野球レッスンですぐに「はい」と答える子は上達速度が上がらない?!

 

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上達速度が上がりにくい子の典型例

僕は2010年以降、これまで1400人以上の小中学生の個別レッスンを行って来ました。近年はZOOMレッスンが中心なのですが、ZOOMレッスンであっても上達が速い子と、なかなか上達できない子の特徴がはっきり出て来ます。今回はその特徴の違いをご紹介してみたいと思います。

まず上達速度がなかなか速くならない子の特徴ですが、挨拶をできない子が多いようです。ZOOMレッスンであってもまずは相手の顔を画面で見ながら、お辞儀をしながら「よろしくお願いします」とお互いに言い合ってからレッスンを始めるのが基本です。

しかし中には「よろしくお願いします」とは言うものの、こちらに背中を向けていたり、お辞儀ができなかったりする子も少なくありません。僕の仕事は野球技術を教えることで、礼儀指導は含まれていないため、よほどじゃなければあえて指摘することはしないのですが、それでも挨拶が下手な子は一般的に上達速度は遅いです。

そしてレッスンを受けていても、あまり話を真剣に聞いていない子もいます。そのような子は、何度同じ話をしても、毎回初めて聞いたようなリアクションを見せます。そこまで行かなくても、「聞いた記憶はあるけど詳しいことは覚えていない」子も少なくありません。

レッスンで聞いたことをすべて記憶し続けることは難しいんです。そのため僕は必ずノートを書いてもらっているのですが、そのノートを書いてくれなかったり、書いてあっても間違いだらけだったり、メモの内容がスカスカだったり。そのような子と接していると、野球で上達するためには国語力が重要だなと痛感します。

それと、こちらから何か言うと必ず「はい」と答える子も上達は速くなりません。基本的に何を聞いてもまず「はい」と答えるため、質問を理解している「はい」なのか、とりあえず言っているだけの「はい」なのかが分からないことがあります。そのため僕はレッスン中にこちらから教えたことを、選手自身にも説明させるというやり方を取っています。

野球はメンタル競技であり、しっかりと頭を使いながら練習しなければ上手くなれないし、試合で活躍することもできません。しかし実際には頭を使って練習できる子は少数派です。教わった動作がちゃんとでできているのかできていないのかを、自分で確認できる子も多くはありません。

そしてすぐに「できない」「わかりません」という子も上達速度は速くはなりません。コーチ側からすると、基本的には指導済みのことしか質問はしません。それを簡単に「わかりません」と言ってしまう子は、やはり教わったことが身に付いていないということになるため、なかなか上手くはなりません。そしてそういう子は、何度も伝えてもノートを書いてくれません。

また、ZOOMレッスンに必ず1〜2分遅れて来たり、ZOOMに入ってからレッスンを受ける準備を始める子も、上達速度が上がりにくい典型と言えますので、レッスンを受ける準備は、ZOOMに入る前にしっかりと整えておくようにしましょう。

上述したような子は、仮に毎日1時間ずつ自主練をしていたとしても、ただ回数だけをこなすだけの練習になりがちです。100回素振りをしたらそれで満足してしまうんです。「毎日何回素振りをすればいいですか?」と聞いてくる子は要注意です。そういう子には大事なのは回数ではないと教えるのですが、考え方を変えてもらうのは容易ではありません。

上達速度が速い子の典型例

一方どんどん上達していける子は、ほとんどすべての子が挨拶をしっかりとすることができます。ZOOMレッスンでも、目の前にいる時と同じようにしっかりとした挨拶をしてくれます。やはり良い挨拶からレッスンを始められると、お互いに気持ちよくレッスンを進めることができます。

ノートに関しては、上達できる子は人に見せる前提でノートを書いてくれます。上達が遅い子はノートの写真を送ってもらっても読めない字ばかりだったりするのですが、上達できる子というのは、仮に字が上手くなかったとしてもちゃんと読める字で丁寧に書いています。僕が読めないような字で書いている子は、ノートを音読してもらっても自分でも読めていません。これでは復習することもできませんので、やはり上達も難しいですよね。

そして上達が速い子というのは、何かを質問すると必ず一瞬考えてから自分なりの答えを返してくれます。答えが「はい」だけではないため、コーチと選手間の会話も続きやすいですし、会話が続く分、会話の流れの中で教わったことを頭に擦り込みやすくもなります。

6ヵ月・12ヵ月コースではメンタル強化レッスンで、受講態度や練習態度に関するレッスンも行っているのですが、短い期間のレッスンではさすがにそこまで教えていける時間的余裕はありません。ですのでレッスン期間によっては、どうしようもない場合もあるのがコーチとしては葛藤を感じる部分ではあります。

上達できる子というのは、とにかく復習をしっかりとやって来てくれます。宿題を出せば必ずそれをやって来てくれますし、できない時は「どうすればできるようになりますか?」と聞いて来てくれます。そしてそのように聞いて来てくれる時も、ただ漠然と聞いてくるのではなく、「自分なりにこうしてみたんですけど、どうしたらいいですか?」という感じで聞いて来てくれます。これは小学生クラスであっても同様です。

しかし最初から質問が上手い子など少数派です。大切なのは、ちゃんと自分で考えながら受け答えをし、徐々に考える力を養っていくことです。

記事の前半では上達速度が上がりにくい子の典型例を挙げたわけですが、これを記事の後半のようなやり方に少しずつ変えていくだけでも、上達速度を少しずつ速めていけるはずです。

短期レッスンではなかなかここまで突っ込んだ指導をすることは時間的に難しいため、個別レッスンの受講をご検討いただける場合は、この記事でご紹介した典型例をあらかじめご家庭内で確認された上でレッスンを開始していただくと、割と速く上達していけると思います。この効果は小さくありませんので、ぜひ試してみてください。

✏️コラム著:Kaz(野球専門プロコーチ)
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