【野球】レベルスウィングを徹底解説-メリットデメリットを学ぼう

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レベルスウィングとは?

少年野球や中学野球を中心にし、日本では未だにバットを水平に振るレベルスウィングを勉強不足の野球指導者たちが子どもたちに教え込んでいます。僕は2010年1月にマンツーマンレッスン野球塾を開校して以来、子どもたちには一度もレベルスウィングをするように指導していません。しかし当野球塾の生徒さんの多くが打率.400を軽々と越えています。

そもそもレベルスウィングとはどういうスウィングのことかと言うと、文字通りバットを水平(レベル)に振るスウィングのことです。

レベルスウィングはバットを水平に振るスウィングのこと

レベルスウィングとは

指導者たちは、飛んでくるボールの軌道にバットを入れて空振りを減らすために子どもたちにレベルスウィングを必死に教え込もうとしています。しかしよく考えてみてください。投手が投げるボールが水平軌道を描いて飛んでくることはほとんどありません。プロ野球選手が投げる150km/h前後のストレートであっても、水平に飛んでくることは稀です。

数多くのプロ野球選手のフォームを分析してきた僕の知る限りでは、文字通り水平軌道を描いたストレートを投げていたいのは全盛期の藤川球児投手や松坂大輔投手、近年では平良海馬投手ら数名です。藤川投手の場合は真ん中の高さでも水平軌道を描いていましたが、松坂投手の場合は高めのストレートのみ水平軌道でした。

そして大谷翔平投手や佐々木朗希投手らは、球速や球質はおそらくは藤川投手や松坂投手以上です。しかしストレートが水平軌道かと言うと、そうではありません。大谷投手と佐々木投手の場合は身長がある分、やや上からの角度が付いたストレートになっています。ただし高めのボール球に関しては水平軌道になっていることもあります。

このように、プロ野球の一流投手であっても水平軌道のストレートを投げることは困難です。それならば球速がまだ遅い小中学生ならば尚更です。小中学生が水平軌道のストレートを投げることは、物理的に不可能です。もちろんサイドハンドスローから投げれば、リリース直後の数メートルは水平かもしれません。しかしそれでもホームプレートに到達するまでにはかなり下垂しているはずです。

それなのに少年野球や中学野球の指導者たちは、ボールの軌道にバットを入れるためだと説明しながら、一生懸命子どもたちにレベルスウイングを教え込もうとしています。このやり方は、野球科学がまだ発展する前の昭和時代であれば一番正しい理論だったかもしれません。しかし野球科学が進歩した今、僕らのように野球科学を理解しているコーチが選手にレベルスウィングを指導することは絶対にありません。

僕はプロ野球選手の個人コーチも務めているのですが、プロフェッショナルコーチとしてハッキリ言います。レベルスウィングを癖づけてバッティングの成績が上がることは絶対にありません!

レベルスウィングでバットを振るメリット

レベルスウィングのメリットとデメリット

プロコーチとして言わせてもらえれば、レベルスウィングにはメリットなどありません。でも話をここで終わらせてしまっては解説にはならないため、一応挙げられるメリットをご紹介しておきたいと思います。

レベルスウィングをして考えられるメリットは2つあります。それは、素振りと置きティーによるティーバッティングが楽になる、という点です。この2つ以外に、確実に得られると思われるメリットを挙げることは僕にはできません。プロコーチになって2023年で14年目になりますが、これ以外のメリットは14年間でまだ見つけられてはいません。

まず素振りですが、レベルスウィングで振るということは、基本的には上半身を反対打席側に傾けて振ることはしないと思います。上半身を立てたまま振ることが出るので、下半身をしっかりと踏ん張らなくてもバットを振ることができてしまいます。そのためレベルスウィングであれば、小学生でも毎日素振りを100回200回繰り返すことができてしまいます。

しかし僕がレッスンで指導しているような下半身をしっかりと使ってバットを振るフォームになると、毎日200スウィング以上振って、筋トレもしているような高校生や大学生であっても、最初のうちは30回の素振りさえまともにできなくなります。それまで手打ちをしていた選手が本当に正しい下半身主導のスウィングをできるようになると、それくらい下半身がきつくなるということです。逆を言えば、レベルスウィングでは下半身をほとんど使わなくなる、ということです。

そしてレベルスウィングで楽な素振りをしていれば、下半身を使っていない分体も楽になり、何となく安定したスウィングをしているように見えるんです。勉強不足の指導者はそれを見て「ブレのない良いスウィングだ」と勘違いしてしまっているんです。ですがレベルスウィングを叩き込まれた選手の、真ん中から低めのボールへの対応を観察してみてください。必ずヘッドが下がっているはずです。

※ ヘッドが下がっているとは、軸とバットが直角の関係になっていない状態のこと。

ティースタンド

続いて置きティーの話もしておきましょう。置きティーとは、ティースタンドにボールを乗せてそれを打つ練習のことです。この練習をする際、バットを水平にするとティースタンドがほとんど倒れなくなるんです。スタンドを倒さずにポンポン打っていくことができますので、傍目には良い練習をしているように見えます。しかし実際にはそうではありません。

良いスウィングとは簡単に説明すると、インパクトまではダウン軌道で、インパクト後はアッパー軌道に見えるスウィングのことです。この良いスウィングをできるようになると、ティースタンドはけっこう頻繁に倒れるようになります。そのため僕がグラウンドレッスンでティーバッティングを見る際は、ティースタンドをペグで固定しています。

打っている本人からしても、やはり頻繁にティースタンドが倒れてしまうとイライラしてきてしまいます。するとティースタンドが倒れない打ち方をするようになり、バットがティーに触れなくなる水平軌道でバットを振るようになってしまうんです。

これらが、強いて言うなればレベルスウィングのメリットです。素振りが安定して見えることと、ティースタンドが倒れなくなること。でもこの2つって、実際の試合の打席ではまったく役に立たないメリットです。つまりレベルスウィングのメリットとは、ただ練習をしやすくするだけということです。

ちなみにスワローズで活躍されている青木宣親選手はある意味レベルスウィングなのですが、バットを水平に振るレベルスウィングではありません。飛んでくる投球軌道に対してバットを平行に入れる(投球軌道の延長線上にバットを入れる)打ち方をしています。あくまでも投球軌道に対してバットを平行に入れているのであり、地面に対して平行に振っているわけではありません。

レベルスウィングでバットを振るデメリット

続いてレベルスウィングでバットを振るデメリットについてですが、バットを振る際に重力をまったく使うことができなくなります。つまりヘッドを効かせることができないということです。重力を使ってヘッドを効かせられなければ、あとは腕力に頼って重さのあるバットを振っていくしかなくなります。
バットのヘッドの利かせ方

バットは、体の力と重力の両方を使って速く振っていくのですが、重力を使えなくなれば、その分加速エネルギーは小さくなり、バットスウィングは遅くなってしまいます。そしてバットスウィングが遅くなれば、トランポリン効果も得られなくなります。トランポリン効果とは、いわゆるバットがしなって弾性力が強くなり、打球速度がアップする効果のことです。

金属バットの場合はもちろんバットはしならないのですが、しならない分バットの打面が凹み、トランポリン効果を生み出します。木製バットの場合は柾目を使って打つことで、文字通りバットがしなって飛距離がアップしていきます。詳しくは『実は金属バット以上に飛距離を伸ばせる木製バット』にてご確認ください。

打球速度を最も速くできる打ち方は、ストレートの場合、投球軌道に対して斜め上45°からバットをボールにぶつけた時に物理的にインパクトが最も強くなり、打球速度も最も速くなります。これは野球の物理学で科学的に立証されています。

軟式野球の場合はバットの正面でボールの正面を叩いていきます。硬式野球の場合はボールの中心の6mm下を叩くと打球にバックスピンがかかり、最大限のマグナス力を得られるようになり、小柄でも細身でも柵越えのホームランを打てるようになります。逆に中心の6mm上を打っていくとトップスピンがかかり、あっという間に野手の間を抜けていく球足の速いゴロを打つことができます。

正しい技術が身に付けば誰も買わなくなるであろうビヨンド

しかしレベルスウィングで振ってしまうとこれらの科学的効果を一切得られなくなってしまいます。するとどうなるかと言うと、技術ではなく高価な道具に頼って打つしかなくなってしまうわけです。つまりビヨンドとは、野球知識のない野球指導者が間違った打ち方を子どもたちに教え込むことにより発明された複合バットと言えるわけです。

もし科学的に本当に正しいフォームを身につけられていれば、普通の金属バットでも十分ヒットを量産できますし、柵越えのホームランだって打つことができます。現に僕のレッスンを受けて打率.400を越えていった小中学生のほとんどはビヨンドなどの複合バットは使っていません。

つまりちゃんとヒットを打つことができる正しいフォームを身につけていれば、誰もあんなに高価なビヨンドなど買わなくなるということです。でもそうじゃないから、みなさん高価なバットに頼るしかなくなってしまうんです。

僕は1978年生まれで小学生時代は軟式、中学からは硬式(学校の部活では軟式野球部)でした。当時の軟式球にはまだゴルフボールのようなディンプルがついており、現在のJ号やM号と比較すると飛距離は出ませんでした。バットにしてもビヨンドなどもちろんなく、金属バットにしても現在のような良く飛ぶバットなどまだありませんでした。

そして僕はチームでも最も細身な投手体型だったのですが、3番打者として小学生時代から柵越えのホームランを打っていました。打率だって、中学最後の夏の大会(4〜5試合)の打率は.800を越えました。僕はしっかりとしたバッティング技術を身につけていたので、当時5000円程度のMizunoの普通の金属バットでも3番投手としてヒットを打ちまくっていました(硬式バットはチームの古いバットを借りていました)。

レベルスウィングに関するまとめ

今回のコラムを読んでいただいたことで、レベルスウィングがどういうスウィングなのかということと、レベルスウィングで振ってしまうと打者としてどれだけレベルが下がってしまうのかを分かっていただけたと思います。

しかし残念ながら日本の少年野球や中学野球の指導現場ではもちろんのこと、高校大学の指導現場、はたまた有料の野球塾であっても未だにレベルスウィングを子どもたちに教え込もうとしている指導者で溢れています。僕の調査では、複数の元プロ野球選手の有料野球塾でもレベルスウィングを教えているそうです。それらの野球塾に通って成績が上がらず、僕のレッスンを受けるようになった生徒さんや親御さんたちにそれを伺いました。ちなみに生徒さんたちはもちろん、僕のレッスンを受けてからは成績はグングン上がっていきました。

ボランティアコーチでも、野球塾のプロコーチでも、もしレベルスウィングで振るように言ってきたらその指導者は要注意です。もし今後チーム選びをする際は、体験入部の際に指導者がしきりにレベルスウィングを教えていないかどうかをしっかりと観察してください。もしレベルスウィングとノーステップ打法を教えていたらその指導者は要注意です。

もしヒットをたくさん打って同時に長打率もアップさせたい場合は、今すぐレベルスウィングはやめてください。ではどうすれば良いのか?このコラムでは割愛させていただきますが、『ミート力も長打力もアップするフラフープ練習法』のレッスン動画を参考にしてみてください。こちらの動画で、本当に正しいスウィング軌道の作り方をレッスンしています。

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