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2013年02月01日

ボールに縦の角度を付けようと腕を大きく使ってはいけません


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ボールに角度をつけるため、腕を大きく使って投げるという指導法があります。しかしLittlerockheartのパーソナル投手コーチングでは、このような指導は行いません。それどころか真逆で、腕をコンパクトに振って投げるように指導を行っています。それはなぜなのか?

まず腕を大きく使って投げる投げ方を見ていきましょう。確かにストレートに大きな縦の角度があれば打者は打ちにくくなります。ですがそれは190cm以上あり、なおかつ上半身の力に頼って投げるためステップが比較的狭い外国人投手にのみ言えることなのです。190cm以上ある投手が狭いステップで高い位置からボールをリリースすれば、打者からするとまるで二階からボールを投げられたような感覚になります。これは確かに非常に打ちにくいのです。

ですが日本人投手の場合はほとんどは180cm前後です。最近では185cmを超える投手は多くありません。ということは、こう言っては何ですが、180cm程度の身長でストレートに縦の角度をつけようとしても、それはたかが知れているのです。その程度の角度では、思っているほど打者に脅威を与えることはできません。

打球が最も伸びる打ち方は、ボールを45°上方からバットで叩きバックスピンをかけられた時です。強いバックスピンがかけられるとマグナス力が働き、ボールは上方に向かって進んでいこうとします。すると打球はなかなか落ちてこなくなり、美しいアーチを描いてスタンドインするのです。これがホームラン打者特有のホームランの物理的解説となります。

180cm程度の身長の投手が無理にストレートに縦の角度を付けようとしてしまうと、良い具合にバットが45°で入りやすくなってしまうのです。つまり非力な打者にも長打を許してしまうという結果に繋がります。長打を防ぐためには、いかにして45°の入射角で打たせないかということに尽きます。

そのためにも180cm前後、もしくはそれ以下の投手の場合は、極端な例ですが北海道日本ハムファイターズの武田久投手のように、より低いところから伸びのあるストレートを投げる努力をした方が、打たれる確率を下げることができるのです。

腕を大きく使ってしまう投手は、肩痛・肘痛のリスクも高まります。そしてパフォーマンスも低下してしまいます。一流投手たちの投球動作を見て行っても、腕を大きく使っているように見えたとしても、実際に腕を大きく使って投げている投手はほとんどいません。武田久投手、ダルビッシュ有投手、野茂英雄投手など、大きく腕を使っているようにも見えますが、しかし実際には非常にコンパクトな腕の振りをしているのです。

もし練習をしてもなかなかパフォーマンスが向上しないと悩んでいる投手がいたら、腕をコンパクトに使えているかをチェックされてみるといいかもしれません。



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