プロ野球選手の間で人気沸騰中のマニモタスティック

 

今回ご紹介したい野球アイテムは、マニモタスティックです。みなさん聞いたことありますか?マニモタスティック。アメリカではパインタールスティック、もしくはパインターと呼ばれることもあります。それとヒッコリーというのもありますね。

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メジャーリーグ中継をよく観る方であれば、もしかしたら見たことあるかもしれませんね。マニモタって何者かと言いますと、バットの滑り止めです。筒状になっている紙を剥がしていくと、リップスティックのようにオレンジ色のマニモタが姿を現します。そのマニモタをグリップにゴリゴリと擦り付けるんです。

日本では滑り止めといえばスプレータイプが主流ですが、スプレータイプよりもずっとグリップ力が強くなります。しかもスプレータイプのようにいつまでもベタベタするのが続きません。スプレーって、グリップに吹きかけても実際にグリップに吹きかけられているのは一部だけなんです。ほとんどはグリップに当たらず無駄になってしまっています。しかしこのマニモタスティックはまさにリップスティックのように、1mmも無駄になることなく最後まで使い切ることができます。

1本2500円くらいするんですが、スプレー5〜6本分と同等の回数を使うことができます。スプレーはたぶん1本1000円弱はすると思います。ですのでコスト面でもマニモタの方が優れているんです!

プロ野球選手の中にもこのマニモタを好んで使う選手が近年は増えていて、中には試合用に大量購入している球団も複数チームあります。確か日本で最初に大量購入したのは阪神タイガースだったと思います。

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筒の中はこのような感じになっています。このオレンジ色の部分をグリップにゴリゴリと擦り付けるわけです。商品説明では一応金属バットにも使えることになっているんですが、個人的にはグリップテープが巻かれている金属バットでの使用はあまりオススメしません。と言うのは、ゴリゴリと擦り付けますので、グリップテープが剥がれてしまうことがたまにあるんです。ですのでグリップテープが巻かれていない木製バットで使用するのがベストだと思います。でもグリップテープをそれほど気にしないようでしたら、もちろん金属バットで使ってもらってもオーケーです。

最後にもう一度お伝えしますが、グリップ力はスプレーよりもマニモタの方がずっと上です。今はまだ、一般のお店では滅多に目にすることはできません。都内だと、僕が購入するのは下北のベースボールマリオさんです。大手スポーツ量販店ではまず取り扱っていないと思います。ですので購入の際はベースボールマリオさんのような野球専門店や、ネットショップをご利用ください。

コラム著:カズコーチ
プロ野球選手の動作改善サポート・データ分析・自主トレサポートをメインに、アマチュア選手の個別ZOOMレッスンも行うプロフェッショナルコーチ