筋肉に足を引っ張られないためのトレーニング

少年野球のパパママへ


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野球選手に限らず、アスリートには強い体が必要です。「骨太」という言葉が使われたりしますが、やはりアスリートは骨太でなければなかなかパフォーマンスを安定的に向上させることはできません。

筋肉について誤解をされている方も多いかもしれません。筋肉というのは、パフォーマンスをアップさせるために増やすものではありません。例えば球速をアップさせるために筋肉を増やすという考え方は、適切ではありません。筋肉は、技術がアップしてパフォーマンスが向上し、運動強度が高まった時の負荷に耐えるために付けるべきものなのです。

筋肉に合わせて技術がアップするのではなく、アップした技術に合わせて筋肉量を考慮していくのが、わたしが考える理想的なトレーニングの取り組み方です。ちなみに一般的なスポーツ選手の場合、自身が持っている筋肉の30%しか使いこなせていないという専門家の研究報告もあります。

ということは、筋肉は無闇に増やすよりも、持っている筋肉を満遍なく使えるようになることの方が、アスリートとしては重要ということになります。その理由は単純で、使い切れない筋肉を持ち過ぎているという状態は、極端に言うと体に錘(おもり)を付けて運動しているのと似た状況になり、怪我のリスクも高めてしまいます。

野球の場合、特に投手は他のポジションよりも運動量が多いため、過量の筋肉による負荷が非常に大きくなります。だからこそ筋肉は必要な分だけバランスよくデザイニングしていくことが大切なのです。そして得た筋肉を満遍なく使えるように、ただ鍛えるだけではなく、鍛えた筋肉をしっかりと活性化させておくことも大切なのです。

現代野球では筋肉量に頼ってプレーする選手が非常に多いのですが、実はそれは、冒頭でお話しした「骨太」とは違うのです。確かに筋肉や骨が太かったとしても、しかし本当の骨太とは見た目の問題ではなく、持っている筋肉をしっかりと使いこなせる選手のことをそう呼ぶのです。

骨太の選手は体格が大きくても、線が細くても関わらず、地に足を付けてどっしりと構えプレーしているように見えます。端から見ていても安定感を感じさせてくれる動きでプレーをしています。

筋肉トレーニングは必要だし、アスリートにとっては大切なメニューです。しかし考え方を間違ってしまうと、せっかく増やした筋肉量でパフォーマンスに好影響を与えられないばかりか、過量の筋肉に足を引っ張られてパフォーマンスが低下してしまうケースも少なくありません。

そうならないためにも、技術レベルに合った適量の筋肉を維持しながらトレーニングを行うようにしてみてください。
コラム筆者:カズコーチ(野球動作指導のプロ/2010年〜)
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