ストレート,回転数,回転軸について書かれている投手育成コラムです。 / Coach Kazのマンツーマン野球塾

Littlerockheartコーチング料金コーチング予約状況コーチングのご依頼
2018年04月02日

直球は同じ回転数ならば球速が遅いほど打ちにくくなる?!

  • 同じ回転数なら150キロよりも140キロの方が打ちにくい?!
  • しかしもっと打ちにくいのは同じ回転数の130キロの直球!?
  • 実は球速以上に重要なバックスピンストレートの回転数と回転の質

Coach Kazのオンライン・ベースボール・コーチング


今回の投手育成コラムでは球速と回転に関して少しお話をしてみたいと思います。スポーツニュースではインパクトがあるため球速表示ばかりが報じられますが、しかし実際に重要なのは球速以上に回転の質なのです。


理想の回転とはもちろん垂直の回転方向でバックスピンをさせ、その回転数を少しでも多くすることです。ちなみに全盛期の松坂大輔投手のストレートが1秒間に41回転前後で、藤川球児投手が45回転くらいでした。これが一般的なプロ投手になると30〜35回転程度になります。つまり全盛期の藤川球児投手の回転数は、一般的な1軍レベルの投手よりも10回転も多かったということです。この回転数が火の玉ストレートの根源になっていたわけです。

では一般的なプロレベルのストレートを例に話を進めていきましょう。例えば150キロで35回転のストレートと、140キロで35回転のストレートとでは、どちらが打ちにくいと思いますか?普通に考えれば球速が10キロも違いますし、150キロというのは相当速いストレートになると思います。しかし実際に打者が打ちにくいのは140キロで35回転のストレートなのです。同じ回転数であれば、球速が遅いほど打者は差し込まれるようになります。

バックスピンというのはマグナス力という揚力を生み出し、ボールの下垂を防ぐわけですが、ここで重要なのは空気抵抗です。140キロと150キロとでは、150キロの方が空気抵抗はずっと大きくなります。つまりマグナス力(回転数)が同じであれば、球速が速いほど空気抵抗が大きくなり、初速と終速の差が広がることにより打者が打ちやすくなってしまうのです。さらに言えば、130キロで35回転であれば相当打ちにくいストレートになるということです。

例えば和田毅投手のストレートなどはこの種の球質となります。そのために130キロ台のストレートでも空振りを多く奪うことができたのです。ちなみに和田毅投手は、私と同じようなパーソナルコーチと契約しており、そのコーチのアドバイスによりハイレベルのパフォーマンスを実現させられています。

これが例えば140キロで35回転と、150キロで40回転であればもちろん後者の方が打ちにくくなります。回転数が増える分マグナス力が大きくなり、空気抵抗に負けにくい状態になるためです。

もし野球が陸上のような個人競技であれば、1キロでも速いストレートを投げることが重要になると思います。しかし投手の仕事は速いボールを投げることではなく、アウトカウントを増やすことです。そう考えるならば、実は球速アップよりも回転量と回転の質を向上させる方がはるかに重要なのです。

なお回転量と回転の質を向上させるためには、非軸足側の股関節の使い方が重要となり、ここを適切な形で使えていないと回転数はなかなか増えていきませんし、回転軸も垂直からどんどん遠ざかってしまい、スライダー回転に近づいてしまいます。ちなみにバックスピンストレートはオーバーハンドスロー、スリークォーター、サイドハンドスロー、アンダーハンドスローのどの投げ方でも投げることは可能です。ただし、股関節を適切に使えていることが条件となります。

当野球塾のピッチングマスターコースでは、股関節を使い方を改善することによって球質を最適化するという内容のコーチングを行なっています。ストレートの回転の質、回転数を向上させたいという方は、ぜひピッチングマスターコースに通ってみてください。

個人レッスン野球塾

このコラムは私が書きました。
c-kaz.jpg Coach Kaz / 自己紹介
2010年1月から小学生〜プロ選手まで指導する野球個人レッスンのコーチをしてます。 怪我しない投げ方・打ち方の指導には定評があり、時々野球雑誌にも取材していただいています。 小学生のうちに良い投げ方・打ち方をマスターできれば、体が大きくなってからが楽です。 ぜひ早い段階で僕のコーチングを受けにいらしてみてください!
コーチングコース一覧ページ

Coach Kazのfacebookページ Coach KazのTwitter Coach KazのYouTube
前のコラム 少年野球で今だに指導されている怪我をしやすい投げ方
次のコラム グラブはメンテとコンディショニングで10年以上使える!

投手育成コラムカテゴリー
SLP理論アライメントイップスコンディショニングコーチング論トレーニングピッチングモーションプロテイン・サプリメントリハビリルール制球力アップ動画嗜好品変化球女子野球少年野球投球動作分析投球術球威・球速アップ肘が下がる野球塾の必要性野球心理学野球物理学野球肘野球肩食事

Copyright(C) 2010-2019
Coach Kazのマンツーマン野球塾