柔軟性が低いと怪我をしやすく勝てる投手にもなれない!?

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週末、朝から暗くなるまで8時間も9時間も練習をしているチームで、その時間内でストレッチングの時間も設けているチームは果たしてどれくらいあるでしょうか?硬式・軟式問わず、柔軟性が非常に乏しい小中学生が非常に多いように見受けられます。ではなぜ柔軟性が必要なのか?今回のコラムではそのあたりをかんたんに書き進めていきたいと思います。


まず柔軟性が低いと怪我をしやすいというのは誰もがご存知だと思います。筋肉が伸びる幅、関節が動く幅が狭くなるわけですから、敏捷性が問われる動作で怪我をするリスクが高まります。例えばゴロを捕球する際に急にイレギュラーして体を方向転換しなければならない時に捻挫や肉離れ、脇腹を痛めてしまうケースがあります。

そして筋肉にはもちろん血管が通っているわけですが、筋肉が硬いと血管が血液を運んでくる作業も鈍くなってしまいます。血液のめぐりが悪ければ疲労回復力が低下し、いつも疲れた状態で練習をすることになり、それがまた別の怪我に繋がることもあります。また、血液のめぐりが悪ければ必要な水分が必要なところに届きにくくなり、熱中症になる可能性を高めてしまいます。

ちなみに回復力やスタミナに影響を与えるのは毛細血管なのですが、毛細血管は有酸素運動でしか増やすことはできません。筋トレや投球練習、ノックなどのフィジカルトレーニングではほとんど増やすことはできないため、ストレッチングに合わせ有酸素運動の量が少ない選手は回復力やスタミナが目に見えて向上することはほとんどありません。

では動作面ではどうでしょうか?例えば股関節が硬いと踏ん張る作業がしにくくなります。踏ん張りが利かずランディングした非軸足が少しでも回ったり浮いたりしてしまうと、それだけでもう股関節を使った投球ができなくなり、手投げになってしまいます。手投げとはスポーツ医学的には「骨盤の回旋不良」と呼ぶわけですが、これは単純に股関節の内旋動作を使って投球できているかいないか、という区分けになります。つまり股関節の内旋を使えていない=手投げということですね。

そして股関節を使わない手投げになってしまうと、リリースポイントを打者寄りに持って行くことができなくなります。顔の前ではなく、顔の横でリリースしなければならなくなり、ボールはスライダー回転に近づき、マグナス力が低下することによって伸びのあるストレートを投げることもできなくなります。

股関節を使えている投げ方と手投げとでは、リリースポイントが20〜30センチ違ってきます。20〜30センチという長さは、差し込んで詰まらせられるか、強打されるかを分けるには十分すぎる長さです。

アメリカにランディ・ジョンソン(メジャーリーグで303勝挙げている投手)らを一流投手に育て上げたトム・ハウスというコーチがいるのですが、彼は以前、好投手のリリースポイントをリサーチしたことがありました。すると勝ち星を安定的に積み重ねられる投手は一様にリリースポイントが打者寄りだったそうです。つまり股関節の内旋を使って投げられているということです。

逆に好不調の波が大きかったり、なかなか勝ち越せない投手はリリースポイントが打者寄りにはなく、160キロ近いストレートを投げられても安定的に勝つことができていない投手が大半となります。反面股関節を使えている投手は、150キロを越えるボールを投げなくても勝ち星を積み上げることができています。

さて、股関節の内旋を使えず、肩関節の水平内転動作で投げてしまう投手の場合、上述したようにボールはスライダー回転に近づきます。すると肘の高さが下がりやすくなり、下がった状態の肘で投げ続けてしまうと野球肩・野球肘になるリスクを大幅に引き上げてしまうことになります。

このように簡単に書きましたが、柔軟性が低いだけでパフォーマンスは大幅に低下し、逆に怪我をするリスクを大幅に高めてしまうんです。重要なのは、今どこも痛くはない、ということではありません。将来的に怪我をしないかどうかということです。今痛くないことが重要であれば、極端な話をすると、今日野球を始めた選手の動きは完璧という理屈になってしまいます。

怪我をしにくい投げ方こそが、本当にパフォーマンスを向上させられる唯一の投げ方です。それを習得するために絶対的に必要なのが体の柔軟性です。もしプロ野球選手を目指しているけど体が硬いという場合は、プロには絶対になれないと思ってください。プロのスカウトマンも、わざわざ体が硬い選手をスカウトすることなどしません。

プロを目指していないにしても、中学野球、高校野球、大学野球と、少しでも上のレベルで野球をしたいという方は、絶対的に体の柔軟性は必要です。1日9時間野球をやらせるようなチームにしても、9時間のうち最低2時間はストレッチングに使うくらいでなければ、選手たちを怪我なく上達させてあげることなど絶対にできません。何時間も続くノックが、コーチの憂さ晴らしの場になってはいませんか?そのノック、その投球練習、本当に必要な練習ですか?ストレッチング以上に。
  • 柔軟性が低いと怪我をしやすいのは周知の事実!
  • 柔軟性が低いと勝てる投手になることも無理!
  • 柔軟性が低いと回復力やスタミナも低下!

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コラム筆者:カズコーチ@プロの野球コーチ
プロ野球選手の個人指導(主にパ・リーグ)経験も豊富!肩肘を痛めずパフォーマンスを向上させられる指導法が好評!

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