し恐怖心を抱くようになり、なかなか自分の殻を破れなくなってしまいます。逆に二番手・三番手の選手は、一番手の選手を追い抜くために、時には必要以上の練習強度を自らに課すことがあります。その結果、最上級生やプロ入り数年後になった時、二番手・三番手だった選手がエースになっていることも珍しくなくなるわけです。プラトーやスランプに負けない選手になるためにも、時には思い切った練習改革が必要になることもあります。そしてこの練習改革は、監督やコーチ、トレーナーの支えなくしてできるような簡単なものではありません。野球指導に携わる方は、ぜひ悩める選手の支えになってあげてください。



このコラムは私が書きました。
c-kaz.jpg Coach Kaz / 自己紹介
2010年1月から小学生〜プロ選手まで指導する野球個人レッスンのコーチをしてます。 怪我しない投げ方・打ち方の指導には定評があり、時々野球雑誌にも取材していただいています。 小学生のうちに良い投げ方・打ち方をマスターできれば、体が大きくなってからが楽です。 ぜひ早い段階で僕のコーチングを受けにいらしてみてください!
コーチングコース一覧ページ

Coach Kazのfacebookページ Coach KazのTwitter Coach KazのYouTube
前のコラム 力みなく投球することとは?その具体的な改善方法
次のコラム 投球動作内にある無駄な動作を少しずつ減らす

投手育成コラムカテゴリー
SLP理論アライメントイップスコンディショニングコーチング論トレーニングピッチングモーションプロテイン・サプリメントリハビリルール制球力アップ動画嗜好品変化球女子野球少年野球投球動作分析投球術球威・球速アップ肘が下がる野球塾の必要性野球心理学野球物理学野球肘野球肩食事

Coach Kazのオンライン・ベースボール・コーチング
【サンプル動画】球速が大幅にアップするパワーポジション


Copyright(C) 2010-2019
Coach Kazのマンツーマン野球塾