【熱中症予防】10年前とは暑さの質が変わってしまった日本の夏

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10年前とは暑さの質が変わってしまった日本の夏

今年もまた熱中症の季節がやってきました。近年日本はまさに歴史的猛暑が続いており、それによる死者も多数出ているという状況です。僕はコーチという職業柄、夏でもほとんど一日中屋外で仕事をしています。それにより感じることは、僕がコーチになった2010年の夏と比較すると、2020年の夏は暑さに辛さを感じるようになりました。僕は暑さは苦手ではないのですが、それでも辛いと感じられるほどの暑さです。

さて、皆さんは熱中症対策の一つとして、天気予報の予想最高気温を参考にされていると思います。しかしこれはまったく参考にはなりません。まず、下記の写真をご覧になってみてください。

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この写真はグラウンドレベルでの直射日光が当たった場所の気温です。45.7℃となっています!天気予報で表示されている気温というのは、百葉箱や通風筒が用いられており、直射日光を遮り、空気そのものの温度が表示されているのです。しかしグラウンドでの直射日光はこの写真の通り45℃どころか、50℃を軽く超えることもあります。

もう水分補給だけではケアし切れない熱中症

熱中症対策に関してはこれまでもいくつか書いてきましたが、もう水分補給だけでケアできるレベルではありません。例えば帽子の中に濡れたタオルやアイスパックを入れたりして、とにかく頭部や頸部の体温を下げることが非常に重要です。体温よりもはるかに高い45℃以上の直射日光を頭部に受け続ければどれだけ危険かということは、お医者さんじゃなくてもかんたんに想像できると思います。

日本の野球チームだけはなぜか、この気温の中で朝から晩まで子どもたちが野球をやらされています。野球先進国の中では考えられない状況だと言えます。夏休みになると、うちの近所の河川敷グラウンドには毎日のように救急車が呼ばれ、熱中症になった小中学生が搬送されています。おそらく日本の少年野球チームは変われないのでしょう。チームそのものに変わる能力がないのならば、もはや選手自身で気をつけるよりほかありません。

45℃や50℃以上の直射日光を浴びながら長時間スポーツをするというのは、命に関わる行為です。ですので避けることが一番であるわけですが、でもそうもいかないと思いますので、練習中はとにかく頭部や頸部を冷たい水などで頻繁に冷やすようにし、炎天下での長時間の練習は絶対に避けるべきです。熱中症になってしまってからでは遅いのです!!野球指導者は、決して自己満足のために選手を長時間炎天下に晒すべきではありません。

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コラム筆者:カズコーチ(野球動作指導のプロ/2010年〜)
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