三原脩監督の著書『風雲の軌跡』

今回野球人の皆さんにご紹介したいのはこの本です。『風雲の軌跡』という三原脩監督の著書です。三原監督は僕が最も尊敬している野球人です。どんな方かと言うと、「野球は筋書きのないドラマだ」という名言を残した監督です。そしてベイスターズになる以前、1960年に弱小チームだった大洋ホエールズを率い、チームを日本一に導いた監督です。一般的には西鉄ライオンズの名将というイメージが強い監督だと思います。ちなみに西鉄ラインズのNとLの野球帽のマークをデザインしたのは、三原脩監督と豊田泰光さんでした。

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この写真の一冊は1983年の初版本です。もちろん僕が5歳の時に買った本ではなく、大人になってから古書店を巡って見つけた一冊です。

いま、日本ハムファイターズという球団は素晴らしいチームになりました。この日本ハム球団誕生時の一翼を担ったのが三原監督なのです。日本ハムの創業者であった大社義規社長に、日拓ホームフライヤーズの買収を持ちかけたのがまさに三原監督でした。この本ではそのあたりの経緯も詳しく記されています。

僕自身、ジャイアンツやホークスが資金力によって行う大型補強は嫌いではありません。どちらかと言えば賛成派です。しっかりとしたスカウティングがあれば、大型補強によってチームを短期間でバランスの良い強いチームに作り直すことができます。ですが同時に、弱小チームがあの手この手を使ってなんとか強いチームを打ち負かそうとする姿も好きなんです。三原監督とはまさに、大型補強なしに選手起用の妙によってチームを勝利に導くことのできる監督でした。

現在ファイターズを率いているのは栗山英樹監督ですが、その栗山監督が目指しているのが三原脩監督です。三原戦術は、現在のファイターズの至る部分で目にすることができます。栗山監督は毎年、三原監督のお墓詣りにいっているそうです。

僕は三原監督の著書はほとんどすべて持っています。その中でもこの一冊は、三原監督の人生すべてが詰まっていると言えます。名将とはかくあるべし、と改めて考えさせてくれる一冊です。

三原脩監督の著書は、特に公立高校の監督に読んでもらいたいと僕は思っています。公立高校は、普通に戦ったのでは名門私立高校に勝つことはできません。しかしもし三原戦術を取り入れることができれば、弱小チームが強豪校から金星を奪うこともできるんです。野球とはそういうスポーツなんです。だからこそプロ野球は優勝を決めるのに130試合以上かかってしまうんです。

少年野球、高校野球、プロ野球、どのチームであってももし監督をされる機会があるのでしたら、ぜひ三原監督の著書を読んでもらいたいと僕は思っています。三原監督は人を活かすことに長けた監督であり、長所があれば短所には目を瞑り、その長所をさらに伸ばすための選手起用をされた監督でした。だからこそ1959年まで6年連続最下位だった大洋ホエールズからの監督就任要請を快諾し、1960年、就任1年目からいきなり日本一を達成することができたのです。

三原脩監督の著書にはまさに、弱小チームを勝たせるための考え方が満載です!弱いチームを勝たせてあげたい、そう願っている監督さんは、ぜひ三原監督の著書を開いてみてください。『風雲の軌跡』は、その1冊目としてはまさにうってつけだと思います!
今回ご紹介させていただきたいのは、この背骨ストレッチャーです。普段お仕事をされていてデスクワークが多かったり、学生なら勉強で机に向かっている時間が長くなってくると、どうしても猫背になりがちです。しかし猫背というのはスポーツではマイナスにしかなりません。

猫背になるということは軸が歪むということで、軸が歪めばアクシススピニング(軸の回転)動作が不安定になり、動きそのものが鈍くなってしまいます。すると制球力や球速、バットスウィングのスピードも低下してしまいます。そしてそれだけではなく、スポーツの基礎の基礎である、走る動作さえもパフォーマンスが低下してしまいます。速く走るためには軸を安定させることが大切なのですが、猫背になってしまうとそれができなくなってしまうからです。

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背骨ストレッチャーはこんな感じの商品です。単純に、湾曲したストレッチャーの上に仰向けに寝そべるだけです。寝る前と寝起きに試しに5分ずつから始めてみてください。猫背の方であれば、5分間このストレッチャーの上に仰向けになるだけでもかなりの効果を実感できるはずです。

ちなみに猫背になってしまうと肺機能も低下しますので、スポーツをしている際の回復力や、スポーツをするための体力・酸素量にも影響が出てしまいます。そしてスポーツをしていなくても、猫背になってしまうと腰痛になるリスクが非常に高まります。ですのでスポーツをされていない方にもこの背骨ストレッチャーはオススメです!そしてすでに腰痛になってしまっている方も、日常的にこのストレッチャーで背骨のアライメントを改善してあげると、腰痛が少しずつ緩和されていくはずです。腰痛というのはアライメントが崩れることによって引き起こされますので、腰痛を改善させるためには、まず崩れたアライメントを改善してあげることが何よりも重要です。

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横から見るとこのような形になっているのですが、湾曲したパーツは最初から湾曲しているわけではなく、最初は真っ平らな状態です。それを土台に、曲げながらはめ込んでいくのですが、実はこれがなかなか大変!すごく丈夫な商品である分(体重100kgの方まで大丈夫だそうです!)、湾曲させるパーツがけっこう硬いんです。おそらく女性の方では組み立てられないと思います。湾曲は4段階になっているのですが、1段階目までなら女性でもできるかもしれません。しかし2段階目になると、これは男性の力が必要です!ちなみに上の写真は2段階目です。

3〜4段階目になると、男性の力でもかなり大変です。よほどの力持ちじゃないと組み立てるのに時間がかかってしまうと思います。ですが1〜2段階目で湾曲をパーツに馴染ませてあげると、3〜4段階目も少し組み立てやすくなります。ちなみに一般の方であれば2段階目で十分だと思います。3段階目、もしくは4段階目は、ヨガなどを日常的にされていて、背骨のコンディションがベストな状態の方でないと難しいはずです。

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通常はストレッチャーの上に仰向けになって使うのですが、椅子の背もたれとして使うのもオススメです。椅子に長時間座っていると少しずつ骨盤が後傾し始めて、どんどん猫背になっていってしまうと思うのですが、このストレッチャーを背もたれにしておけば猫背になる心配はありません。常に良い姿勢で椅子に座り続けることができます!

ちなみにわたしはデスクワークをする際はバランスボールに座ってパソコン操作をしていますので、ソファで映画を見ていたり、読書や勉強をしている時にこのストレッチャーをソファの背もたれにして使っています。

この背骨ストレッチャーはAmazonで¥2,000くらいで購入することができます。¥2,000でこれほどの効果を実感できるのですから、費用対効果は抜群だと言えます!組み立てが力仕事でちょっと大変なことを除けば、本当に強くオススメすることのできる良い商品です。そしてたくさん付いている小さなポイントが、背中を指圧してくれる効果もありますので、背骨のアライメントを改善しながら同時にマッサージ効果も得られてしまうという優れものです!
久しぶりに野球に役立つグッズをご紹介したいと思います!今回は3Dアートです。皆さんも本屋さんなどで一度は目にしたことがあるかもしれませんが、この写真みたいなやつです。

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僕はiPhoneアプリを使って、毎日10分間3Dアートで目のトレーニングを行なっています。ちなみにわたくしCoach Kazは現在40歳でありますが、視力は抜群に良いんです!サングラスを買う時はいつも視力のチェックも一緒にやってもらうのですが、いつも一番小さい文字も余裕で見えてしまいます。

視力回復用の3Dアートは本屋さんでもたくさん売られているのですが、僕のオススメはスマホアプリです。僕が愛用しているiPhoneアプリは、3Dアートを自動で前後させてくれるんです。でも本の場合は手を使って本を前後させなければ、目と本の距離を変えることはできません。しかしスマホアプリであれば自動で前後させてくれますので、スマホは置きっ放しでOK!

視力の低下というのは、目の筋肉が硬直して機能しなくなり、ピントを合わせられなくなるという現象です。ですので一度視力が落ちてしまったとしても、目の筋肉を3Dアートを使って鍛え直してあげれば、視力は必ず回復するんです!

僕は1日何時間もパソコンに張り付いて選手の動作分析をしていることもあります。でもドライアイにもなりませんし、視力も低下していません。飛んでいる飛行機のロゴさえ天気が良ければ見えてしまうくらいです。

野球選手は高速で動く小さなボールを追いかけないといけません。実際視力の低下によって引退してしまったスター選手もたくさんいます。動体視力を鍛えることも大切ですが、それ以前に視力そのものを良い状態で維持しなければ、良いパフォーマンスを発揮することはできません。

10分なんて、音楽をかけて3曲聴き終わる程度の時間でしかありません。それで高い視力を維持できるのですから、3Dアートに挑戦しないなんてもったいなすぎます!ちなみにスポーツ選手じゃなくても、普通の方でも低下した視力を回復させることができます。

ですので毎日たった10分です。ぜひ3Dアートとにらめっこする習慣をつけてみてください。
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最近流行っていますので、もうみなさんもどこかで一度は目にしたことがあると思います。フォームローラーというアイテム。実はわたしも2ヵ月ほど前から愛用しています。もともと買うつもりはなかったのですが、バランスボールを購入したらこのフォームローラーを安くしてもらった機会についでに購入したんです。なのに今ではマストアイテム!

そもそもフォームローラーって何のために使うかというと、これも今流行りの筋膜リリースをするために使います。筋膜リリースに関してはこちらの投手育成コラムも読んでみてください。筋膜とはその名の通り、筋肉の筋を覆っている膜のことです。筋繊維1本ずつを覆っている膜、筋肉そのものを覆っている膜、筋肉群をまとめて覆っている膜など、その種類はいくつもあります。

実はこの筋膜同士ってすごく癒着しやすいんです。そして一度癒着してしまうとなかなか剥がれない!!この状態がいわゆる体が硬いという状態です。筋膜同士が癒着しまくってしまい、本来伸びるはずの筋肉を伸ばせなくなってしまうんです。ストレッチングというのは筋肉そのものを伸ばしてあげる作業であるのと同時に、筋膜を癒着させない作業(もしくは剥がす作業)でもあるのです。

フォームローラーの使い方はトレーナーのみなさんがたくさんYouTube上に動画をアップしてくれていますので、そちらを参考にしてみてください。

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2ヵ月使ってみた感想ですが、まずフォームローラーを使っただけで柔軟性がアップするということはもちろんありません。ですがストレッチングの前にフォームローラーを使って筋膜リリースをしたり、筋肉をほぐしてあげると、そのあとのストレッチングがすごく楽になるんです。ストレッチングが楽になることで柔軟性をアップさせやすくなる効果をわたし自身は実感しています。

それとハムストリングスや内転筋、腰や背中などでコロコロ転がしていると、単純にマッサージされているみたいですごく気持ち良いです!ちなみにお尻周り、肩周辺の胸筋というのは癒着しやすい部位でもありますので、そのあたりに使うとより効果的だと思います。

ちなみにグリッドフォームローラーというのが元々の商品のオリジナルであるようですが、わたしが購入したのはそれではないようです。なので価格もグリッドフォームローラーの1/3ほどでした。そのあたりはオリジナルを選ぶもよし、安い商品で入門するもよし。人それぞれで良いと思います。

毎日ストレッチングをしているのに柔軟性がなかなかアップしないという方は、ストレッチングの前にフォームローラーを使ってみるのも良いと思います。筋膜リリースをしてからストレッチングをすると、ストレッチングの効果が向上することは間違いありません。

IMG_0870.JPG当野球塾で打撃指導を受けたことがある選手はこちらの商品を見たことがあると思います。ティーバッティングをする際のティースタンドですね。今回はこちらの商品をお勧めしたいと思います。

まずこの商品ですが、ただこのスタンドを立ててボールを乗せて打つだけでは、1球打つたびに倒れます(苦笑)。もちろん正確にボールにコンタクトできる選手であれば倒さずに打てるのですが、ほとんどの選手は倒してしまうと思います。

ハッキリ言いますが、1球ごとに倒れていては立て直すのが手間すぎて練習になりません。ですが写真で見えるでしょうか、スタンドの四脚部分をペグで固定しているんです。

100円ショップで売っているようなベグでも十分で、こうして脚をかんたんにでも固定してあげると、スタンドが倒れる心配は一切なくなり、練習に集中することができます。

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ティースタンドは色々な種類のものが販売されていますが、なぜこの商品をお勧めしたのか?それはコストパフォーマンスと携帯性の良さです。足元にホームプレートが付いているティースタンドの場合、持ち運ぶには荷物が大きすぎてバッグに入れることもできません。

しかしこの商品は専用の袋に入れると1.5リットルのペットボトル程度のサイズになりますので、バックパックはもちろん、マチの狭いビジネスバッグにさえスッポリと収まってしまうのです。

この商品はプロマークというメーカーのティースタンドなのですが、子ども用は3000円以下で購入することができます。大人用は3600円程度するのですが、大人でも子ども用を購入されることをお勧めいたします。大人用を買ってしまうと縦のサイズが長すぎて、ボール球を打つような練習になってしまう可能性があります。

子ども用のサイズを買っても、大人のストライクゾーンの低目から高めまでカバーされていますので、大人の選手であっても子ども用で十分だと思います。ちなみに当野球塾で使っているのももちろん子ども用です。

あと使い方のポイントですが、ボールを乗せるゴムの部分はそれほど頑丈ではありません。ですので小学生などミート力が低くゴムを叩いてしまう可能性がある場合は、あらかじめジャバラになっている部分にガムテープなどを巻いて補強しておくとゴムが割れる心配もなくなります。

そして折れてしまった時の裏技ですが、火で炙ってゴムを溶かしてあげるともう一度くっつけることができます。ただし強度は少し低下してしまいますので、あくまでも一時しのぎという感じで、そして火は自己責任にてご利用ください。それとこちらのバッティング用ネットと合わせて使うと、狭い場所であってもバッティング練習ができるようになります。
kutsuhimo01.JPG今回ご紹介したいアイテムはこちら!Ba2neインソールの『くつヒモとれな~い 』です。ハッチェリーのインソールに関しては以前ご紹介しましたが、そのハッチェリーが作っているアイテムです。

シューズやスパイクの機能を最大限活かすためには、やはりマジックテープよりもレース(ひも)をしっかり結ぶということです。でも野球選手の場合はシューズやスパイクをこまめに履き替えることもあり、その度に結び直すのはけっこう面倒ですよね。

またこれは、ひも結ぶのが苦手な小学生にもオススメのアイテムです。このアイテムを使えばプレー中にひもが緩むことと、解けてしまうことが一切なくなります。緩んだひもを踏んで転んでしまう危険性もなくなります。

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上の写真のようにセットします。付け方はパッケージの裏で図解されているのですごくわかりやすいですし、絵を見ながらやれば小学生でもすぐに付けられると思います。

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ひもをきつくしたい時は下の写真のように外側のひもを引っ張ります。写真を撮りながら引っ張っているので写真では片方しか引っ張っていませんが、両方同時に引っ張って下さい。そうすれば引っ張るだけでかんたんにひもを締めることができます。

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締めるのがかんたんなら、緩めるのだってかんたんです。下の写真のようにつまみ、橋の形になるようにギュッと押しつぶしてください。押しつぶした状態でそのまま上に引っ張ると、かんたんに緩めることができます。

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すごくきつく結んでいても、靴紐って何かの拍子でかんたんに緩んでしまうことがあります。でもこのアイテムを使えばそんな心配は一切なくなります。そして実際に結んだ時よりもずっときつく締めることができますので、足と靴のフィット感は絶対に今まで以上になるはずです!

靴紐は、つま先側は少し緩めにしても良いのですが、足首側の一番上はきつく結んだ方が靴そのもののパフォーマンスがアップします。また、靴の中で足が動くこともなくなりますので、疲労の軽減にも繋がります。

この値段でこれだけの機能ですので、買って損をすることは絶対にないと思います。わたしがこれを使い始めたのはハッチェリーのスタッフさんにオススメされた2010年からだったと思うのですが、買ってから壊れたことは一度もありません。耐久性も抜群です!ぜひ皆さんもシューズやスパイクにこのアイテムを使ってみてください。使い心地にはきっとわたし同様に満足していただけると思いますよ!

IMG_0565_1.JPG今回ご紹介するのはこの商品です。DNSホエイプロテイン100 。近年はプロアマ問わず最も人気のあるプロテインと言っても過言ではないのではないでしょうか。実際プロ野球選手でこの商品を愛用している選手もとても多いんです。

ではなぜDNSのプロテインは人気なのか?理由は単純です。1食分に含まれるたんぱく質量が、ウィダーやザバスと比較すると10gほど多く、写真のチョコレート味の成分表で見ると、1食で24.6gのたんぱく質を摂取することができます。

つまりガッツリとトレーニングをしたあと、筋肉を素早くリカバリーするためには最高の成分量と言えるわけです。ただし、たんぱく質量だけがすべてではありません。たんぱく質量が少なくともウィダーにはウィダーの、ザバスにはザバスのメリットがあります。しかしたんぱく質量に関して言うならば、DNSの圧勝と言うことができます。

ちなみにわたしはAmazonでこの商品を購入しているのですが、写真の350gだと送料無料で¥1,750で購入することができます。350gでだいたい10食分ちょっとですので、1食分だと¥175ということになります。そしてもちろん1kg、3kgという大容量で購入をすれば、1食分をもっとコストダウンさせることができます。

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20年くらい前のプロテインって、本当に不味かったんですよね(苦笑)。でも近年はどのプロテインもずいぶん美味しくなっています。このチョコレート味に関しても、水に溶かして飲んでも十分美味しいんです。そして美味しいから続けられるんですよね。20年前のプロテインなんて水で飲もうものなら、もう言葉では言えないほどの不味さでした。なので牛乳に溶かして飲むんですが、牛乳で飲んでしまうとプロテインの吸収率が低下してしまうんです。プロテインはやっぱり水に溶かして飲むのが一番です。

上の写真の端っこにちょっと写っているのはDNSアクティブシェイカー なのですが、これに200ccの水とプロテインを入れてシェイクして飲みます。DNSのプロテインは水溶性も高く、ちょっと振っただけでもすぐに溶けてくれます。しかもそれほど泡立たないので、シェイカーの底にプロテインが残ってしまうこともほとんどありません。

ちなみにわたしの利用法は、かなりガッツリとトレーニングをした日はトレーニングの直後と、睡眠の直前にこのプロテインを飲みます。そして軽めのトレーニングの時はトレーニング直後はウィダーinバープロテインを食べて、寝る前は1食分の2/3くらいの量でDNSプロテインを飲んでいます。プロテインも多く摂った方が良いというわけではなく、やはり運動量に合わせて摂取量をコントロールすべきだとわたしは考えています。

なおDNSのプロテインはたんぱく質量が非常に高く、内臓への負荷も考えられるということもあり、未成年の選手にはオススメいたしません。そもそも未成年の選手はプロテインに頼らない方が良いというのがわたしの考え方ですので、この商品に関しても体が出来上がっている成人選手にのみオススメしたいと考えています。成長段階にある選手の場合はプロテインよりも、日常の食事のバランスを整えていく方が大切です。

なお大人の方でも胃腸が弱い選手はプロテインは摂取すべきではありません。摂取したとしてもたんぱく質量が少ないものを選ぶとか、摂取量を少なめにするという工夫が必要です。10代でプロテインを日常的に摂取し続けたことにより、成人してプロ野球選手になった後に胃腸の調子が悪くなり、それによって怪我が増えてしまったという選手を、わたしは職業柄大勢見てきました。

そのようにならないためにも、プロテインを飲む際はその成分に頼り切るのではなく、その時の運動量やコンディションに合わせて摂取量を調整するようにしてください。そうすればプロテインを飲むデメリットを最小限に抑えながら、プロテインを飲むメリットをしっかり得られるようになるはずです。

IMG_0561.JPGさぁ、今回ご紹介したい商品はこれです。バランスボール!紹介するまでもなく、お持ちの方も非常に多いと思います。ちなみに写真のバランスボールは75cm の商品で、座るとちょうど椅子と同じくらいの高さになります。

バランスボールって、本当にたくさんの用途があるのをご存知ですか?ただ椅子のように上に座っているだけでも良いですし、手足を浮かせて座っても良いですし、腹筋や背筋にも使えます。ちなみにバランスボールの上に仰向けになって腹筋をすると、倒れた時に腹筋が最大限伸ばされ、普通に腹筋をするよりも少ない回数で鍛えられますよ!ワンダーコア と同じ効果です。ただしワンダーコアを使った時よりは、少しだけキツイと思います。

最近一部の企業で健康志向が高まっており、デスクチェアを廃止し、バランスボールに座ってデスクワークをしている会社があるんです。ちなみにわたくしLittlerockheartのコーチとしてその会社のインタビューを受けたことがあるのですが、その風景を直接見てきました。みなさん背筋がシャンとしていて、顔を上げながら明るい雰囲気で仕事をしているのがとても印象的でした。それ以来わたしも真似をして、長時間パソコンの前に座る時は、この写真のバランスボールの上に座って仕事をするようにしています。

バランスボール初心者の方は、本当にただ椅子に座るつもりで座っていただくだけでも十分な効果を得られるはずです。ちゃんと座るには背骨を立てて、背筋を伸ばす必要があります。そうしなければちゃんと座れないんです。つまりバランスボールに座り続けるだけで背筋が良くなり、背筋を良くするための背筋が鍛えられるんです。

デスクワークなどで起こる肩コリは、肩甲骨の硬直が大きな原因です。肩甲骨が硬直してしまうということは、日常的に背筋を使えていないということになります。肩甲骨周りの背筋をほぐすためには以前ご紹介したこちらの商品がオススメなわけですが、根本的に背筋を鍛えるためには、やはりバランスボールに座ってデスクワークをしたり、読書をしたり、テレビを観るのが一番だと思います。骨格が整えられますので、腰痛の予防や改善にも大きな効果があります。

バランスボールにはいろいろなサイズがあります。75cm というのはおそらく一番大きい部類になると思います。小柄な女性の場合は65cm を選ぶとちょうど良いかもしれません。骨格改善に効果的と言っても、自分の身長に対してバランスボールが大き過ぎたり小さ過ぎたりしては、最大限の効果は得られなくなってしまいます。ですのでまずは自分の身長にあったバランスボールを選んでみてください。170cm前後以上の身長であれば75cm を選ぶ、という目安が良いと思います。

IMG_0501.JPGスポーツ指導に携わる方に、強くお勧めしたいのがこの一冊、『運動指導の心理学 』です。大きな本屋さんに行くと選手のモチベーションを上げる方法が記された本がたくさん並んでいますが、その中でこの本は特に読んでいただきたい一冊です。

何が書かれているかと言いますと、モチベーションを上げるための方法、それを維持するための方法、スポーツを好きになる子の特徴、スポーツが嫌いになる子の特徴、メンタルスキルの明確な解説、運動技能や運動技術の論理的な指導方法などなど、野球指導をする上で欠かせないロジックが凝縮されているんです。

この本を読んでいただければ、指導中に選手を怒鳴りつけることが如何にナンセンスであるかがよくわかるはずです。指導者に高い指導スキルがあれば、選手を怒鳴る必要などまったくないのです。もちろん選手がモラルやルールに反したことを行った場合は時には叱ることも大切ですが、しかし野球技能を指導する上で怒鳴る必要など一切ないのです。

怒鳴らなければ指導をできない指導者は怒鳴っている時点で「私には指導能力はありません」と大声で宣伝しているようなものです。コーチがいる場において選手が上達できないのは、選手の責任ではありません。100%指導者の責任です。それを選手の責任にしてしまうのは、指導者としてはあまりに無責任であり、指導者としての資質はないと評価することができます。

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当サイトはボランティアも含めた野球指導者の方もたくさん訪れてくださっていると思います。あなたはご自身の指導能力に自信を持っていますか?選手を怒鳴りつけるようなことはしていませんか?繰り返しますが、選手を怒鳴りつけてもその選手がそれにより上達することはありません。ミスをした選手は怒鳴るのではなく、どうすれば次にミスしないで済むのか、という解決法を明確にアドバイスしてあげるのがコーチの役割です。

この本を読んでいただければ、目の前にいる選手の心理状況を的確に掴めるようになります。そして決して勘違いしてはいけない運動技術と運動技能についての詳細な解説もされています。この2つを混同してしまうと、ただ教えて終えるだけの、選手を育てられない指導者になってしまいます。

わたし自身この本は何度も読み返し、そして重要なポイントはノートにびっしりとまとめてちょくちょく読み返すようにしています。ちなみにこの本に書かれているモチベーションに関する内容はスポーツだけではなく、勉強、仕事、趣味などにも活かすことができますので、スポーツをされていない方でも読む価値は高いと思います。

ですが残念ながらこの本は、なかなか本屋さんで見かけることはありません。巨大な本屋さんであれば置いてあることも多いのですが、多少大きい本屋さんでもなかなか置いてあるお店はないと思います。ですのでぜひAmazonで『運動指導の心理学』をチェックしてみてください。この記事を書いている時点では新品は2000円くらい、中古は1000円くらいで売られています。ちなみにAmazonでは新版と旧版の両方が売られていますので、選ぶ際は新版をお勧めいたします。このページでは新版のページをご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください。

tanita1.jpg今回ご紹介したいのはこの商品です。TANITAの体組成計 。アスリートなら最低でもこのクラスの体組成計は持っていないといけません。体組成計は高いものは本当に高いのですが、僕が愛用しているこの商品は、Amazonで¥3000くらいで売られている商品です。

アスリートは毎日2回は測定してください。朝起きた時と、練習直後など、必ず決まったタイミングで測定をしていきます。するとコンディショニングを可視化できるようになり、体組成計に乗るだけでその日のコンディションがある程度わかるようになります。

このTANITAの体組成計 で計測ができるのは、体重・体脂肪率・BMI・肥満度・内臓脂肪レベル・筋肉量・基礎代謝量・体内年齢です。そしてこの商品、なぜ僕が強くオススメしたいのかと言いますと、アスリートモードがあるからなんです。アスリートモードにすると、アスリートの体質を考慮した上で測定値を出してくれるので、筋肉の量が一般の方よりも多い人でも、より正確な数値が計測可能になるんです。さらには年齢と身長も設定できますので、自宅でもかなり正確な数値を測定することができます。

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ちなみに2枚目の写真はは僕の体脂肪率です。アスリートモードで7.7%という数値でした。アスリートであればやはり、10%以下の体脂肪率が望ましいところです。ただし、女性アスリートは気をつけてください。こちらの投手育成コラム『野球選手にとって理想的な体脂肪率とは?』で詳しく解説していますが、女性が体脂肪率を落としすぎてしまうと、体調に明らかな変化が生じてしまう場合があります。

男性アスリートであっても体脂肪率が一桁になってくると、免疫が弱まることがあります。つまり風邪をひきやすくなるということです。ですので筋肉量が多く体脂肪率が低い選手は、ビタミンCをしっかりと摂取し、免疫が低下しないようにしていくことも必要となります。

体脂肪というのは筋肉よりも硬く、運動に対しても質量以外ではあまり役には立ちません。アスリートとして敏捷性の高い動きをするためには、やはり体脂肪率は10%以下が望ましいと言えます。ちなみにイチロー選手などは5%程度だと言われています。

なお脂肪というのは体内で10ヵ月程度留まってしまうと、セルライトに変化してしまいます。体脂肪がセルライトに変わってしまうと、落とすのに本当に苦労することになります。ちょっとやそっとの運動だけでは落とすことはできません。ですのでセルライトに変わる前に、体脂肪は燃焼させるように意識してみてください。

もう一度言いますが、アスリートは毎日最低2回は数値を測定するようにしてください。そしてしっかりと記録を残すようにしてください。そうすればコンディションが見えてくるだけではなく、どのようなトレーニングをすると、体内がどのように変化していくのかもわかるようになり、栄養補給に対する意識も強くなっていくはずです。アスリートの体は、口に入れたものによって作られていきます。そこに対する意識を高く保ち続けるためにも、体組成計はアスリートにとっては必須アイテムとなるわけなのです。