例えば一般的にはカウントが0−2とバッターインザホール状態になると、ピッチャーは打者の逸った気持ちを誘うように1球ボールゾーンに外して投げたりします。見逃されてもカウントはまだ1ー2、そして振ってくれたら儲けものという感じなわけですが、ボールを外すという作業はもちろんアメリカでも普通に行われている戦術です。
ただアメリカの場合0−2と追い込んでも、外さずにそのまま3球勝負に出るピッチャーが日本よりは多いように感じられます。1球外せばその分球数が増えるため、2つのストライクの球種を踏まえながら3球目で勝負に出るピッチャーが多いんです。よほど慎重にならなければいけない場面以外は、明らかなボール球で1球外すのは、球数のことを考えるともしかしたらかなりもったいないのかもしれませんね。特に夏場は。
- 日本語/ボールを外す
- 英語/pitch-out
- 読み方/ピッチアウト
コラム著:カズコーチ
プロ野球選手の動作改善サポート・データ分析・自主トレサポートをメインに、アマチュア選手の個別ZOOMレッスンも行うプロフェッショナルコーチ
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