緩急は何km差をつければ良いのか

球速アップマニュアルプレゼント!


球速がなかなか上がらない選手から、制球力がまったく定まらない選手まで、 ピッチングの悩みを短期間で解決するためのテクニック集をプロコーチがまとめあげました。 選手だけではなく、指導法に悩むパパママコーチの強い味方にもなるピッチングテクニック集を無料プレゼント中!


4冊セットで無料プレゼント中❗️
1️⃣ 球速アップ編
2️⃣ 制球力アップ編
3️⃣ ミート力アップ編
4️⃣ 長打力アップ編
写真満載のトータル121ページ、2024年最新版✨


TeamKazオンライン野球塾 TeamKazオンライン野球塾

野球上達マニュアル4冊セットを今すぐ無料ダウンロード

カテゴリ:
ページ公開日:

バッターの技術が時代を追うごとに高まっていく中、緩急の使えないピッチャーはなかなか良い結果を継続させることができません。緩急とはつまり、速いボールをより速く見せる技術であり、遅いボールをより遅く見せる技術のことです。

緩急の話をする前に、まず覚えておいて欲しいことがあります。それは、人間が速度の違いを認知するには、平均速度の20%以上の変化が必要だということです。緩急の目的は、バッターにピッチャーのタイミングでバットを振らせることにあります。ですが平均速度の10%程度の球速差ではスピード差はほとんど認知できず、バッターは自らのタイミングでバットを振ってしまうことになります。※20%という数字は、ストレートの平均球速から割り出してください。、

例えばストレートの平均速度が130kmのピッチャーで考えてみることにしましょう。130kmの20%というと、26kmです。つまり130kmのボールを球速表示以上に速く見せるためには、104kmよりも遅いボールを投げる必要があるというわけです。

見方を変えれば、104kmのスローカーブを最大限に活かすためには、平均速度が130kmを超えるストレートが必要になります。平均130kmのストレートを投げられなければ104kmのカーブは、バッターの目には104kmにしか映りません。逆に130kmを超すストレートを投げられれば、104kmのボールはバッターの目には90kmくらいに感じられ、待てども待てどもボールがやって来ず、完全に泳いだスウィングをしてしまうことになります。

もう一度見方を戻してみましょう。104kmのスローカーブが投げられれば、130kmのストレートはバッターの目には140kmにも感じられるのです。するとバットは完全に振り遅れ、当たってもどん詰まりにしかなりません。

ではもし平均130kmのストレートを投げられるけど、10%の球速差しかない117kmのカーブしか投げられない場合はどうでしょうか?117kmのボールの後に130kmのボールが来ても、バッターの目にはせいぜい135kmくらいにしか感じられません。この程度の感覚の誤差であれば、バッターは十分に対応することが可能なわけです。

高校野球までなら、150kmのストレートを投げられればストレート1本でも勝つことができるかもしれません。しかし大学野球以上のレベルになると、例え155kmのストレートを投げられたとしても、それだけでは抑えることはできません。だからこそストライクゾーンを三次元で使うための緩急が必要になるというわけです。124kmのスライダーを見せたあとならば、155kmのボールはバッターの目には160km以上にも感じられるわけです。

このような観点からも、ぜひ一度ご自身の平均速度と最遅のスピード差を計測してみてください。その差が20%以上あれば、立派な緩急の使い手であると言えます。

コラム筆者:カズコーチ(野球動作指導のプロ/2010年〜)
カズコーチ ⚾️ カズコーチのオンデマンド野球塾
⚾️ カズコーチのオンデマンド野球塾を選ぶ3つのメリットとは?!
カズコーチの動作改善法は野球指導者、野球をするお子さんをお持ちのお父さんお母さん、 野球選手を治療するスポーツ外科の先生、理学療法士、柔道整復師、プロ野球選手など、多くの方にお役立ていただいてます!
【カズコーチのSNS】
ThreadsInstagramYouTube

カズコーチの最新レッスン動画

2024年12月10日公開『体全体を使ってボールを投げるフォームの教え方』

体全体を使ってボールを投げるフォームの教え方