新しい野球塾が誕生して別の野球塾が潰れていくこの10年
僕自身、やっぱり納得いくまで野球をしたかったなという気持ちはありました。でも中学卒業後、高校の野球部に参加していた入学式の前日、僕は肩関節胞損傷というかなり痛い部類の野球肩になってしまいました。高校時代はずっと右肩のリハビリを続けていましたが、結局その肩が以前のようにボールを投げられるようにはなりませんでした。
僕は中学3年生の時点で125km/h程度のストレートを投げられるようになっていました。1978年生まれの僕らの世代にとっては、中学生の120km/h台というのはかなり速い部類で、全国を探しても130km/h以上を投げられる中学生などほとんどいませんでした。そんな時代でしたから、125km/hであっても当時としてはかなり速い方だったんです。
細身の体に対して速過ぎるボールを投げ続けた影響だったのかもしれません。肩を痛めて選手としての道は断たれ、高校卒業後の19歳くらいの時から野球動作に関する科学を学び始めました。そこから13年ほど野球とは関係ない仕事をしながら、野球に関する様々な科学を学び続け、2010年1月にあるプロ野球選手の自主トレをサポートする形でプロコーチデビューを果たし、念願だった転職を実現させました。
僕の野球塾はそこから始まったわけですが、その当時はまさかここまで長くできるとは思っていませんでした。この10年くらい、野球塾は引退したプロ野球選手たちが次々と開校していきました。しかしその中でもレッスンし続けられる野球塾はごく一部で、これまで本当に多くの野球塾が経営難で潰れてきました。そんな中でも僕の野球塾は今なお潰れる気配なく毎日選手を指導し続けられています。
僕の個別レッスン野球塾が、他の野球塾のグループレッスンよりも安い理由
僕のように目立った球歴を持たないのにこれだけ長く野球塾を続けていられるのは、やはりプロコーチになる前にしっかりと野球に関する科学を学んだことが一番だったと思います。フォームに関するバイオメカニクスや人体力学、解剖学、投球や打球に関する物理学、野球に関する医学、スポーツ心理学、栄養学などなど、コーチをする上で役立ちそうな科学はすべて学びました。
それに加え子どもたちを教え始める前、僕は複数の野球塾の見学にも行きました。いわゆるベンチマーキングです。他の野球塾がどのようなコーチングを行なっているのかをリサーチしたり、情報交換をしたりしました。そしてそこで気づいたのは、有料の野球塾であっても科学的根拠のないことを子どもたちに教えているところがすごく多いということでした。
有料の野球塾なのに根性論で指導をしていたり、少年野球チームやクラブチームの延長のような指導しかしていないところがとても多かったんです。もちろん中には科学的根拠の見える指導を行っている良い野球塾もありましたが、それを確信できるところは僕が見学に行かせてもらった中ではせいぜい1割程度でした。
そして野球に関する科学的用語を使って話そうとしても、その用語を補足なしで理解できるプロコーチもやはりほとんどいらっしゃいませんでした。中には、元プロ野球選手だったコーチなのですが、軸足のことを軸だと思っているレベルのコーチさえいました。しかし軸足は軸として機能することはありません。軸足は英語で言うと "pivot foot" と言います。意味は "旋回する足" です。そして軸は英語では "axis" と言って、pivot foot とはまったくの別物です。
元プロ野球選手たちの選手としての経験値は半端じゃありません。僕なんかに太刀打ちできるものではありません。しかしコーチとして必要なスポーツ科学への造詣の深さは、元プロ野球選手である野球塾のコーチたちは僕に太刀打ちできません。関東近辺では僕が知る限りでは、元西武ライオンズの熊澤とおるコーチくらいです。熊澤コーチは僕が尊敬するコーチの一人です。
有名トレーナー主宰の有名野球塾は要注意!
ちなみにプロ野球チームでも活躍された有名トレーナーが主宰する野球塾も多いですよね。しかしご注意いただきたいのは、そのトレーナーの野球塾であっても、そのトレーナーから直接指導を受けることはできない、という点です。
多数の野球動作に関する本を出されているトレーナーの野球塾に通っていた僕のある生徒さんは、その野球塾では根性論ばかりを言われたと話していました。中学生である選手自身だけではなく、送り迎えをされていた親御さんもその指導法を見聞きしていましたので、間違いないかと思います。野球塾を主宰している有名トレーナー自身の知見はすごかったとしても、その野球塾で実際に指導に当たっていたのは大学生のアルバイトコーチだったそうです。
その生徒さんと親御さんは、高いレッスン料を払って根性論を聞きにきているわけではないという思いからその野球塾はやめて、僕のレッスンを受けるようになりました。ちなみにレッスン料は僕の野球塾よりもはるかに高額だったそうです。なぜ高額になるかと言うと、単純にその有名トレーナーのネームバリューと、充実した屋内練習場の設備の影響です。大した内容の指導を受けられなくても、設備が充実しているだけでレッスン料は高額になります。
しかし現在の僕の子どもたちへのレッスンはZOOMのみです。コロナ前は子どもたちにも対面でマンツーマンレッスンを行っていましたが、現在対面でコーチングを行なっているのはプロ野球選手のサポート時のみです。小中学生に関してはすべてZOOMレッスンで、生徒さんたちはみなさんご自宅のお部屋やお庭からレッスンを受けているのですが、僕のレッスン内容は科学的根拠が満載であるため、充実した屋内練習場などなくてもどんどん上達していきます!
そして箱(屋内練習場)を持たない僕の野球塾のマンツーマンレッスン料は、場合によっては他の野球塾のグループレッスン料よりも安いことがあります。時々、僕は元プロ野球選手じゃないからレッスン料が安い、もしくは安かろう悪かろうと思われることもあるのですがそうではなく、僕の野球塾は箱を持たない分マンツーマンなのに安くなっているんです。
グループレッスン野球塾では選手個々の動きをすべて追うことは不可能!
充実した設備は、ないよりはあった方が良いと思います。しかしそれによってレッスン料が高額になってしまってはいけません。そして野球塾のレッスンは、グループレッスンよりもマンツーマンの方がはるかに高い効果を得ることができます。もしグループレッスンとマンツーマンレッスンの選択肢があるのであれば、ご予算が許す限りは絶対にマンツーマンレッスンを選んでください。
グループレッスンは、一般的には5〜12人程度に1人のコーチが付くという割合が多いと思います。1クラスの生徒さんが5人前後であれば、少人数制レッスンと紹介されていると思います。
僕自身、この野球塾で一夏だけグループレッスンをしたことがありました。その時の生徒さんは4人でした。1クラス4人で1レッスン1時間だったのですが、たった4人であっても、選手全員の細かい動きを追い続けることは困難でした。もちろん全体的に動作を追うことはできるのですが、しかしマンツーマンをやっている時のように、選手の動きを完璧に追い続けることはできませんでした。
そのため選手が良くないフォームを取った時、それがその時がたまたまだったのか、それともいつもなのか、もしくは何割程度の割合なのかを把握することができません。さらにはその動作が常に出ているわけではない場合、僕がその動作に気づけないことだってあります。そしてそれはコーチングとしては致命的なミスとなってしまうこともあります。
僕は一般的には視野が広いタイプのコーチで、監督経験もあるのですが、監督としてはベンチから試合のすべての状況を常に把握することができました。しかし試合状況とコーチングはまったくの別物でした。選手個々のフォームをしっかり追い切れないことから、僕がグループレッスンを行ったのはその夏休み期間が最初で最後となりました。
野球塾の経営という視点で考えると、絶対にグループレッスンは行った方が実入りは良くなります。しかし僕は選手全員を上達させたいという強い思いがあるため、今後もマンツーマンにこだわってレッスンをしていくつもりです。
もし野球チームや他の野球塾で指導を受けていても、いまいち根拠に欠ける指導ばかりだと感じた時は、ぜひ一度僕のレッスンを受けてみてください。僕のLINEを友だち追加してもらえれば、体験レッスンが無料になるクーポンもプレゼントしています。無料レッスンですので受けて損することはありません。ぜひ一度僕の理論派レッスンを受けてみてください。
レッスン内容は超理論的ですが、でも小学生でも大人でもちゃんと理解できるように分かりやすくお伝えしています。小学生には小学生に合わせて、大人には大人に合わせて言葉を選びながらレッスンをしています。そして一度レッスンを受けてくれた方はその内容に非常に満足してくださり、70〜80%の方がその後もレッスンを受け続けてくださいます。
実際にレッスンを受けてくださった方からいただいたご感想もこちらの野球塾ページの感想欄でご紹介していますので、ぜひご覧になってみてください。
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