まずこちらの写真をご覧ください。これはディッピングしている瞬間を撮ったものです。TeamKazオンライン野球塾ではこれまでもディッピングはすべきではないと言い続けてきましたが、今回もその続きとして書き進めていきたいと思います。
ディッピングというのは写真のように、軸脚の膝を90°近くまで曲げてしまう動作のことです。この動作を取ってしまうと色々なデメリットが生じてきます。ステップ幅が狭くなりやすい、接地後の非軸脚がぶれて制球力が低下しやすい、エネルギーが一度地面に向かってしまい球速が低下してしまうなどなど。
その中でも今回は、体重移動について書き進めてみたいと思います。ディッピングをしてしまうと、体重移動がスムーズに行きにくくなります。体重移動という動作は、ベタ足では絶対にスムーズに行うことはできません。しかしディッピングしてしまうと、軸足は完全なベタ足になってしまいます。これによって体重移動がスムーズに行かなくなるのです。
どうしても軸脚側に体重が残ってしまうという選手は、ディップして投げている場合が多くなります。軸脚に体重が残ってしまうということは、残った分だけボールに込められるエネルギーが減るということになり、球威球速は低下してしまいます。すると球速が上がらないことを何とかしようとしてしまい、腕力に頼って投げ始めてしまうのです。
また、重心がお尻側に行きやすくなり、そのバランスを取ろうと上半身が前傾し、結果的に体側のラインが写真のようにジグザグになってしまいます。この状態ではもちろんエネルギーを効率良くボールに込めることはできなくなります。
ディップしないためには、写真のタイミングで軸脚膝の曲がりは30°くらいにとどめられるようにしてください。これは歩いている時の膝の曲がり具合とほとんど同じです。これくらいの曲がり具合にしていけば、体重移動はスムーズに進んでいくはずです。
でも、もしそれでも体重移動がスムーズに行かないという場合は他に原因があると考えられます。ぜひTeamKazオンライン野球塾のコーチングを受け、その原因を的確に見つけ出し、改善を目指してください。みなさまからのご相談、毎日受け付けておりますのでお気軽にお問い合わせください。
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コラム筆者:カズコーチ(野球動作指導のプロ/2010年〜)
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