野球選手を死に至らしめることもあるペットボトル症候群とは?!

 

ペットボトル症候群

野球選手も十分に注意したいペットボトル症候群

熱中症は毎年7〜8月をピークに増えてくるのですが、熱中症関連のニュースを読んでいると最近よく目にするのがペットボトル症候群という言葉です。この言葉を目に、耳にされたことがある方はけっこう多いと思います。

ペットボトル症候群になってしまうと、症状としてはまず喉が渇くのにトイレの回数が増え、体重が減り、体がだるくなり、さらにはイライラしてくるというものがあります。症状はもちろん人によって異なるわけですが、だいたいこのような症状が現れることが多くなります。

夏場は暑さによってイライラしているのか、それともペットボトル症候群の兆候としてイライラしているのかという見極めがものすごく難しいため注意が必要です。

ちなみにペットボトル症候群の正式名称はソフトドリンクケトーシスというのですが、スポーツドリンクやペットボトル飲料など、糖が多く含まれている飲み物を多飲してしまうことによって引き起こされる症状です。最悪の場合は突然意識を失ってしまったり、死に至るというケースもあるため、決して侮ってはいけません。

飲めば飲むほどもっと欲しくなる清涼飲料水

500mlのペットボトルのジュースには、だいたい30〜50gの砂糖が入っています。スポーツドリンクでも20〜30gは入っています。これがコーラなどの炭酸飲料になると50g以上となり、角砂糖15個分の砂糖ということになります。

コーヒーカップ1杯分はだいたい120〜150mlで、角砂糖は入れても1〜2個だと思います。コーラの甘さというのは、コーヒー1杯に角砂糖を5個くらい入れて飲むようなものなんです。コーヒー1杯に角砂糖を5個も入れては、普通の人なら甘くてもとても飲めないと思います。

しかしペットボトル飲料というのは色々な甘味料が上手く調合されていて、それだけ大量の糖が入っていても、飲めないような甘さが感じられることはありません。というか、美味しく飲めてしまいます。

夏場は野球の練習中にスポーツドリンクをゴクゴク飲んでしまう選手もけっこう多いと思います。下手したら1日で1.5リットルや2リットルくらい飲んでしまうことだってあるでしょう。しかし1日に1.5リットル以上、もしくは量は少なくとも1ヵ月以上毎日飲み続けると、ペットボトル症候群を発症するリスクが高まると言われています。

夏場に清涼飲料水を飲むと、もっと飲みたくなりますよね?これは糖によって喉が渇くことが原因です。穿った見方をするのならば、メーカーはもっとたくさん飲んで欲しいから喉が渇くように糖をたくさん入れて、だけどそれほど甘ったるく感じないように味を調整している、と言うこともできるわけです。

人間の体に必要な一日分の糖は一般的には25g程度となります。つまりスポーツドリンク1本で1日分、コーラ1本で2日分の糖を一気に摂取してしまうということになるわけです。この糖質過多がペットボトル症候群を引き起こしてしまうんです。

糖質0の清涼飲料水にも糖はちゃんと入っている!?

ペットボトル症候群は、糖尿病じゃなくても発症します。そして若い世代でも発症するのが特徴です。そしてとにかく注意したいのは、熱中症のような症状が出た時、水分補給をしようとスポーツドリンクを飲んでしまうことです。これは絶対に避けたい行動です。

熱中症とペットボトル症候群の症状は比較的似ているのですが、しかし熱中症ではなくてペットボトル症候群だった場合、スポーツドリンクで水分補給をしてしまうと糖によって症状はさらに悪化してしまいます。

そうならないためにも、熱中症のような症状が出た時はスポーツドリンクで水分補給をするのではなく、水やお茶など、糖が含まれていない飲み物で水分補給をするようにしてください。ちなみに経口補水液にも10g程度の糖が含まれていますので、実はやはり、熱中症のような症状が出た時は飲まない方が無難なんです。

CMなどでは熱中症対策として経口補水液が宣伝されていますが、もし熱中症ではなくてペットボトル症候群だった場合、経口補水液でも症状を悪化させてしまうことがあります。

ちなみに糖質0と書かれている清涼飲料水は、実際には500mlのペットボトルで2.5g未満の糖が入っています。ですので糖質0や、糖質控えめと書かれている清涼飲料水も、熱中症とペットボトル症候群を同時に回避するには相応しい飲み物ではありません。

熱中症にしてもペットボトル症候群にしても、酷い場合は死に至ります。スポーツ選手でも、ペットボトル症候群を熱中症と勘違いしてしまい、応急処置を誤ってスポーツドリンクを飲ませてしまい、症状を悪化させてしまうケースも多いとスポーツ医療の現場では耳にします。

僕が個人的にオススメなのは炭酸水です。ジュースではなく、炭酸が入った水です。炭酸水は、水やお茶を飲んだ時よりも体温を下げてくれる効果がありますし、水なので糖も含まれていません。直後に激しい運動をしない状況であれば、休憩中は冷えた炭酸水で水分補給をするのが良いと思います。

夏場は熱中症だけではなく、ペットボトル症候群にも注意しよう!

ペットボトル症候群は、ペットボトル飲料の糖だけによって引き起こされる症状ではありません。普段の食事や間食から摂取する糖に加え、清涼飲料水によってさらに大量の糖を摂取してしまうことによって引き起こされます。

ですので清涼飲料水自体の摂取量はそれほど多くなかったとしても、普段お菓子や菓子パンなどをよく食べる選手は注意が必要です。

夏場は熱中症や日射病、熱射病だけではなく、ペットボトル症候群にも十分に気をつけて野球を頑張っていきましょう!

✏️コラム著:Kaz(野球専門プロコーチ)
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