走り込みは必要ないと言った選手の言葉の本質

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少し前の話ですが、ある日本人メジャーリーガーが走り込みはそれほどのスタミナアップには繋がらない、とツイートしていました。でもこれは半分は正解ですが、半分は不正解です。不正解と言うのも変なのですが、つまり彼が言わんとするところは別にあったのではないかな、と考えられるわけです。

投手育成コラムでも書いてきた通り、走り込みをすることによってピッチングのスタミナが向上することはほとんどありません。これはまさに前述のメジャーリーガーの言葉通りです。ですが基礎体力面でのスタミナは、走り込みによって大幅な向上を期待することができます。これはもちろん走り込みだけではなく、有酸素運動全般に言うことができます。

ではなぜ野球界では走り込みが重要視されるのか?その理由はまず、辛い走り込みトレーニングをすることにより、基礎スタミナ以外で精神的スタミナも鍛えることができるからです。分かりやすく言えば、辛抱強くなれる、ということです。ピッチャーというポジションは、精神的負担が非常に大きいポジションです。その負担に負けない精神力を培うためにも、走り込みは良しとされています。だからこそ辛い走り込みはダラダラと走っても意味がなく、しっかりとした目的意識を持ち、適切なフォームで走ることが重要なのです。

続いて基礎スタミナに関する話ですが、これは毛細血管のことです。毎日継続して有酸素運動を行うと、毛細血管がどんどん増えていくのです。投げた後、肩や体が火照りますよね?これは体中の毛細血管が切れているということなのです。アイシングというのは毛細血管のさらなる切れを防ぐために行うわけなのですが、走り込みをして毛細血管をしっかりと増やしておくと、登板日にそれが多く切れてしまったとしても、残り数が多くなるため、疲労感がそれほど残ることがないのです。つまり、回復力が高まるということです。

一度切れてしまった毛細血管は、二度と繋がることはありません。そのため毛細血管は有酸素運動によって次々と増やしていく必要があるのです。そうしなければ基礎スタミナ、基礎体力と言い換えても良いかもしれませんが、これがどんどん低下していってしまうのです。

基礎スタミナが低い選手は、激しいトレーニングや練習に耐えることはできません。その結果、技術が思うように伸びなくなるわけなのです。逆に基礎スタミナが高い選手はたくさんの練習をこなせるため、どんどん上手くなることができるのです。

前述のメジャーリーガーは走り込みを否定していますが、しかしこれは、走り込みをしなくても良い、という話ではないのです。あくまでも走り込み以外のトレーニングで毛細血管を増やし、基礎スタミナを向上させることができる、という意味合いで話していたのだと思います。ですので走り込み以外で有酸素運動をこなす手段を持たない選手は、これからも迷うことなくどんどん走り込んでいくことをオススメします。

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コラム筆者:カズコーチ(野球動作指導のプロ/2010年〜)
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