「オールラウンドプレイヤー」を英語で言えますか?

 

日本語ではどこでも守れる選手のことをオールラウンドプレイヤーと呼びます。確かに英語には all rounder という言葉があるのですが、野球用語としては all-round player という言葉はアメリカの野球場では通じないと思います。スポーツで round というのは、野球でいうイニングというニュアンスで使われることが大半です。ですのでオールラウンドと言うと、全イニングというニュアンスに受け取られてしまうこともあるかもしれません。

では英語でオールラウンドプレイヤーを何と呼ぶかと言うと、all-purpose player と呼びます。パーパスとは「目的」という意味なのですが、どんな目的下でもプレーできるというニュアンスとなり、「どこでも守れる」という意味になります。

all-purpose player は出場機会も増えやすいですので、野球選手なら誰もが目指したいポジションでもあります。特にベンチ入り人数が少ない学童・学生野球の場合は、選手の多くが all-purpose payer だと、過密日程でも投手などの特定ポジションの選手を酷使することが減りますので、チームとしては一人でも多くの all-purpose player を育てたいところです。
  • 日本語/オールラウンドプレイヤー
  • 英語/all-purpose player
  • 読み方/オールパーパスプレイヤー

コラム著:カズコーチ
プロ野球選手の動作改善サポート・データ分析・自主トレサポートをメインに、アマチュア選手の個別ZOOMレッスンも行うプロフェッショナルコーチ