木製バットを使うメリットについて書かれているスラッガー養成コラムです。 / Coach Kazのマンツーマン野球塾

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軟式・硬式それぞれの木製バットを使うメリットとは?!

  • 木製バットを使うメリットとは?!
  • 軟式野球は日本特有のスポーツ?!
  • 反発係数は日米で大違い!?

今回のスラッガー養成コラムでは、木製バットを使うメリットについて解説をしてみたいと思います。

まず、軟式野球の試合で木製バットを使うメリットというのはほとんどないと僕は考えています。その理由は、木製バットはしならせて使うことが最良の使い方となるわけですが、まず軟式球を打ってもバットはほとんどしなりませんし、しなる素材であるアオダモが軟式野球用の木製バットに使われていることもほとんどありません。ですので、軟式野球の試合では木製バットを使うメリットというのはほとんどなく、あるとすれば将来的に硬式野球に進む時のための準備、ということになると思います。

ただ、軟式野球であっても練習であれば木製バットを使うメリットはあります。木製バットは、ラミやバンブーを含めスウィートスポットが非常に狭いので、ミート力を高められるという効果が期待できます。ただ、上述したように軟式野球で木製バットをしならせることはできません。軟式球は軽いですし、M号やJ号に変わったとは言え、打った瞬間はボールがかなり潰れてしまい、ボールが潰れている時間が長い分、バットをしならせることもできなくなります。

軟式球の場合、打った直後に目視でもボールが少し潰れているのが見えると思います。しかし硬式球の場合はボールが潰れている状態を目視することはほとんど不可能です。140km/hのストレートをプロ野球選手がジャストミートした場合、硬式球は約半分まで潰されてしまうのですが、しかし潰れている時間はわずかに1/1000秒未満でしかないため、目視することはほとんど不可能です。それだけ短い時間でしかボールが潰れないため、硬式球であればボールの質量によってバットをしならせられるようになります。

硬式野球で木製バットをしならせて使うことができれば、金属バットよりも飛距離を伸ばせるようになります。しかし軟式野球ではやはり木製バットを試合で使うメリットはあまりありません。木製バットは練習中に利用し、試合では金属バットを利用するのがいいと思います。ちなみに金属バットのスウィートスポットは一般的には2cmほどで、木製バットは5mm未満だと言われています。つまり木製バットでいつでもスウィートスポットで打てるようになれば、金属バットでジャストミートすることが非常に簡単になる、というわけですね。

硬式野球であれば試合でも練習でも木製バットを利用するべきだと思います。ただ、木製バットは折れてしまうこともあるため、試合では木製バット、練習ではラミやバンブー、という風に使い分けをした方がいいと思います。木製バットは下手な選手が使うとすぐに折れてしまいますが、ラミやバンブーであればよほどじゃない限りは簡単に折れることはありません。そしてラミやバンブーはスウィートスポットにしっかり当てていかないと手がすごく痛くなるので、痛くならないところで打ち続けることで、ミート力を飛躍的に向上させていけるようになります。

日本のバットの規定は、アメリカほど厳密ではありません。アメリカでは、金属バットの反発係数は木製バットに合わせる必要があります。ですので「しなり」というものを除外して考えれば、金属バットでも木製バットでも飛距離は理論的にはほとんど変わらない、ということになります。ですが日本の場合はそのような規定がないため、打球が良く飛んでいく金属バットを利用することができます。つまりバッティングのスキルが低かったとしても、ある程度打球を飛ばしていくことができる、というわけです。日本も早い段階でこの規定を見直していかなければ、いつまで経っても打者のレベルを北米・中米選手のレベルに近づけることはできないでしょう。

軟式野球というのは日本特有のスポーツで、海外には日本がサポートをしている途上国くらいにしか存在していません。お隣の中国・韓国であっても硬式野球が主流です。そして野球用品店に行っても硬式用、軟式用には分かれておらず、基本的にはすべて硬式用の道具となります。そしてアジアでもアメリカでも、硬式用のグラブやバットは日本よりもずっと安いです。グラブなど日本の硬式用の半額以下ということが普通です。

時々、硬式用の木製バットで軟式球を打っている選手がいますが、このやり方にはメリットはほとんどなく、デメリットの方が多くなると言えます。その理由は硬式用の木製バットの質量では、軟式球を簡単に潰してしまうためです。ボールは潰れれば潰れるほど飛距離は低下します。スピード×質量=パワー、ということを考えると硬式用のバットで打った方がメリットがあるようにも思えますが、実際に飛ばしていくボールのことを考えると実は逆なんです。軟式球はやはり、軟式用のバットで打つのが一番飛距離がアップします。

最後にもう一度まとめておくと、軟式野球の試合で木製バットを使うメリットはほとんどありません。使うならミート力を高めるための練習中のみにし、試合では軟式用の金属バットを使った方が飛距離はアップします。一方硬式野球ではバットをしならせられれば、飛距離は金属バットよりも伸ばせるようになります。しかししならせられる素材のバットを使っていないと当然バットはしなりませんので、メイプルなどの硬い素材のバットを使っている場合は、しならせるよりも、体幹のスタビリティを高め、ボディスピンを鋭くすることによって飛距離をアップさせていく、という考え方をした方が良いと思います。

木製バットを使うメリットは、スウィートスポットの狭さからとにかくミート力をアップさせられる、という点がメインだと思いますので、ミート力に自信がない方は、軟式でも硬式でも木製バットで練習をしていくと良いと思います。

コラム著者:Kazコーチ(プロの野球専門コーチ)

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このコラムは私が書きました。
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2010年1月から小学生〜プロ選手まで指導する野球個人レッスンのコーチをしてます。 怪我しない投げ方・打ち方の指導には定評があり、時々野球雑誌にも取材していただいています。 小学生のうちに良い投げ方・打ち方をマスターできれば、体が大きくなってからが楽です。 ぜひ早い段階で僕のコーチングを受けにいらしてみてください!
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