決して十分ではない少年野球のコロナ対策とプロ球団の現実

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対立が激化してきたメジャーリーグと保険会社

2020年は野球界ももれなくコロナウィルスに苦しめられた1年となりました。この記事を書いているのは12月ともう暮れになってきているわけですが、コロナウィルスは終息するどころか、まだまだ猛威を奮い続けています。日本国内でもコロナウィルスによる死者の数は日に日に増えています。

プロ野球に目を向けてみると、今季は試合数が大幅に減っただけではなく、大半の試合が無観客や、5,000人程度の観衆となりました。球団運営としては当然大赤字だったはずです。選手の年俸を支払うことだって簡単ではないはずです。

日本のプロ球団は公にはしていませんが、プロスポーツやコンサートなどの興行は必ず保険をかけて行われます。例えばメジャーリーグの場合は「全リスク対応型」の保険に入っているため、通常で考えればコロナウィルスによる損失は保険によって補填されるはずです。

しかし保険会社は「全リスク対応型」の保険を提供しているにも関わらず、「コロナウィルスのケースは全リスク対応には該当しない」と言い支払いを渋っており、メジャーリーグから現在提訴されている状態です。ちなみにメジャーリーグ全体での損失は30億ドル(3,000億円以上)に上るそうです。

日本球界と保険会社の間には今のところ波風なし

日本のプロ野球も当然保険には入っているはずなのですが、これまでのところ特に話題にはのぼっていませんので、もしかしたら感染症リスクは除外されているか、もしくはきちんと支払われているかのどちらかなのでしょう。

野球を離れて、これがコンサートの場合も興行には必ず保険がかけられています。例えば歌手が体調を崩したり、災害などで中止になった場合に保険金が支払われます。

しかしコンサートの場合は感染症リスクが保険対象になっていないケースが多く、コンサートを中止した興行主の多くがコロナウィルスにより廃業に追い込まれてしまいました。やはり相当な大手じゃない限りは全リスク対応型の保険に入るのは金額的に簡単ではありませんし、大手であっても加入保険が全リスク対応型ではなく、コロナウィルスによる興行中止で企業規模を縮小さざるを得なくなったメジャーレーベル(レコード会社)もあります。

日本のプロ野球の状況も、もう少しオープンになってくれると良いのですが、今のところは保険に関する目立ったニュースは見当たらないため、メジャーリーグのように、球界と保険会社の間に対立は起こってはいないのでしょう。

コロナウィルスのせいで真冬に試合をさせられる子どもたち

コロナウィルスは少年野球にも危惧を生み出しています。今年は春から秋にかけて、ほとんどの大会が中止になったわけですが、それを補う形で12〜1月に大会を行うところが多いようです。

練習に関しては冬もしっかり行うべきですが、試合に関しては冬は行うべきではありません。なぜなら野球は間のあるスポーツだからです。ピッチャーの体はイニング間ですぐに冷えてしまいますし、野手の体だって寒風の中守っていればすぐに冷えてしまいます。

しっかりと体を温めても、一度冷えてしまうと再度温め直すことは困難です。そして温まりきっていない状態で投げ続ければ簡単に肩肘を痛めてしまいます。野手にしても冷えた体で、打球が飛んできた時に急に動けば当然怪我をしてしまうでしょう。

「今年は試合ができなくて子どもたちが可哀想だった」と思う気持ちはわかります。しかしだからといって真冬に試合を行うべきではありません。

今こそプロ野球が子どもたちのために立ち上がるべき!

真冬にどうしても試合をするのであれば、そこはドーム球場を持つプロ球団が力を貸すべきでしょう。通常ドーム球場は、冬季はコンサートに使われる機会が多くなります。しかし今はそのコンサートもほとんどが中止や延期になっていますので、ドーム球場が空いている日程も少なくないはずです。

それならばプロ球団が力を合わせてドーム球場を、せめて最上級生の子たちが最後に良い思い出を作れるように提供すべきではないでしょうか。西武ドームを除いては、ドーム球場にはすべて空調設備が整っていますので、真冬でも暖かい中でプレーをすることができます。

少年野球の場合は興行(有料)ではありませんので、ドーム使用料も丸一日貸し切ったとしても数十万円、高くても百万円少々だと思います。12球団や選手会が力を合わせれば、札幌ドーム、東京ドーム、名古屋ドーム、大阪ドーム、福岡ドームのすべてを貸し切ることだって、金額的には可能だと思います。

今オフに関しては年俸や査定に不服をもらうのではなく、こんな時だからこそ、プロ野球選手たちには子どもたちに目を向けてもらいたいと願うばかりです。

コロナウィルス対策がまだ十分とは言えない少年野球

少年野球のコロナウィルス対策も万全ではありません。呼吸が深くなる運動時のソーシャルディスタンスは10mです。つまり呼吸が深くなっている時は、飛沫が10m飛ぶということです。

ワクチンが供給されれば、コロナウィルスは今までの季節性インフルエンザのような存在になっていくのかもしれません。しかし日本ではまだ当分ワクチンを接種することはできません(2020年12月現在)。来年はオリンピックをやると言っているのに、こんなにのんびりしていて良いのかな、とも思いますが、海外のような本格的な感染症対策センターを持たない日本には、色々事情もあるのでしょう。

少年野球では酸欠や熱中症を防ぐため、大人たちだけマスクをして、プレーをする子どもたちにはマスクはつけさせないところが多いようです。しかし僕は子どもたちもマスクをすべきだと思います。マラソンやスプリントトレーニングでもしない限り、通常の野球の練習でマスクによって酸欠になることはほとんどありません。

酸欠が心配であれば、10分や15分に1回ノックなどの組から外れて、深呼吸休憩を取れば良いのです。熱中症に関しても汗で濡れると冷たくなる生地でできたマスクが普通に売られていますので、そのような繰り返し洗って使えるスポーツ用のマスクを使えば通常は問題ありません。

コロナウィルスが変異した時、今の少年野球の対策のままではダメ!

現在日本に蔓延しているタイプのコロナウィルスのままであれば、子どもたちはほとんどのケースで無症状かもしれません。しかしウィルスは体内で、タンパク質によって変異をしていきます。変異した時に子どもたちに症状が出始めたら?無症状であっても家族に40代以上の症状が悪化しやすい世代がいたら?60代以上の重篤化しやすい世代の家族がいたら?

そう考えるとやはり、呼吸が深くなるプレー中こそマスクをすべきだと思います。ちなみに1,000〜2,000円程度で、息苦しくならないようにするバルブがついたスポーツ用マスクも売られています。こちらも洗って繰り返し使えるタイプですので、ぜひ探してみてください。

バルブ付きのスポーツマスク
ちなみに僕もゴーグルと共に愛用しています!

1年後には、コロナウィルスを恐れることなく生活できる状況に戻ってくれると良いですね。そのためにはワクチンができるまでの間は、もう少しみんなで協力し合っていきましょう!

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コラム筆者:カズコーチ@プロの野球コーチ
プロ野球選手の個人指導(主にパ・リーグ)経験も豊富!肩肘を痛めずパフォーマンスを向上させられる指導法が好評!

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