伸びのあるストレートとは?キレのある変化球とは?

球速アップマニュアルプレゼント!


球速がなかなか上がらない選手から、制球力がまったく定まらない選手まで、 ピッチングの悩みを短期間で解決するためのテクニック集をプロコーチがまとめあげました。 選手だけではなく、指導法に悩むパパママコーチの強い味方にもなるピッチングテクニック集を無料プレゼント中!


4冊セットで無料プレゼント中❗️
1️⃣ 球速アップ編
2️⃣ 制球力アップ編
3️⃣ ミート力アップ編
4️⃣ 長打力アップ編
写真満載のトータル121ページ、2024年最新版✨


TeamKazオンライン野球塾 TeamKazオンライン野球塾

野球上達マニュアル4冊セットを今すぐ無料ダウンロード

カテゴリ:
ページ公開日:
変化球の良し悪しはストレートの良し悪しで決まる、とはよく言われることです。ではなぜストレートの質が良くなければ、変化球が活きてこないのでしょうか?

その前に、ストレートには伸びが必要で、変化球にはキレが必要ということをチェックしておきたいと思います。伸びのあるストレートとは、初速と終速差がどれだけ小さいかということです。初速150キロのストレートを投げられても、終速が138キロではその差は12キロとなってしまい、伸びがあると言うことはできません。やはりこの差は5キロ以下に抑えたいところです。

初速150キロ/終速138キロのストレートと、初速130キロ/終速128キロのストレートでは、打者目線では後者の方がはるかに速く感じ、打ちにくくなります。例えばオリックスなどで活躍した星野伸之投手は、常時120キロ台のストレートしか投げていませんでしたが、多くの打者が「星野投手のストレートは本当に速く感じる」と話しています。120キロ台のストレートしか投げられなくても、打者にそれをより速く感じさせる投球術さえあれば、プロ野球で176勝を挙げることもできるのです。

一方変化球のキレとは?変化球は主に2種類に分けることができます。キレが必要な変化球と、キレがあってはいけない変化球です。前者はスライダーやシュート、後者はカーブやチェンジアップです。前者の場合、投げてからしばらくはストレートである時間があります。そこを経て打者の手元に近づき、急に横に曲がっていきます。この時の、ストレートである時間が長い変化球ほど、キレがある変化球ということになります。

つまり質の良いストレートを投げることができなければ、変化球のキレの鍵となるストレート部分が短くなるため、打者のかなり手前から横に曲がり始めてしまいます。すると打者に変化球だとかんたんに見極められ、痛打されてしまいます。

「ストレートが良い日は変化球も良い」という状況は良くありますが、「変化球は良いけどストレートが良くない」ということはほとんどありません。稀にあるとすればキレが必要のない変化球であるカーブやチェンジアップしか投げない投手に限られます。しかし現代野球ではスライダーやカッター、シュートボールやツーシームをまったく投げない投手はほとんどいません。キレが必要な変化球を使わない投手がほとんどいない分、よりストレートが重要になってくるのです。

ちなみに変化球はカーブとチェンジアップしか投げない投手の場合、ストレートにキレがあると緩急がより明確になり、打者のタイミングをかんたんに外せるようになります。

どのような変化球を武器にするとしても、ストレートの伸びは非常に重要です。ですので変化球を良くしようと思ったら、まずはストレートの質から確認するようにしてください。バックスピンがよく効いた質の良いストレートを投げられれば、そこから変化球を良くしていくことは比較的かんたんなことです。しかし逆に、変化球ありきでストレートを扱ってしまうと、ストレートの質はなかなか良くなりません。そしてストレートの質が良くなければ、変化球もまた良くならないのです。

このような理由から、変化球を活かすためにはストレートの良し悪しがすべてとなってくるのです。
コラム筆者:カズコーチ(野球動作指導のプロ/2010年〜)
カズコーチ ⚾️ カズコーチのオンデマンド野球塾
⚾️ カズコーチのオンデマンド野球塾を選ぶ3つのメリットとは?!
カズコーチの動作改善法は野球指導者、野球をするお子さんをお持ちのお父さんお母さん、 野球選手を治療するスポーツ外科の先生、理学療法士、柔道整復師、プロ野球選手など、多くの方にお役立ていただいてます!
【カズコーチのSNS】
ThreadsInstagramYouTube

カズコーチの最新レッスン動画

2024年12月10日公開『体全体を使ってボールを投げるフォームの教え方』

体全体を使ってボールを投げるフォームの教え方